迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【沖縄2011秋】014・珊瑚、グルクン、交通事故。

2011年09月26日 | 旅する。

926日 月曜日 伊良部島

朝、シャワーを出たところで派手に転んだ。そして、洗濯に洗濯を重ねて着るものがなくなり、ラッシュガードと海パンになる。これが変に見えないのが離島のいいところかも。

ちかこさんが原付で白鳥崎の入江ポイントへ行ったそうで、ゆうきにぃにぃが率先してきゅうやさん、まえちゃんと追いかけて、シュノーケリングをする。

 

港へ見送りに行く。

ゆうきにぃにぃが飛ばしてくれてぎりぎりで間に合ったが、あらえファミリーはすでに船室内に入っていて、飛び込みできず。

アギャーで昼食、私はソーキ汁定食、1100円。他の面々はそれぞれミーバイ煮付け、イカスミ汁、ハラガー、宮古牛汁、カツ丼と。

港にアギャー漁の船が帰っていた。源さんが船に満杯になったグルクンを見せてくれた。

龍ちゃんツアーで明日船を出すという。のっかる。「明日930分びらふやーピックアップで」。

びらふやーに戻る途中、通称イグアナ岩からウミガメのいる珊瑚礁を見下ろす。

 

きゅうやさんとシュノーケルに行くことになり、軽トラックを借りる。中の島すぐ南、池や洞窟が多いポイントだが、道は途中からやぶこぎになり、トゲトゲで指を痛める。洞門をくぐり、荒波押し寄せる入江から入る野趣あふれるアプローチから海へ。

 

地形が面白い。ダイバーたちのツアーは洞窟を通り抜けて行く。

びらふやーに戻ったら、機材を洗う間もなく、にぃにぃの車であおちゃんの見送りへ。急いだので、財布も携帯もカメラも持たずに乗ったのだが、実はそれからが長かった。

港での見送では源さん、雷太(ふんどし)、タナ、まえちゃんが飛び込んだ。その後、にぃにぃがクルマでツアーに連れていってくれた。牧山展望台ではサシバが922日から来ているそうだ。さらに来間大橋も池間大橋も建設中の伊良部大橋も下地空港も見える伊良部島最高地点へ。

まるで北海道の草原のような原っぱでは、まえちゃんのジャンプ写真を演出する。

渡口の浜には高波が寄せていて、サーファーらが台風の高波目当てで来ていた。

 

そして交差点で事故に遭遇する。レンタカーとトラクターが出会い頭にぶつかったのだが、トラクターのおじいは「大丈夫?」とレンタカーのドライバーに怪我がないことを確認すると畑へ行ってしまった。

狼狽するレンタカーのドライバーは韓国からの留学生パクさんで、宮古島の民宿でクルマを借りたそうだ。ここでまえちゃんが「通りすがりの前田ですが」と代わりに宿に電話して事情を説明する。事故現場ではおばさんがサーターアンダギーを差し入れてくれた。「お祝いの余りだから食べて」。

そこに、 巨大なガーラ(ロウニンアジ)を釣り上げた人が帰ってきて、24kgを解体する。なりゆきで、刺身をご馳走になる。

歩いてすぐの駐在所から警官が事故検分にやってきた。事故の当事者であるトラクターのおじいにも状況を聞かないといけないが、小さな島でみんな知り合いなので「もうすぐ戻ってくるさ」と言っていたら、ちょうど帰ってきた。

刺身を食べながら事故処理を眺める。かなり奇妙な状況だが、島の人たちは動じない。当事者のパクさんを心配させず、動揺させないように、本人をわずらわせることなく、事はすすんでいく。

結局、国際免許証を本省で確認するために時間がかかるそうで、パクさんは宮古島に戻る船に間に合わず、伊良部島宿泊が決定したが、民宿経営者の親戚に連絡がついて伊良部島で泊る手配がもうできていた。離島のネットワークは素晴らしい。

きれいな夕焼けが空を覆う。こういう時に限ってカメラを持っていない。心のシャッターを押すがメモリーがなくなりそうだ。

ビール、刺身をごちそうになった上に、「煮付けにしてね」とアラを大量にもらう。いいのかな。とりあえず19時過ぎに辞去してびらふやーへ。流れでパクさんもびらふやーで夕食会に参加することになる。

 

今晩の夕食はスペシャルで、ピザに豆乳クリームパスタなど、源さんからはマグロ刺身が差し入れられた。

三線で歌うことになり、数曲やってからスーさんと「あの歌」を三線とギターでセッションする。雷太ジェンベも加わり、非常に盛り上がる。

今夜も星がきれいだ。


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