オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

ONKYO TW3001

2017-09-21 22:10:17 | スピーカー評価
今回は、9/13にアップした2405H のインパルス応答の極性のところで、2405Hに変えることの意義のあるのは、ONKYO TW3001位ですと挙げたツイータについてです。

 ■1)ONKYO TW3001
 以下、オーディオ・シェアリングから引用・加筆します。
 ”数多くのユニットで構成されているオンキョーのSCEPTERグループ・システムスピーカーの最高音を受持つ製品として開発されたのが、このTW3001で、同社のトップモデル4ウェイ大型フロア型SCEPTER500(1978年頃58万円(1台))にも採用されているユニットだ。ホーン開口径はφ45mmと小さく、スーパートゥイーターらしい外観をもっている。ダイアフラムはジュラルミン軽金属製で、磁気回路はφ30×20mmのアルニコ系マグネットを使った内磁型構造で14、000ガウスの磁束密度を得ている。
 スペックは、下記。
 ■インピーダンス:8Ω■最大入力20W■再生周波数帯域:5k~35kHz■出力音圧レベル:98dB/W/m■磁密:14500Gauss■AlNiCo磁石■外形寸法:W80×H80×D107mm■重量:1.08kg■価格24,000円

 ■2)ONKYO TW3001に関する雑誌記事 ’78年2月のラジオ技術
 先ずは、音特を載せていたラジオ技術は、下記。ツイータのトップで登場。

 2KHzから音圧データがありますが、左上を見ると真正面だと、ほぼ5KHzから20KHzまで98dbでフラットです。30度の斜めになりますと、20KHzで6dbダウン、60度の角度なら20dbダウンするという指向性があります。下段のグラフは高調波歪ですが、2ndは普通ですが、聴感に影響する3rdが非常に小さく、JBL2402と同レベルで、6.5万円のテク二クス10TH1000より若干低いです。因みに、テクニクスのデータを下記しますが、音圧の指向性に注目。ありえない位30度、60度がフラットです。でも、リーフ型は、スコーカがホーンの場合は繋がらないから結局ホーンツイータに戻したと言う人もいます。リボン型もそういうケースがあるようです。


 ■3)ONKYO TW3001に関する雑誌記事 ’79年1月の”無線と実験”
  ツイータのトップで登場。上記ラジオ技術でもトップでしたが、当時のこのユニットの立ち位置が判ります。
 これは、当時の高級ツイータを比較試聴していました。評価順に、TW3001(2.4万円),コーラルH-100(3.2万円),ALTEC 3000(26800円)H、JBL2405(3.7万円)、エレクトロボイス T35(20200円)です。TW3001の記事を□で囲んでいます。

 注目すべきは、たたく音のアタックが一番はっきり決まるタイプで実に鮮明な音でしたという傳さんのコメントです。シンバル系のアタックのエネルギー感がはっきり出てどちらかといえば硬質な部類に入る音質とも傳さんは言っています。詳細は見て下さい。次は2405の記事です。2405Hが出る前ですが、2405でも参考になります。

 ここで注目すべきは、傳さんのコメントで、”アタックは決まっている方ですよ。オンキョーTW3001を一番とすると、2番という感じです。”ということで、TW3001がアタックが一番という評価です。アタックにはやはり一番なんだ。

 ■4)TW3001を入手したい
 実は、9/13に2405Hのインパルス応答の極性をアップした時に、最後に2405Hに変えるとしたらTW3001しかないと書いたが、その直後に、ネットを見ていたら、ヤフオクで半年に1回しか出なかったTW3001が中古店の広告に1個でしたが、出ていました。これは何かの運命だと勝手に思いました。勿論ポチッタのは言うまでもありません。近々特性を測って、アップする予定です。現状の2405Hは、5dbのアッテネーターを付けて、100dB/W/m の音圧で使っていますが、TW3001は、98dB/W/m ですので、アッテネーターが不要で音を汚す抵抗が省けるというメリットがあります。しかし2db足りないが、まあこれは聴いてみてからですね。

 □5)ダイヤフラムは、ドーム状か?
 これは、カットモデルの写真が以下のURLにあった。
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/scepter500.html
 この写真から、ジュラルミンのダイヤフラムは、ドーム型と思われる。
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サウンド・ドライバーの特性のPCによる差 (旧:9/23に更新記事あり)

