time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Wien 2008 / 絶世の美女シシィ

2009-07-30 | Austria

CS放送のミステリチャンネルで放送されている、オーストリア製作のドラマ 『REX2』。
今週放送の第4話は、フォルクス庭園 [Volksgarten] が舞台です。
字幕では “市民公園” となっていましたが、その名(Volk)の通り “市民の庭園” として市民から親しまれている公共庭園です。
ホーフブルク王宮の横にある緑豊かなこの庭園には、四季折々の花が植えられ、美しい並木道の先には、シシィの愛称で知られるオーストリア皇后エリザベートの像があります。
穏やかな表情で座っている真っ白な像は、絶世の美女と言われたシシィの、可憐で美しい姿を象徴しているようです。


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Paris 2009 / ラデの風車

2009-07-29 | France

19世紀後半にパリ市になる前は田園風景だったモンマルトルには、かつてたくさんの風車が立ち並び、小麦を挽いていたそうです。
これは、現在残っているふたつの風車の内のひとつ、ラデの風車 [Le Moulin Radet] です。
今ここは 「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」(Moulin de la Galette)というレストランになっていますが、実はこの近くにあるもうひとつの風車の名前がムーラン・ド・ラ・ギャレットなので、紛らわしいのです。


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Paris 2009 / 天使のダンス

2009-07-27 | France

一般にはオペラ座 [l'Opéra)と呼ばれている、パリのガルニエ宮 [Palais Garnier] は、外観も内装もたくさんの彫刻で飾られています。
これは、1875年の落成時に正面右端にあった、当時を代表する彫刻家ジャン=バティスト・カルポー [Jean-Baptiste Carpeaux] 作の “ダンス”[La Danse / The Dance] です。
実はこれはレプリカで、フランスを代表する俳優のジャン=ポール・ベルモンドの父親ポール・ベルモンドによって、1964年に製作されました。
現在オリジナルは、オルセー美術館に収蔵されています。
タンバリンを手に妖艶に舞う天使と、その周りで踊る4人のニンフたちの姿は、躍動感に満ち溢れています。


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Praha 2008 / カレル橋塔の彫刻

2009-07-26 | Czech

プラハの街を流れるチェコ国内最長のヴルタヴァ河 [Vltava] に架かる、ヨーロッパに現存する石橋の中で最も古いカレル橋 [Karlův most / Charles Bridge] には、旧市街側にひとつ、マラー・ストラナ地区側にふたつの橋塔があります。
その旧市街橋塔 [Staroměstská mostecká věž / Old Town Bridge Tower] の東側正面2階部分には、3つの像が付いています。
中央のカレル橋の模型の上に立っているのは、カレル橋の守護聖人である聖ヴィートの像です。
向かって左の像はカレル(皇帝カール4世)、右の像はカレルの息子のヴァーツラフ4世で、それぞれ王座に就いています。
そして、カレルの横には聖ヴァーツラフの炎の鷲の紋章、ヴァーツラフ4世の横にはボヘミアの獅子の紋章が、カレル橋の模型の上にのっています。


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Rome 2008 / サンタンジェロ城

2009-07-23 | Italy

小説および映画 『天使と悪魔』 で、イルミナティのアジトとして使用され、誘拐された枢機卿が監禁されていたのが、サンタンジェロ城 [Castel Sant'Angelo] です。
映画では、この場所はセットではなく、実際に使用して撮影されました。
また、現在公開中の織田裕二主演の映画 『アマルフィ 女神の報酬』 の撮影にも使われ、ポスターにも写っています。
ローマを舞台にした映画では定番の場所で、古くはオードリー・ヘップバーン主演の映画 『ローマの休日』 にも登場します。

サンタンジェロ城は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂から歩いて10分くらいのところにあり、秘密の通路で繋がっていると言われています。
かつては教皇達によって要塞として強化され、牢獄や教皇の避難所として使用されていました。


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Melk 2008 / バロックの噴水

2009-07-21 | Austria

ドナウ河の景勝地のひとつ、ヴァッハウ渓谷 [Wachau] にあるメルクという小さな街には、ウィーン屈指のバロック建築のメルク修道院 [Stift Melk / Melk Abbey] があります。
修道院の建物は、ウィーンのシェーンブルン宮殿と同じマリア・テレジアン・イエローで統一されていて、ふたつの門を抜けると広い中庭があり、中央の美しいバロックの噴水が迎えてくれます。


