time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Luxembourg 2011 / ギヨーム広場の朝市 : フラワー編

2011-05-17 | Luxembourg

ギヨーム広場 [Place Guillaume II] の朝市、フラワー編です。
ギヨーム2世の騎馬像のうしろに、カラフルな鉢植えの花が一面に並んでいます。



おじさん、何を探しているのかな・・・?


色とりどりの春の花、パンジーです。


シュッとしたスリムなチューリップ。なんかつぼみがちっちゃくて、可愛さ倍増です。


ん?これはもしや? そう、ネコヤナギです。
でもこれが売られていたのは、花屋さんではなく、ソープやバブルなどのバス用品が並ぶ屋台の横にありました。
日本では生け花に使っているのを見たことがありますが、ヨーロッパでの使い道は何なのでしょう・・・。
 

Luxembourg 2011 / ギヨーム広場の朝市 : 野菜編

2011-05-15 | Luxembourg

ギヨーム広場 [Place Guillaume II] の朝市、野菜編です。

まずはパセリ。私たちが日常よく目にするパセリと比べると、少し茎が長く、どちらかと言うとコリアンダーっぽいです。


面白い形をしたトマト。まるでカボチャみたいです。


日本の食卓にはあまり馴染みのないアーティチョークです。和名ではチョウセンアザミと言うのだそうです。
キク科の植物で、この若いつぼみが食用となります。イタリア料理によく使用されています。


束になったラディッシュです。丸みのあるのはよく見ますが、細長くて先端が白くなっているのが、ちょっと可愛いです。


レタスの一種でしょうか・・・。とっても新鮮そうです。


色とりどり、カラフルなパプリカ。ツヤがあって美味しそうです。
 


でっかいカボチャと、籠いっぱいのマッシュルーム。
 

赤いセロリかなと思いましたが、ルバーブというダイオウの一種です。(値札でわかりました)
ヨーロッパでは、この茎の部分をジャムにしたりパイの具にしたりします。
 


Luxembourg 2011 / ギヨーム広場の朝市 : フルーツ編

2011-05-12 | Luxembourg

ギヨーム広場 [Place Guillaume II] では、毎週水曜日と土曜日に朝市が開かれ、市民の台所として賑わいます。
広場一面に屋台が並び、新鮮で色とりどりの野菜や果物が売られています。

トラックが屋台になってビッシリ並んでいます。


日本ではあまり見かけないフルーツもたくさんありました。左下のフルーツは “poile”、洋梨です。


手前のカゴに入っているのは、何なのでしょう・・・。


白い洋梨もあり、いろんな種類の洋梨がたくさん。


どの屋台も、洋梨とリンゴが多い気がしました。この洋梨は、形がいいですね。


下がシュッとした、美しくてみずみずしいリンゴです。んー、美味しそう!


そう言えば、何故かどの屋台にもバナナがありませんでした。


大好きなフランボワーズ(ラズベリー)がいっぱい!


他にもいろんな種類のベリー系フルーツがたくさん!



【プチ情報】
朝市は、だいたい午前8時頃から午後1時頃までやっています。水曜日か土曜日にルクセンブルクに居る方は、是非訪れてみて下さい。

Luxembourg 2011 / ギヨーム広場

2011-05-11 | Luxembourg

歴代のルクセンブルク大公の名が付いた、ギヨーム広場 [Place Guillaume II] です。
とても綺麗に整備されたこの広場には、市庁舎 [Hôtel de Ville] やギヨーム2世の騎馬像があります。

左側が市庁舎で、騎馬像を挟んで右奥の建物の1階に、ツーリスト・インフォメーションが入っています。


ギヨーム2世 [Guillaume II] は、第2代オランダ国王でもあり、オランダ語ではウィレム2世 [Willem II] と呼びます。ちなみに、英語ではウィリアム2世 [William II] です。
ルクセンブルクとオランダの同名君主連合は、1890年まで続きます。
 

普通、広場にある像は、広場を見守るかのように広場側を向いていることが多いのですが、ギヨーム2世は大公宮殿 [Palais Grand-Ducal] の方を向いています。左の写真の左奥に見えるのが、大公宮殿です。
 

大公宮殿側から広場を見ると、こんな感じです。


Luxembourg 2011 / 大公宮殿

2011-05-08 | Luxembourg

ルクセンブルクは、世界唯一の大公国です。
これは、現在迎賓館や大公執務室として使われている、大公宮殿 [Palais Grand-Ducal] です。
現在の君主は、2000年に即位したアンリ大公 [Henri de Luxembourg] です。
この殿下、皇太子の頃から国民にとても親しまれているようで、風景のポストカードに混ざって、殿下ひとりのやお妃と一緒のポストカードがたくさん売られていました。

