time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Brugge 2011 / 聖母教会の有料見学ゾーン

2011-08-30 | Belgium

聖母教会 [Onze-Lieve-Vrouwekerk] の有料見学は、北扉とは反対側の南扉から入ります。
中に入ると、右奥のチャペルにミケランジェロの 『聖母子像』 が見えます。

まずは、聖人が迎えてくれます。


説教壇は、有料ゾーンからだと後ろ側になります。


『聖母子像』 のチャペルの横を通って、ギャラリーになっている南側廊に進みます。
 

クワイアに入ると、そこにはブルゴーニュ侯爵チャールズと、その娘マリアが眠っています。
そう、ここはお墓です。
 


棺に掘られたチャールズ公爵の紋章。


こちらは娘メアリーの紋章。 


神聖で荘厳なキリストの絵画が飾られていて、ふたりを見守っているかのようです。
 

クワイアからは、パイプオルガンのパイプが間近に見えます。


クワイアを出て回廊に行くと、ステンドグラスの下に、ブルージュで活躍した初期フランドル派の画家ヘラルト・ダヴィト [Gerard David] の 『テーバー山のキリスト』 が飾られています。
ダヴィトは、この教会に埋葬されています。
 

やはり有料だけあって、見応えのある教会内でした。

Brugge 2011 / 聖母教会の無料見学ゾーン

2011-08-27 | Belgium

聖母教会 [Onze-Lieve-Vrouwekerk] の見学は、無料ゾーンと有料ゾーンに分かれています。
マルクト広場 [Markt] の方から行くと、教会の北側に辿り着きます。
北扉から入ったところは、無料ゾーンです。ちなみに、先日紹介したミケランジェロの 『聖母子像』 は、有料ゾーンにあります。

北扉から中に入ると、天使が迎えてくれます。


身廊から、中心部分全体を見ることができます。


ずっしりとした彫刻で装飾された説教壇や内陣にあるパイプオルガンも、近くで見ることができます。
 

北側廊が無料ゾーンになっています。


向こう側にふたり見学者が見えます。彼らの前方奥に、 『聖母子像』 が祀られています。
手前の女性が居るクワイアは、有料ゾーンです。


北側廊にある礼拝堂です。
 

なんとも言えない、優しさに包まれた木彫りのオブジェが置かれていました。


美しい歌声が聞こえてくるなと思ったら、讃美歌の合唱が行なわれていました。





Brugge 2011 / ミケランジェロの聖母子像

2011-08-23 | Belgium

ブルージュでいちばん楽しみにしていたのは、ミケランジェロ作の 『聖母子像』 [Maria met Kind] に会うことでした。
バチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂 [Basilica di San Pietro in Vaticano] のピエタ [Pietà] といい、ミケランジェロの聖母は本当に優しい表情をしていて、その場に佇んで見つめているだけで心が安らぎます。

この 『聖母子像』 は、聖母教会 [Onze-Lieve-Vrouwekerk] にあります。
 

教会に近付いて行くと、人々が何かに見入っています。そして軽やかな音楽が聞こえてきました。


皆、教会の前で民族楽器を奏でるデュオの演奏を見ていたのでした。


『聖母子像』 が祀られている祭壇です。像の前にはガラスが張られています。
 

『聖母子像』、少し横からと真正面から。
 

Brugge 2011 / ふたりの英雄

2011-08-14 | Belgium

マルクト広場 [Markt] にある、肉屋のヤン・ブレーデル [Jan Breydel] と織布工のピーター・ド・コーニング [Peter de Koning] の彫像です。
このふたりは、都市の自治を守るため、市民軍の指導者となってフランスの騎士軍を破った英雄です。