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Rouen 2009 / サン・トゥアン教会

2009-07-18 | France

パリから列車で約1時間、フランスの西部に位置する都市ルーアンにあるサン・トゥアン教会 [Abbatiale Saint-Ouen de Rouen] は、ノルマンディー地方で最も勢力のあるベネディクト派の修道院付属教会です。
ルーアン駅からこの教会に辿り着いた時、最初はルーアンのノートル・ダム大聖堂かと思ったくらい、とても大きくて荘厳なゴシック様式の教会です。
14世紀に建てられ、中にはとても美しいステンドグラスがたくさん飾られています。


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Yokohama 2009 / よこはまコスモワールド

2009-07-17 | Japan

まるで花火のようなライトアップが綺麗な、横浜市のみなとみらい地区にある遊園地、よこはまコスモワールドの夜景です。
元々は、コスモワールドとして1989年に開催された横浜博覧会の時に運営されていた遊園地だったのですが、同時に建造された “コスモクロック21” と呼ばれる観覧車が、博覧会終了後も存続されることになり、みなとみらい地区の発展に伴って観覧車が移転することになり、コスモワールドも一緒に移転した後、1998年に今の形でリニューアル・オープンしました。
数々のドラマや映画のロケーション場所として登場し、今では横浜のシンボルとなっています。
夜景がとても綺麗で、特に観覧車は、時間を刻んだり色が変わったりと、趣向を凝らしたイルミネーションが楽しめます。

Paris 2009 / フローズン・ヨーグルト

2009-07-15 | gourmet

おしゃれなショップが建ち並ぶパリのマレ地区 [Marais] は、Amorino(アモリーノ)というイタリアン・ジェラート店がブレイクしてから、アイスクリーム激戦区でもあります。
そんな中、2007年にオープンしたフローズン・ヨーグルト屋さん 「myberry」(マイベリー)が、ヘルシーということもあり、パリの人々にも大人気です。


白を基調にシンプルで洗練されたデザインの店内は、そんなに広くはありませんが、奥にはイートイン・スペースもあります。
お店のスタッフは、皆気さくな人ばかりです。


乳脂肪分0%のフローズン・ヨーグルトを、フルーツやナッツなどのトッピングでいろいろな味が楽しめます。
これは、フランボワーズ(ラズベリー)をトッピングに選んだものです。新鮮なフランボワーズがたくさんで、甘酸っぱい果肉とヨーグルト・アイスのお美味さが口に広がり、さっぱりしていてまろやかで、とても美味しく戴きました。いちばん小さいサイズでしたが、食べ応えは十分。
他にも、スムージーやフルーツまる絞りジュースなどもあります。


【myberry】

住所 ; 25, rue Vieille du Temple 75004, Paris
HP ; http://www.myberry.fr/ (フランス語・英語)
OPEN ; 12:00~24:00
パリ右岸中心部を東西に走るリヴォリ通り [rue de Rivoli] の、メトロ1号線のオテル・ド・ヴィル [Hôtel de Ville] とサン=ポール [St-Paul] の丁度真ん中辺りに南北に走る、ヴィエイユ・タンプル通り [rue Vieille du Temple] に入って100mほど行くと、左側にあります。

Frankfurt 2008 / フランクフルト中央駅

2009-07-12 | Germany

ヨーロッパ最大級のターミナル駅のひとつ、フランクフルト中央駅 [Frankfurt (Main) Hauptbahnhof] です。
一般的に知られているドイツのフランクフルトは、正式にはフランクフルト・アム・マイン [Frankfurt am Main] と言います。これは、マイン川の下流にあるフランクフルトという意味です。
なぜなら、ドイツにはもうひとつフランクフルトという地名があり、そちらはオーデル川沿いのフランクフルトという意味で、フランクフルト・アン・デア・オーダー [Frankfurt an der Oder] と言います。

フランクフルト中央駅には、全系統の内の約半数のICEが乗り入れ、国際列車も多数ヨーロッパ諸国の主要都市を結んでいます。
また、近郊列車のSバーンと地下鉄Uバーンの駅もあり、駅前広場の地上にはトラムの中央駅停留所もあります。
ずっしりとしたネオ・ルネサンス様式の駅舎は、壮観で風格があり、上にある地球のオブジェが特徴です。

