time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Brugge 2011 / 鐘楼とフリッツ

2011-08-06 | Belgium

ブルージュのマルクト広場 [Markt] で、ひと際高く聳え立っているのが、ベルギーで最も美しいと言われている鐘楼 [Belfort] です。
13世紀に建設された高さ83メートルの鐘楼は、階段で登ることができます。
今回は半日という短い滞在期間ゆえ、混んでいたので登るのを諦めましたが、階段を登る途中で47個の鐘のカリヨンや、自動演奏装置を見ることができるのだそうです。

ベルギーで最も美しいと言われているのも納得の美しさです。鐘楼の下は、毛織物会館です。
 

毛織物会館の入口を通り抜けると中庭があり、その先のブルグ通り [Brug] に通り抜けできます。
 

中庭から見た鐘楼の裏側と、美しく装飾された窓。
 

レストランやファースト・フード店、パン屋さんやショコラティエなどが建ち並ぶ、鐘楼に向かって左横のフィリップストック通り [Philipstockstraat] からの眺め。


ライトアップされた夜の姿も美しい。


鐘楼の正面左右には、フリッツの屋台が出ています。フリッツ [Friet] とは、オランダ語でフライドポテトのことです。
そして、ベルギーのフライドポテトは、なんとマヨネーズで食べます。塩もかかっていました。
このマヨネーズ、最初はこんなにたくさんかかってて・・・カロリー、ハンパないよーって思いましたが、これが実にめちゃくちゃ美味しかったのです!!


Brugge 2011 / マルクト広場

2011-08-03 | Belgium

ブルージュ駅から街の中心までは、少し距離があります。
歩けない距離ではありませんが、バスを利用することをお薦めします。
駅前のロータリーから出る、0・3・4・6・11・12・13・16番のバスが、「Centrum(中心街)」 に行きます。
街の中心、マルクト広場 [Markt] は3つ目の停留所です。

ブルージュのマルクト広場は、ヨーロッパ屈指の美しい広場として知られています。
広場に沿って、歴史的建造物の鐘楼 [Belfort] や、


鮮やかな装飾の西フランドル州政府庁舎 [Stadhuis] が建ち並んでいます。


そして鐘楼の反対側には、ブルージュの英雄、肉屋のヤン・ブレーデル [Jan Breydel] と織布工のピーター・ド・コーニング [Peter de Koning] の像が立ち、その向こうには、フランドルの繁栄を象徴する切妻屋根のカラフルなギルドハウス [Halle] が建ち並んでいます。



次回は、それらのひとつひとつを取り上げたいと思います。

Brugge 2011 / 運河の古都

2011-08-02 | Belgium

8月になりました。
今月は、先日行ってきたベルギーの古都、ブルージュをお届けします。

ロンドン滞在中、2日間だけ用事のない日があったので、ユーロスターでベルギーに行きました。
ユーロスターは、セント・パンクラス駅 [St Pancras station] から出ています。


ご存知、オリンピックは来年ロンドンで開催されます。


ロンドンからのユーロスターは、ベルギーの首都ブラッセルの南駅 [Brussel-Zuid] に到着します。
所要時間は2時間ちょっとですが、1時間時差があるので、時間だけ見ると3時間かかった感じがします。


そこからICに乗り換えて約1時間、ブルージュ到着です。


ベルギー鉄道 [NMBS(蘭)/SNCB(仏)]、ブルージュ駅の駅舎。


ブルージュは、世界遺産にも登録されているベルギーの代表的な観光地のひとつで、特にシーズン真っ盛りの夏のこの時期は、国内から、ヨーロッパ各地からもたくさんの観光客が訪れています。
かつて水運を通じて発展した街で、運河沿いに広がる中世の趣きある風景がとても美しい街でした。
 
 

London 2011 / ヨーロッパの夏

2011-07-28 | UK

暑中お見舞い申し上げます。

約1ヶ月ぶりのご無沙汰でございます。
今月上旬に、一週間ロンドンに行っていました。
今回は観光目的ではなかったのですが、一泊だけベルギーに行って遊んできました。
その時の写真は、また追って紹介します。