よくある宮殿は、門をくぐると建物までの距離がかなりある広い敷地ですが、この大公宮殿はかなりこじんまりしていました。
門には、ルクセンブルク大公国の紋章が輝いています。
  


正面入口には、両脇に衛兵が常駐しています。どこの衛兵さんもそうですが、微動だにしません。
 

宮殿の裏側は、比較的地味でした。
 

Luxembourg 2011 / 二層構造の街

2011-05-03 | Luxembourg

世界中で現存する、たったひとつの大公国(大公の称号を持つ君主によって治められている国)ルクセンブルクは、神奈川県と同じくらいの大きさの小さな国です。
そのルクセンブルク大公国の首都ルクセンブルクの旧市街は、深い渓谷と要塞によって高地と低地に分かれた複雑な二層構造になっていて、世界遺産にも登録されています。

高低の差は激しく、高い石橋の上を列車が走ります。


アルゼット河 [Alzette] が流れる低地は、グルント [Grund] と呼ばれる地区。
緑溢れる自然が広がっています。
 

Otranto 2010 / のどかな海沿いの街

2011-04-30 | Italy

オフ・シーズンのこの街は、本当にのどかで静かでした。
でも、多くの人が訪れる夏の間は、海は海水浴客で溢れ、道路も車が渋滞するのだそうです。
こんな静かな海は、この季節ならではなのかも知れません。

オートラント港 [Porto di Otranto] には、たくさんのヨットや船が停泊していました。


夕方近くになり、沖から船が戻ってきました。


駅への道を戻っている時、ここに来た時にすれ違ったオート三輪に再会しました。
行きに見た時の荷台はカラッポだったので、あの時は仕入れに行く途中だったのでしょう。
オート三輪は、移動八百屋さんでした。


ふたりのおじいさんがお店番。


バールでカプチーノ。バリスタは、カッコいいおばさんでした。


気持ち良さそうに熟睡しているわんこと、カメラ目線のおすましわんこ。
 


薄茜色がキレイです。




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南イタリア・プーリア州の街は、ひとまずここで前編終了とします。
来月は、先日行ってきたルクセンブルクを紹介します。

Otranto 2010 / チェントロ・ストリコ

2011-04-25 | Italy

イタリア最東端の街、オートラントのチェントロ・ストリコ [Centro Storico](歴史的中心地)は、こんな感じです。
今日は、写真中心でチェントロ・ストリコの風景をお届けします。

この先の道を進んで行くと・・・


オレンジが生っていました。


アーチの上はどうなっているんだろう・・・。


インマコラータ通り [Via Immacolata] には、バールやレストランがたくさん並んでいました。


迷路のよう細い路地がたくさん。あまりにも細いので、バットレスが壁と壁を支えています。
 

Otranto 2010 / 夏期限定の教会

2011-04-22 | Italy

オートラントのチェントロ・ストリコの中心に、夏の間だけ一般公開されるサン・ピエトロ教会 [Chiesa di San Pietro] があります。
イタリアには僅かしか残っていないビザンチン様式の歴史ある小さな教会で、内部は一面フレスコ画で覆われています。

外にあったフレスコ画の案内板です。(私が訪れたのは冬期だったので・・・)


サン・ピエトロ教会は、少しわかりにくいところにあります。
近くにアラゴン家の城 [Castello Aragonese] があるので、まずはそれを目印に行きます。
これが、アラゴン家の城。中は見学できます。


城に突き当たる道を少し戻ると、ポポロ広場 [Piazza del Popolo] があります。そして、その広場の端にある階段を上ります。
この階段からの道は、サン・ピエトロ通り [Via S. Pietro] という名が付いています。


階段を上りながら細い路地を進みながら、民家の間を通り抜けるように歩いて行くと、やがてサン・ピエトロ教会の側面に突き当たります。
 

教会をぐるりと回って行くと、壁面に絡まった蔦の葉が太陽の光に照らされて輝いていました。
自転車がいい雰囲気で止められています。


教会の側面はかなり年季が入って石が黒ずんでいますが、逆側(タイトル写真)は比較的綺麗です。


Otranto 2010 / フィアットが似合う風景

2011-04-21 | Italy

私が知っているイタリアの車と言えば、フィアット、フェラーリ、アルファロメオ、マセラティ、ランボルギーニ、ランチアですが、デザインもさることながら、同じヨーロッパでもフランスやドイツ製の車に比べると、イタリア車は上品な感じがします。
このお家自体は、特に格別デザインが凝っているとかお洒落なお家というわけではないのですが、ちょこんと停められた 「FIAT500」 の後ろ姿がとっても様になっています。
こんな風景も、イタリアならではと実感したひとときでした。

