time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Paris 2009 / オペラ座の大サロン

2009-11-26 | France

オペラ座 [l'Opéra] と呼ぶ方が一般的な、パリのガルニエ宮 [Palais Garnier] の内装は、とってもゴージャスで、それはそれは目を瞠るほどの豪華絢爛さに満ち溢れています。
中でも、このグラン・フォワイエ [Grand Foyer] という大サロンの煌びやかさは、本当に息を呑むほどです。
ここは、幕間に観客がワインやシャンパンを飲みながらくつろぐ場所で、かつては上流階級の社交場やミーティング・ルームとして使われていました。
こんな場所で幕間の時間を楽しむには、相当のドレス・アップをしないとつり合いませんね。


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明日から旅に出ますので、しばらく更新をお休みします。
今回の行き先は・・・・・女王陛下の国です。

Rome 2008 / バルベリーニ宮殿の噴水

2009-11-25 | Italy

バロックの巨匠、ベルニーニとボッロミーニが手がけた、ローマのバルベリーニ宮殿 [Palazzo Barberini] 前にある噴水です。
この宮殿は、オードリー・ヘップバーンの大代表作 『ローマの休日』 で、アン王女が夜中に滞在先の宮殿を抜け出すシーンに使用され、宮殿の正門は舞踏会が開かれるローマ駐在大使館として撮影されました。


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Praha 2008 / ゴルツキンスキー宮殿

2009-11-22 | Czech

プラハの旧市街広場 [Staroměstské náměstí / Old Town Square] の一角にある、ゴルツキンスキー宮殿 [Palác Goltz-Kinských / Goltz-Kinsky Palace] です。
18世紀後半にゴルツ伯爵の依頼で建造され、その後キンスキー大公の所有となったので、こう呼ばれています。
薄いピンク色で、華やかなロココ調の装飾が施された後期バロック建築のこの美しい宮殿は、現在は国立美術館の企画展用施設として利用されています。
右側に少し見えるのは、石の鐘の家 [Dům u kamenného zvonu / Stone Bell House] です。


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Orvieto 2008 / ルカ・シニョレッリのフレスコ画

2009-11-21 | Italy

イタリアの小さな街オルヴィエートには、その街の大きさには似合わないほど壮大で、とても美しいドゥオモ [Duomo] があります。
その内部のサン・ブリツィオ礼拝堂 [Cappella di San Brizio] は、イタリア・ルネサンス期の画家、ルカ・シニョレッリ [Luca Signorelli] の見事なフレスコ画の連作で飾られています。
これはその一部、礼拝堂の入口のアーチの内側に描かれた “黙示録(世界の終末)”[L'Apocalisse / The Apocalypse] です。
右側には地震と火災、戦いと殺戮、その下にはダヴィデと巫女が、左側には破局の時、空に舞う悪魔、下に倒れる人々が描かれています。


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Hakodate 2007 / ご当地バーガー・ショップ

2009-11-18 | gourmet

函館と言えば、このお店。作り置きなしの手作りバーガー・ショップ、ラッキーピエロです。
現在函館市内に14店舗あり、現在15店舗目がオープン予定の人気ショップです。
北海道ジンギスカンバーガー、土方歳三ホタテバーガー、THE フトッチョバーガー、イカ踊りバーガー、函館スノーバーガー、北海道洞爺湖サミットバーガーという名のオリジナリティ溢れるメニューが並び、具だくさんでボリュームたっぷり、美味しくてお値段もお手頃です。
函館出身のロックバンドGrayが、インディーズ時代に通いつめたお店だそうで、他にもたくさんの有名人が訪れているようです。

内装も凝っていて、タイトル写真は函館駅前店 “アールデコ館” です。壁や天井一面に、モダンな絵やポスターが張り巡らされています。

 天井に貼り巡らされたアート

他にクリムトの絵で飾られた本町店の “クリムトハウス”、店内にメリーゴーランドがあるベイエリア本店の “森の中のメリーゴーランド”、プレスリーの写真だらけの港北大前店 “プレスリーが青春だった”、一年中クリスマス・デコレーションの十字街銀座店 “サンタが函館にやってきた” などなど、各店舗それぞれ全部テーマが違っています。
函館を訪れた際は、是非一度行ってみてください。


★「ラッキーピエロ」 のHP http://www.luckypierrot.jp/

Chartres 2009 / 王の扉口

2009-11-16 | France

世界遺産に登録されている、フランス、シャルトルのノートルダム大聖堂 [Cathédrale Notre-Dame de Chartres]。
その中央扉口は、“王の扉口” と呼ばれています。
タンパンの中央にいるのが荘厳のキリスト、そして両脇にいる翼の生えた人と動物は、福音記者を表す4種の象徴です。
左上の人がマタイで、その下の獅子はマルコ、右上の鷲はヨハネ、その下の牡牛はルカの四福音記者を象徴しています。
そして、下には十二使徒像が並んでいます。数えると14人いますが、両端のふたりは十二使徒ではありません。