Paris 2009 / オルセー美術館

2009-07-11 | France

ルーヴル美術館に次いで、知名度と人気度共に高く、パリの観光名所としても定着しているオルセー美術館 [Musée d'Orsay] です。
19世紀美術専門の美術館で、ルノワールやモネ、ゴッホ、ドガ、ミレーなどの印象派の画家の作品がたくさん収蔵されています。
正面広場にある大看板の絵は定期的に変わり、この時(2009年2月末)の絵はフィンセント・ファン・ゴッホ [Vincent Van Gogh] の 『自画像(渦巻く青い背景の中の自画像)』 が飾られていました。


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Wien 2008 / ウィーンの街が舞台のドラマ

2009-07-08 | Austria

美しいウィーンの街を舞台に、優秀なシェパード警察犬Rexが、飼い主のモーザー警部と大活躍するオーストリア製作のドラマ、『REX~ウィーン警察シェパード犬刑事~(原題:Kommissar Rex)』 のシーズン2が、『REX2』 というタイトルでいよいよ7月7日よりCS放送のミステリチャンネルで始まりました。
1994年にスタートし、2008年放送のシーズン9から舞台をローマに移し、現在も続行している人気作品です。
このドラマは私の大好きなドラマのひとつで、Rexは本当に可愛くて賢くて、特に首をコクンとかしげて見つめる表情がキュートでたまりません。
シーズン2の第1話は、箱型のレトロなゴンドラの観覧車で有名な、プラーター遊園地 [Prater] で事件が起こりました。

これは、シュテファン大聖堂の北塔の上からの眺めで、そのプラーター遊園地の観覧車が左側に見えます。
真ん中に見える白いドームは、かつて天文台だったウラニア [Urania] です。


★ミステリチャンネル 『REX2』 のサイトはこちら
★母屋のブログで取り上げた 『Kommissar Rex』 の記事はこちら


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Cesky Krumlov 2008 / おもちゃ屋さん

2009-07-07 | Czech

チェコ・南ボヘミア州のチェスキー・クルムロフで見つけたおもちゃ屋さんです。
チェコのお店は、両開きの扉がお店の看板代わりになっていて、それぞれ独自の装飾が施されています。
このお店では、向かって右側の扉に飾られた、チェコの絵本作家ズデネック・ミレル [Zdeněk Miler] 作のキャラクター、もぐらの “クルテク [Krtek] ” がお出迎えしています。
店内には、クルテクを始め、木製のおもちゃがたくさん置かれていました。

 クルテク


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Paris 2009 / 黄金のペガサス

2009-07-04 | France

パリのセーヌ河に架かる橋でいちばん美しい橋と言われている、アレクサンドル3世橋 [Pont Alexandre-Ⅲ] には、四隅に17mの高さの柱が立っています。
石柱の部分には女神の彫像があり、その上はピッカピカに光る黄金のペガサスで華麗に装飾されています。
欄干も金色の像や銅像、アール・ヌーヴォーの街灯などで装飾されていて、確かにとても美しいのですが、いちばん美しい橋と言うよりも、いちばん豪華な橋と言った感じです。


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Rome 2008 / 恍惚の聖テレーザ

2009-07-03 | Italy

小説および映画 『天使と悪魔』 で、ラングドン教授がガリレオの暗号 “火=Fire” をヒントに、ベルニーニの名前に導かれれて辿り着いたのが、ローマのテルミニ駅にほど近い、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会 [Santa Maria della Vittoria] です。
磔になった枢機卿が火炙りにされるという、ショッキングなシーンの舞台となるこの教会内のコロナーロ家の礼拝堂の祭壇には、ベルニーニの傑作 “聖テレーザの法悦” [Estasi di Santa Teresa d'Avila] が収められています。
天使の矢(神の愛)に心を射抜かれた聖テレーザが、神との一体感を堪能しているその恍惚な表情はとても美しく、官能的で魅惑的です。
当時、あまりにもエロティックだという批判があり、予定していた設置場所が、バチカンからここに移されたという説もあります。
映画での炎に包まれた“聖テレーザの法悦” はもちろんセットですが、燃え盛るオレンジ色の炎によって、より一層官能的に映っていました。


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