広場を挟むように、鐘楼 [Belfort] と向かい合って建っています。


昼と夜の、西フランドル州政府庁舎 [Stadhuis] 側です。
 


Brugge 2011 / お城のような政府の建物

2011-08-10 | Belgium

マルクト広場 [Markt] の東側にある建物は、西フランドル州政府庁舎 [Stadhuis] です。
整った美しい姿は、まるでお城のようです。

下に入口がある右側の窓ふたつだけ、下に彫像の装飾があったので、近寄ってみました。


右横に隣接しているのは、郵便局です。
こんなステキな建物なら、用がなくても毎日のように郵便局に行っちゃいそうです。


こちらは左横に隣接している建物ですが、何に使用されているのかわかりません。


全体像はこんな感じ。この風景に、馬車がとっても似合います。


Brugge 2011 / 鐘楼とフリッツ

2011-08-06 | Belgium

ブルージュのマルクト広場 [Markt] で、ひと際高く聳え立っているのが、ベルギーで最も美しいと言われている鐘楼 [Belfort] です。
13世紀に建設された高さ83メートルの鐘楼は、階段で登ることができます。
今回は半日という短い滞在期間ゆえ、混んでいたので登るのを諦めましたが、階段を登る途中で47個の鐘のカリヨンや、自動演奏装置を見ることができるのだそうです。

ベルギーで最も美しいと言われているのも納得の美しさです。鐘楼の下は、毛織物会館です。
 

毛織物会館の入口を通り抜けると中庭があり、その先のブルグ通り [Brug] に通り抜けできます。
 

中庭から見た鐘楼の裏側と、美しく装飾された窓。
 

レストランやファースト・フード店、パン屋さんやショコラティエなどが建ち並ぶ、鐘楼に向かって左横のフィリップストック通り [Philipstockstraat] からの眺め。


ライトアップされた夜の姿も美しい。


鐘楼の正面左右には、フリッツの屋台が出ています。フリッツ [Friet] とは、オランダ語でフライドポテトのことです。
そして、ベルギーのフライドポテトは、なんとマヨネーズで食べます。塩もかかっていました。
このマヨネーズ、最初はこんなにたくさんかかってて・・・カロリー、ハンパないよーって思いましたが、これが実にめちゃくちゃ美味しかったのです!!


Brugge 2011 / マルクト広場

2011-08-03 | Belgium

ブルージュ駅から街の中心までは、少し距離があります。
歩けない距離ではありませんが、バスを利用することをお薦めします。
駅前のロータリーから出る、0・3・4・6・11・12・13・16番のバスが、「Centrum(中心街)」 に行きます。
街の中心、マルクト広場 [Markt] は3つ目の停留所です。

ブルージュのマルクト広場は、ヨーロッパ屈指の美しい広場として知られています。
広場に沿って、歴史的建造物の鐘楼 [Belfort] や、


鮮やかな装飾の西フランドル州政府庁舎 [Stadhuis] が建ち並んでいます。


そして鐘楼の反対側には、ブルージュの英雄、肉屋のヤン・ブレーデル [Jan Breydel] と織布工のピーター・ド・コーニング [Peter de Koning] の像が立ち、その向こうには、フランドルの繁栄を象徴する切妻屋根のカラフルなギルドハウス [Halle] が建ち並んでいます。



次回は、それらのひとつひとつを取り上げたいと思います。

Brugge 2011 / 運河の古都

2011-08-02 | Belgium

8月になりました。
今月は、先日行ってきたベルギーの古都、ブルージュをお届けします。

ロンドン滞在中、2日間だけ用事のない日があったので、ユーロスターでベルギーに行きました。
ユーロスターは、セント・パンクラス駅 [St Pancras station] から出ています。


ご存知、オリンピックは来年ロンドンで開催されます。


ロンドンからのユーロスターは、ベルギーの首都ブラッセルの南駅 [Brussel-Zuid] に到着します。
所要時間は2時間ちょっとですが、1時間時差があるので、時間だけ見ると3時間かかった感じがします。


そこからICに乗り換えて約1時間、ブルージュ到着です。


ベルギー鉄道 [NMBS(蘭)/SNCB(仏)]、ブルージュ駅の駅舎。


ブルージュは、世界遺産にも登録されているベルギーの代表的な観光地のひとつで、特にシーズン真っ盛りの夏のこの時期は、国内から、ヨーロッパ各地からもたくさんの観光客が訪れています。
かつて水運を通じて発展した街で、運河沿いに広がる中世の趣きある風景がとても美しい街でした。