写真は、夜のタワー・ブリッジ [Tower Bridge] です。
ロンドンに着いた日の夜に、友人とテムズ河クルージングに出かけました。
O2アリーナ [The O2 Arena] があるノース・グリニッジから、大観覧車のロンドン・アイ [London Eye] があるサウス・バンクまで、約1時間のクルーズを楽しみました。
ヨーロッパの夏は日が暮れるのが遅く、この写真で夜10時ちょっと前です。
ロンドンは9時を過ぎるとだんだん暮れてきましたが、ベルギーにいたっては10時半頃を過ぎてやっと暗くなるという感じでした。

Luxembourg 2011 / 美しすぎる鉄鋼メーカー本社

2011-06-25 | Luxembourg

ルクセンブルクにあるアルセロール・ミッタル [Arcelor Mittal] の本社は、まるで博物館のように美しい建物です。
アルセロール・ミッタルは、ヨーロッパのアルセロールとインドのミッタル・スチールの経営統合によって誕生した、世界最大の鉄鋼メーカーです。(Wikipediaより)

中央駅地区 [Gare] のリベルテ通り [Avenue de la Liberté] 沿いにあり、1ブロック全部を占めています。
ルーヴルやオルセーと言ったパリの美術館に、少し外観が似ています。
 

正面入口上部は、鉄鋼メーカーという固いイメージとは違って、優美で豪華な装飾が施されています。


Luxembourg 2011 / マーターズ広場

2011-06-20 | Luxembourg

中央駅地区 [Gare] のリベルテ通り [Avenue de la Liberté] 沿いにある広場のひとつ、マーターズ広場 [Place des Martyrs] です。
ここは、一般的に欧州によくある広場とは少し違い、公園と言った方がいいかもしれません。
さほど大きい広場ではありませんが、芝生が敷き詰められ、植木が綺麗にデザイン・カットされた美しい景観です。

広場の入口には像があり、一見普通の広場のようです。


でも、それは一部だけ。回りは緑に囲まれています。
 


リベルテ通りを挟んで向かいには、世界最大の鉄鋼メーカー、アルセロール・ミッタル [Arcelor Mittal] の本社ビルがあります。


Luxembourg 2011 / 黄金の女神像

2011-06-17 | Luxembourg

憲法広場 [Place de la Constitution] に第一次世界大戦戦没者の慰霊碑があり、その先端にはゲレ・フラ [Gëlle Fra] と呼ばれる黄金の女神像が立っています。
慰霊碑は、第二次世界大戦中にナチスによって破壊されたのですが、第一次と第二次のふたつの大戦の犠牲者を弔うために、1985年に再建されました。

黄金の女神は、勝利と栄光のシンボルである月桂樹の冠を掲げています。


スマートな後姿。


女神は、40メートルのモニュメントの上に立っています。


向こうに、ノートルダム大聖堂 [Cathédrale Notre-Dame] が見えます。


Luxembourg 2011 / 国立銀行

2011-06-11 | Luxembourg

ペトリュス渓谷 [Vallée de la Pétrusse] を挟んで、中央駅地区 [Gare] と、旧市街のサントル地区 [Centre] を結ぶアドルフ橋 [Pont Adolphe] のたもとに建つ、ルクセンブルク国立銀行 [Banque et Caisse d'Epargne de l'Etat] です。

シンボルの時計塔は、旧市街からもよく見えます。
 

午前中は逆光でしたが、夕方は夕日が当たり、少しオレンジ色がかって綺麗です。
 



【プチ情報】
神奈川県と同じくらいの面積の小さなこの国は、1人当たり国民総所得が世界第1位、世界一裕福な国なんです。
そのため、貧困による犯罪が極めて少なく、安心して生活や旅行ができる国です。
ところが面白いことに、街や人々の雰囲気からは、そんな裕福さは全く感じられませんでした。
お店は夕方6時から6時半には閉まるし、もちろん日曜日は休業。
高級ブティックや宝石店などもあまり見かけず、ランチの時間はレストランやカフェよりも、テイクアウトのお店が行列を作り、ファーストフード店が大繁盛。
ホテルはちょっぴり高いかなと思いましたが、物価は隣国のドイツやフランスと変わりありませんでした。
裕福でも贅沢な暮らしをしているわけではなく、至って質素な国でした。