2017-09-21 09:24:35 | サウンドボード
 今回は、サウンド・ドライバーの特性のPCによる差についてお話します。それに気づいたのは、2009年製のDELL Vostro V13で採ったループバックが、17KHz辺りからFFTが低下していたので、こんなものかと思っていましたが、2010年製のレッツノートCF-S10 のループバックが、20KHzを越えた辺りから低下しているという差があることに最近気付いたからです。

 ■1)ループバック特性のPCによる差
 これを比較したのが、以下です。

 全てループバック特性を見たものですが、左側が、サインスイープのFFT、右側がインパルス応答のFFT、上段が、今までづずっと使っていたDELL製PC(2009年製)で、右側が、今年の6月11日から使い出したパナソニックのレッツノートCF-S10(2010年製)のデータです。左側のサインスイープのFFTでは、17KHz辺りからFFTが低下しています。右側のインパルス応答のFFTも同様です。6/12にハンテックのUSBオシロを上げた時に、WGのパルス幅が70μS位で形は三角波で、三角波と考えた場合の周波数でいうと14KHz位で、インパルス応答のFFTが17KHzで低下しているのは、WGのパルスが立ち上がりが鈍っているからだと記載したのはとんでもない間違いで、単にDELL製のPCのサウンド・ドライバーのVerが古く、特性がしょぼかっただけでした。エフ様に謝らねばなりません。申し訳ありませんでした。

■2)特性差がでる原因の推定
 この差は何かと推定しますと、サウンド・ドライバーの会社は、Realtec High Definition Audioで同じなのですが、製造年がDELL製PCは2009年、レッツノートCF-S10は2010年製と1年の差があります。具体的に比べると、

 DELL Vostro V13 サウンド:Realtec High Definition Audio 2009/10/13、 ドライバーVer.6.0.1.5958 プロバイダーAndrea Elect. Co.ファイルVer.1.0.32.9

 レッツノートCF-S10 サウンド:Realtec High Definition Audio2010/10/26、ドライバーVer.6.0.1.6230 プロバイダーAndrea Elect. Co.ファイルVer.1.0.64.10

 となります。ドライバーのVerもPCの製造と同じく、ほぼ、1年の差があります。DELL製PCは、内臓マイクもあり、WG・WSの動作も全くスムーズですので、ずっと使ってきました。レッツノートCF-S10は、内臓マイクがない為なのか、WG・WSもミニジャックを刺していない場合は、動作がストップしてしまうとか使い難い面があったのですが、高域特性面では優れているので、マイク等は抜かないとかの使い方のポイントが判った6月11日以降は、主にレッツノートを使っています。よく言いますが、PCは新しいものの方が良いですね。少なくとも、Realtecの2010年10月26日以降のVerなら20KHzまでインパルス応答でフラットな特性で評価できます。

 ■3)サインスイープとインパルス応答
 サインスイープのFFTを採る時には、20Hzから20KHzまでを成るべく精度が高くなるように、20秒でスキャンしています。従って、過渡的な情報は全く入っていません。静止的な情報を見ているということになります。対して、インパルス応答のFFTは、1パルスで20Hzから20KHzまで一瞬(正確に言うと、35μS)で出ますので、過渡的な応答が見れているということになります。位相情報も含まれているということも言われていますが(これは良く理解していません)、インパルス応答が瞬間的なパルスの集合体である音楽の応答を最も正しく表していると思います。

 ■4)話題は変わって
 昨日、彼岸のお墓参りで、京都に行ってきました。その際、西山霊園から京都方面へ9号線を下って車で5~10分位行った所に、"ベイビー・フェース・プラネッツ”というレストランがあったので、入りました。

 日替わりランチが平日880円で、ドリンク・バーとスープ・バーも簡易ですが付いているというお得なランチでした。(オムライスと鳥カラとガーリックの効いたスパとサラダ)

 ボリュームもタップリで、最初デザートを頼もうと思っていましたが、止めました。前は、980円の海鮮ピラフを食べましたが、これもしっかり味が濃く付いて美味しかったです。薄味がお好きな方には、ちょっとかもです。近くに御寄りの際は、一度立ち寄っても損はしません。
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