毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「台風時、自治体避難所がホームレスを排斥する社会を考える」No.2453

2019-10-16 10:58:13 | 日本事情

 昨日寝込んでしまいました。

それは風邪を引いたせいばかりではありません。

この台風災害について、

・とんでもない規模のが来ると分かっていたのに、アベ首相は「各関係閣僚に指示をした」と言うだけで、自分はラグビーに執心していたこと、

・自民党の二階幹事長が「まずまずで収まった」と言い放ったこと、その後も「被災された皆様に誤解を与えたとすれば、表現が不適切であったと考えております」 「不適切であったと言っているわけですから、それはその表現を続けて、重ねて発言しようと言っていることではないでしょ。それでいいんじゃないですか」と謝罪もせず、ふんぞり返っていること、

・東京台東区が避難所に緊急避難してきた社会で最弱者の家のない人、住所を持たない人を拒絶したこと、それを「税金払っていないから当然」、「臭いからしかたがない」とSNSで肯定する声が多くあること、

・日経新聞が「国頼みの防災から転換を。台風に備えるのも自己責任」という趣旨の記事を書いたこと、

日本の政治の冷酷さと、

メディアの無責任さと、

日本に住む人々の偏狭さを示すこれら全てに

胸が塞がったのです・・・・・・。


私たちは戦後の日本の歴史の中でも

特筆すべき不寛容の時代のただ中に居ることは確かです。

「今だけ、金だけ、自分だけ」ではない視点を持つこと、

どの時代でも、社会に生きる一人ひとりの人間に問われてきたのは

この事だと思います。

子や孫は次の歴史の代表として私に聞くでしょう。

「その時、あなたは何をしたのか」

   ♪ 歴史がわたしを問い詰める    

     青い空の真下で~~ ♪     

はあ~ 

 

今日のハフポストJAPANに、

「なぜ弱者を叩く社会になったのか?―相模原事件から考えた不寛容な時代」https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5da51997e4b01c76560b90c6?ncid=newsletter-Japan%2020191016&utm_campaign=newsletter_Japan%2020191016

という雨宮処凛(あまみや かりん)さんへのインタビュー記事があり、

共感とともに時代への危機感を持ちながら読みました。

(人々はなぜもっと広い視点で考えないんだろう?)

こんな疑問は無意味かつ愚かで、

ひたすら政権を取るしかないのでしょうか。

人々は、いつも与えられた箱の中で蠢いているだけなのでしょうか。

雨宮処凜さん

大槻書店

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