Luxembourg 2011 / 渓谷に架かる巨大な石橋

2011-06-10 | Luxembourg

ルクセンブルクの見どころのひとつ、アドルフ橋 [Pont Adolphe] です。
ルクセンブルク大公のアドルフが在位していた時代に築かれ、その当時、世界最大のアーチを持った石橋ということで海外から大きな関心が寄せられました。
高さ42メートル、全長153メートルあり、85メートル以上に渡ってペトリュス渓谷 [Vallée de la Pétrusse] に架かっています。
橋から見る渓谷の景観は、正に絶景です。

ルクセンブルク駅からリベルテ通り [Avenue de la Liberté] をまっすぐ進むと、アドルフ橋にさしかかります。


橋の上から渓谷を眺めます。
四角く突き出ているところからポールがたくさん立っている辺り全体が、憲法広場 [Place de la Constitution] です。


橋を渡って右側に少し行ったところからの眺めです。
左端に建つ塔は、ルクセンブルク国立銀行 [Banque et Caisse d'Epargne de l'Etat] の時計塔です。


憲法広場の真上まで来ました。朝のお掃除をする作業員の姿が見えます。芝生が眩しいくらい綺麗です。


段々になっていて、更にその下も広場になっています。


両方を見るとこんな感じ。もちろん、下りて行けます。


午後、渓谷を歩きました。真ん中に流れているのは、ペトリュス川 [Pétrusse] です。
アドルフ橋が見えてきました。


渓谷の下から眺めたアドルフ橋です。


夜のアドルフ橋です。


Luxembourg 2011 / 市庁舎

2011-06-07 | Luxembourg

ギヨーム広場 [Place Guillaume II] は、別名クニュドラー [Knuedler] と呼ばれて市民に親しまれています。
その広場の一角に、市庁舎 [Hôtel de Ville] が建っています。

階段の両脇には、2匹のライオン像が狛犬のように市庁舎を守っています。
 

少し薄暗くなってきた18時半頃。レストランとマクドナルド以外、どこもかしこも閉まるこの時間に、まさか仕事(営業)をしているとは思えません。(苦笑)
恐らく夜のライト・アップなのでしょう。


Luxembourg 2011 / ノートルダム大聖堂の中

2011-06-03 | Luxembourg

先月、投稿が少なかったので、今月もルクセンブルクを続けます。
ノートルダム大聖堂 [Cathédrale Notre-Dame] の中に入りました。写真多めで一気にお届けします。
ツーリスト・インフォメーションがあるギヨーム広場 [Place Guillaume II] の近く、ノートルダム通り [Rue Notre-Dame] に面した北扉から入ると、拝廊に出ます。

細かい装飾が施されたアーチの上には、パイプオルガン。


キリストを抱いた聖母マリアが画かれたステンドグラス。


身廊部分の内部の様子です。クロッシングの部分に低い天井があって、壁や天井に絵が描かれています。


そのクロッシングのところまで行ってみました。柱の装飾も繊細です。
 

西の側廊と、アーチ型になった側面の入口です。
 

東の側廊です。自然光が差し込んで、ステンドグラスも綺麗に映えます。


主祭壇には、アプス(後陣)の半円形になった壁面に沿って、5組のステンドグラスがはめられています。
 

そして、中心には聖母マリア像が祀られています。


東の側廊に、ビザンチン様式を思わせる、金色に輝く祭壇がありました。
 


主祭壇のある内陣から拝廊を見ると(簡単に言えば、奥から後ろを見ると)、こんな感じです。


Luxembourg 2011 / ノートルダム大聖堂

2011-05-31 | Luxembourg

ルクセンブルクの公用語は、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語ですが、ほとんどはフランス語が使用されていると感じました。
そんなフランス語圏に多く建てられているノートルダム大聖堂 [Cathédrale Notre-Dame] は、ここルクセンブルクの世界文化遺産の一部となっています。