Otranto 2010 / カテドラーレの中

2011-04-19 | Italy

プーリア州で一番大きい教会であるオートラントのカテドラーレは、内部の床一面に施されたモザイク画でも知られています。
それは、世界一大きなモザイク画の床で、植物と動物をモチーフにして普遍的な世界観を表現しています。
シーズン・オフだったからなのかどうかは不明ですが、私が訪れた10月末は、床の殆んどがベニア板で覆われてビニルシートが敷かれ、保護ざれていました。
また奥の礼拝堂には、オートラントの戦い(町と要塞をめぐって戦われたオスマン帝国との戦い)で命を落とした殉教者たちの骨や頭蓋骨が壁一面に埋め込まれているのですが、そこも奥まで行くことができず、残念ながら礼拝堂は仕切りで遮られてしまっていました。

「生命の木」と名付けられた、床一面を覆う身廊のモザイク画。
 

入口を入ってすぐ、内扉までの前室の床も、モザイク画になっていました。
 


天井は、金色の枠を用いた幾何学模様のモザイク装飾になっています。


風化した壁のフレスコ画。時代を感じます。


主祭壇はいたってシンプルです。


Otranto 2010 / カテドラーレ

2011-04-17 | Italy

チェントロ・ストリコに入って右奥に細い坂道を上って行くと、大聖堂 [Cattedrale] があります。
1088年に完成した、とても歴史ある大聖堂で、オートラントで見逃すことのできないところです。

ファサードの彫刻とバラ窓です。


大聖堂の前は広場になっていて、その横には古い鐘楼があります。


鐘楼の左脇の細い路地を抜けると、英雄のプロムナード [Lungomare degli Eroi] の入口がある城壁の上に出ます。
これが地上から見た入口と城壁で、この右側奥に鐘楼があります。


城壁の上からは、オートラント港 [Porto di Otranto] が見渡せます。


Otranto 2010 / 誠実な市民

2011-04-14 | Italy

なんてことはない、ただのベンチなのですが、横にあったオートラントの紋章が印象的でした。

真ん中の塔は、蛇の塔 [Torre del Serpe] と呼ばれ、オートラントの観光スポットのひとつです。
塔に絡まった黒蛇は、指導者を表します。
王冠を模った城壁を上に置き、月桂樹が覆うように囲い、紋章の底にはオートラントのモットーである “CIVITAS FEDELISSIMA HYDRUNTI”(誠実な市民、HYDRUNTI)という文字が描かれています。“HYDRUNTI” とは、ラテン語でオートラントのことです。

  

Otranto 2010 / 夏までお休み

2011-04-13 | Italy

アルフォンシーナ門 [Torre Alfonsina e Mura] をくぐってチェントロ・ストリコに入ると、メイン・ストリートは、ひっそりとしていました。
シエスタの時間ということもありますが、ここオートラントは夏がいちばん賑わうところ。なので、冬の間はしばらく眠ったように静まります。お土産屋さんも殆んど閉まっていました。
この街で夏期の間だけ手作りの陶器のお店を開いている、レッチェ在住の日本人の陶芸家さんと前日知り合ったのですが、オートラントに行くと言ったら、是非夏にも訪れてほしいと言われました。
燦々と輝く太陽と青く澄んだ海が美しいオートラントの夏を、絶賛されていました。

営業しているお店は、本当にわずかでした。


ショー・ウィンドウに並ぶ、レッチェ石(石灰岩)で作られた彫刻の置物。


お土産屋さんは閉まっていても、イタリア人には欠かせないエノテカ [Enoteca] は開いています。
エノテカとは、ワイン・ショップのこと。グラス・ワインが飲めるお店もあります。



赤●がオートラント、青●がレッチェです。


Otranto 2010 / アルフォンシーナ門

2011-04-09 | Italy

オートラントのチェントロ・ストリコ [Centro Storico](歴史的中心地、旧市街)への入口は、このアルフォンシーナ門 [Torre Alfonsina e Mura] です。
中世の時代、統治の中心だった王家、アラゴン家を記念して作られました。

イタリア一綺麗な海と言われている、穏やかで澄んだ青い海を左に見ながら、海岸線を歩いて行きます。
 
 

やがて、英雄のプロムナード [Lungomare degli Eroi] という名の付いた広ーい空間に出ます。
散歩道と言うよりは広場と言うほうが当てはまります。
 
 

英雄のプロムナードに建つ “英雄とオートラントの殉教者の像” [Agli Eroi e al Martiri Otrantini]。
 

この先がチェントロ・ストリコです。


アルフォンシーナ門側から英雄のプロムナードを眺めてみました。