迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

[各駅停車で南へ]その78・ありがとう

2007年04月23日 | 旅する。
4月23日

一夜明けて、選手たちはそれぞれ旅立って行った。

千尋選手は、トライアスロン大会記念ボトルをわざわざ宿にプレゼントして置いていってくれた。

「夢だったんですよ、こうしてみんなでゴールするのが」

沖縄らしく、いつも飄々と笑いの絶えない楽しいひとが、しみじみと喜んでくれた。

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千尋選手は「ギリギリ滑り込みですよ」とか言っていたのに、制限時間の1時間以上も前に陸上競技場に入って来て、すでに呑み会状態だった我々はあやうく最後の併走に間に合わないところだった。(応援部隊はゴールまで走る一瞬に賭けているのだ)

完走が目標の選手たちはこの時間帯に続々入って来る。脚をさすりながら、あるいは立ち止まってまた走り出し、片足を引きずりつつ。

三線を抱えて千尋選手とゴール(というか、その直前まで併走)した後に、とある選手たちからお礼を言われた。あのバイク2周目の坂道のカチャーシー応援で、とても元気が出たと、わざわざ伝えに来てくれたのだ。

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選手たちは二人とも何度もありがとうと言ってくれたけど、お礼を言いたいのはむしろ、こちらの方である。

ありがとう、いいものを見せていただきました。



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