日記

Hajime

夢がひどい

2013年05月07日 | Weblog

雑誌「IMA」を読む

写真は世界を旅する、
Watching Humans Watching,
その先の未知なる風景を求めて、
時間の流れを写真に閉じ込める

そういう心にひっかかるフレーズがあった

ヴィヴィアン・マイヤーの見ているだけで泣けてくる彼女の写真もあまりに素敵だったのだけど、
特集の旅に関する写真についてもとても腑に落ちた

写真を撮る人は、見ている人だと思う
写真を撮るということは、そこにある光やその逆をただ見ている行為なのだと思う

それが性なのだと思う

そして新しいそれらを求めて旅をするのだと思う
遠く離れた灼熱の砂漠や見たこともないような建築や人々の生活や懐かしい故郷を



それから米子あたりや砂丘や松江あたりをうろついていた
砂丘は言わずもがなフォトジェニックな場所で、ともすれば時間など忘れてしまいそうな所で、
大自然を目の前にすれば今も昔も変わらずに老若男女目を輝かせ、じじいは若返り、ばばあは飛び跳ね、ガキはでんぐり返し、若者は息せき切って砂の壁を駆け回る
普段閉じ込めているような輝きをちりちりの砂の集まりに受け止めてもらうかのように、それはただの石が砕けて水と風にさらわれた集合体に過ぎないのにも関わらず、その小さなつぶつぶの集合に輝きをさらけだしながら踊るのである

植田正治はすごい

ただそう思った

篠山紀信曰く「写真は時の死の立会人」

とても美しい砂丘に群がる光景だったと思う

知らず知らず楽しくなっていた


新しい風の旅人がもう少しで発刊される
これも楽しみ
編集長からのメールが内容と同じく丁寧で、次号も心待ちにしている



そういう今日この頃悲喜交々
それ以外に特に関心がない