環境に働きかけ、
そこから恵(めぐみ)を得る自然の再生産営為が「農」であり、
人間が生きていく上で欠かせない食を保証するものです。
まさに「農は国の大本」であります。
にもかかわらず、現在、日本国政府は何をやっているのでしょう。
コロナ禍で生乳があまったからと廃棄させ、
さらに飼っている牛を一頭殺せば15万円補助金支給すると。
酪農家が乳牛の血液とも言える生乳を泣きながら廃棄し、
毎日病気にしないよう大切に世話してきた牛までをも
殺す状況がこの間日本で続いてきたことです。
酪農家の心をえぐる無慈悲なやり口です。
そんな残忍な政策を酪農家に強いて、
日本政府は何と、外国から乳製品を輸入しているというのです。
1995年、ウルグアイラウンド合意に基づく(義務ではない)協定に従い、
毎年国内の乳製品の過不足に係わらず、
カレント・アクセス枠13万7000トンを輸入し続けてきて、
今年も例年通りの量を外国から買っているのです。
国内で酪農家の血と汗と涙の生乳を捨てさせ、
牛を殺させている、まさにその時に。
何それ?ふざけるなや、おまえ、どこまで国民バカにしとんねん。
と、関西弁の強力罵りパワーを発動してしまうくらい腹が立つ
JAPANESE 腐GOVERNMENT。
育てられ、成牛となった牛の顔が悲しい……。
その牛乳生産抑制策が、またもや乳製品不足という事態を招いているのを、
Toshihiko Yoroizukaシェフが、料理人の立場で
一週間前の8月16日に次のように書いていました。
(Toshi Yoroizukaフェイスブックより。上の牛の写真も同様です)
X(ツイッター)でカレント・アクセス枠についての画像を見つけました。⤵
我が人生で何千回もしてきたごまめの歯ぎしりを
またも繰り返していたところ、
下の動画に遭遇し、
藤井聡さん(京都大学)と鈴木亘弘さん(東京大学)の対談を聞いて、
ちょっと元気になりました。
やっぱり、言葉は人の心に入ったとき確実に影響力を発揮しますね。
私の関西弁の悪口(赤文字)は、この動画の影響です(笑)。
今回のブログタイトルもこの対談中の藤井聡さんの言葉をお借りしたものです。
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表現者クライテリオン特別シリーズ「農を語る」始動 第一回ゲスト:鈴木宣弘教授
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