※タンパンとは、教会や大聖堂の建物入口上にあり、横木とアーチによって区切られ、彫刻で装飾された半円形や三角形の壁面のことです。
タンパン [tympan] はフランス語で、英語ではティンパヌム [tympanum] です。


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Wien 2008 / 音楽の都

2009-11-13 | Austria

ウィーンは、言わずと知られた “音楽の都” です。
モーツァルト、ベートーヴェン、ヨハン・シュトラウスを始め、多くの作曲家が活躍し、街は常に音楽で溢れています。
クラシック・ファンならずともウィーン少年合唱団の天使の歌声を、一度は耳にしたことがあるでしょう。
これは、市立公園 [Stadspark] の近くにあった弦楽器店です。
すぐ横には立派なベートーヴェンの像が立っているベートーヴェン広場 [Beethoven Platz] があり、別に弦楽器店は珍しくはありませんが、音楽の都ならではという感じがしてしまいました。

Rome 2008 / 神の子の祭壇

2009-11-12 | Italy

ローマ市庁舎があるカピトリーノの丘 [Monte Capitolini] (カンピドーリオの丘とも呼ばれています)に向かう緩やかな階段の左横にある、もうひとつのちょっと急な階段を上って行くと、その上には、サンタ・マリア・イン・アラチェリ教会 [Santa Maria in Aracoeli] があります。
外観こそ簡素ですが、中は大理石の床や柱で美しく装飾されています。
初代ローマ皇帝アウグストゥスは、ある日ここで幼な子を抱く聖母を見て、やがてここに “神の子の祭壇”(アラ・チェリ)が建つだろうというお告げを聞いたと言われています。
このバロックの主祭壇には、その聖母の絵が祭られています。

Praha 2008 / キュビズム建築

2009-11-08 | Czech

プラハのヴィシェッフラッド [Vyšehrad] の近く、ネクラノヴァ通り [Neklanova ulice] に、ヨゼフ・ホホル [Josef Chochol] が手がけたキュビズム建築があります。
キュビズムとは、20世紀初頭、フランスで始まった絵画のムーヴメントで、絵の対象を、直方体・円・円柱・楕円などの幾何学的図形に置き換えた画法のことを言います。
このキュビズムは、ピカソやブラックなどの絵画でよく知られていますが、建築に応用されたのは、世界でもチェコとスロバキアだけなのだそうです。
これは1913年に建てられた集合住宅で、ダイヤモンドのカットのような装飾が壁や窓の周辺に施されているのがとても美しく、キュビズムの建築の特徴を表しています。
逆光で暗くなっていますが、90年以上前に建てられた建物は、今でも白く輝いていました。

Paris 2009 / パリのメトロ

2009-11-07 | France

パリのメトロは1号線から14号線まであり、市内を東西に結ぶライン・カラーが黄色の1号線が、1900年にパリ万博にあわせて最初に開通しました。
こちらは、8号線 [Ligne 8] のフェデルブ=シャリニー駅 [Faidherbe-Chaligny] です。
ライン・カラーが薄紫の8号線は、アンヴァリッド [Invalides]、コンコルド [Concorde]、オペラ [Opéra] を経由し、バスティーユ [Bastille] を通ってヴァンセンヌの森の入口でで市境を越えます。
駅のホームは各駅でデザインが異なりますが、写真のように壁がアーチ型になっている駅が多く見られます。

Wien 2008 / 証券取引所

2009-11-06 | Austria

かつて、オーストリア帝国最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が、都市計画として市街を取り囲む城壁と堀の趾を取り壊し、環状道路リンクシュトラーセ [Ringstraße] (通称リンク)を造りました。
そしてリンクには路面電車が走り、周りには様々な建造物が建てられました。
これはそのリンク沿いの建物のひとつ、ウィーン証券取引所 [Wiener Börse / The Vienna Stock Exchange] です。
リンク沿いの建物は夜になると、ライトアップで美しく輝きます。


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Kutna Hora 2008 / 花咲く天井

2009-11-03 | Czech

チェコのクトナー・ホラにある世界遺産、聖バルバラ教会 [Chrám svaté Barbory / St.Barbara Church] の天井は、まるで花が咲いているような美しさです。
クトナー・ホラの街は銀鉱から発祥し、ボヘミア王ヴァーツラフ2世によってかつて王立銀鉱山に指定されていました。
聖バルバラ教会は、銀鉱山で働く人々の守護聖人聖女バルバラに捧げられました。


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Rouen 2009 / フランス最大のパイプオルガン

2009-11-02 | France

ノルマンディー地方の中心都市ルーアンにある、サン・トゥアン教会 [Abbatiale Saint-Ouen de Rouen] のパイプオルガンは、フランスでも最大で最も素晴らしいオルガンのひとつと言われています。
元々この教会には16世紀頃からパイプオルガンが据え付けらていたのですが、戦争やフランス革命による破壊のあと、アリスティッド・カヴァイエ=コルという天才的なオルガン建造家によって修復され、1890年に壮大なシンフォニック・オルガンとして完成しました。
その後の第2次世界大戦では無傷だったそうで、現在も完成当時のままの立派な姿で設置されています。


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