ノートルダムとはフランス語で “我らの貴婦人” という意味で、聖母マリアを意味します。
西側のファサード(正面)では、イエス・キリストを抱くマリアの像が迎えます。


扉の取っ手が、ひとつだけ輝いていました。


みんなが触ってピカピカになるのは、触るといいことがあるとか、何かご利益があるものが多いので、これもそうなのかなーと思い、触ってきました。(笑)
 

礼拝堂の外側です。


ギヨーム広場 [Place Guillaume II] からは、ノートルダム通り [Rue Notre-Dame] に面した大聖堂の北側から入ると便利です。


北側の扉は、西側に比べると荘厳で雰囲気も違います。
 

Luxembourg 2011 / 鉄道高架橋

2011-05-27 | Luxembourg

ルクセンブルク国鉄(CFL)は、ルクセンブルク駅を中心に、隣国のドイツ・フランス・ベルギーに続く路線が延びています。
神奈川県とほぼ同じ面積の小さな国なので、それぞれの国境までは約1時間前後で行けます。

深い渓谷との高低差の激しい地形の、ルクセンブルク大公国の首都ルクセンブルク。
渓谷を通過する列車は、高ーい高架橋の上を走ります。
上の写真の右側を、ズームアップしてみました。


ちょっと分かりにくいですが、作業員が橋の上の線路で工事をしています。


アーチ型の美しい石橋が、四方に架かっています。


そこを、列車が通過して行きます。


別の日に新市街の丘の上から見たら、この橋はカーブになって長く延びているのがよくわかりました。


またまた列車が通過して行きます。というか、狙ってました。(笑)




【プチ情報】
ルクセンブルクでの移動は、国内の列車とバスが一日乗り放題のチケットがおすすめです。
料金はなんと、5ユーロ!(2011/05/27のレートで約580円)
とってもお得なので、これを使わない手はありません。

Luxembourg 2011 / ルクセンブルク駅

2011-05-24 | Luxembourg

ルクセンブルク国鉄のほとんどの路線の起終点になっているルクセンブルク駅 [Gare de Luxembourg] は、隣国のドイツ・フランス・ベルギーを結ぶ国際列車と、国内を走る列車のターミナル駅として機能しています。

高い時計塔を携える駅舎。
午前中は逆光になってしまうので、写真を撮るには午後がおすすめ。
 

こちらはパヴィリオン。駅に関するものが展示されているのかな。国旗がはためいています。


構内の天井には地図が描かれています。
 


現在大規模な改良工事中で、工事が完了したきっぷ売場は、中に入って右側にあります。
構内のカフェも、一部仮設です。このOBERWISE(オーバーワイズ)は、王室御用達ブランドのチョコレートを取り扱う老舗ショップのカフェで、平日は早朝から朝食を摂る人たちで賑わっていました。


駅の前はバスターミナルになっています。
ルクセンブルクには、他のヨーロッパの街によくあるトラムはなく、市民の足はバスです。
駅舎を出て左側が、Echternach(エヒテルナッハ)などの郊外の街に行く中距離バスの発着所です。


日が暮れかけてくると駅舎はライトアップされ、夜はちょっと黄金色っぽくて神秘的です。
  


Luxembourg 2011 / ギヨーム広場の朝市 : エトセトラ

2011-05-19 | Luxembourg

ギヨーム広場 [Place Guillaume II] の朝市は、野菜や果物、お花だけではありません。
少ない店舗でしたが、チーズやハム・ソーセージの加工肉の屋台や、雑貨専門の屋台も立っていました。
上の写真は、ポプリを扱うお店で売られていた、ドライフラワーのラベンダーです。これを丸ごと買って行って、オリジナルのポプリを作るのでしょう。袋詰めにしてもよし、瓶詰めにしてもよし!

市庁舎の前には、美味しそうな焼きたてパンを売る車。いい匂いが漂っていました。


こちらには、ソーセージやハムが並んでいます。
ちょっと暗くて分かりにくいのですが、屋台の奥でおじさん、カメラ目線です。


これ、キャンドルなんです。可愛い上に、とてもよく出来ています。
どれも皆可愛いので、選ぶのに時間が掛かりましたが、お土産用も含めたくさん買ってしまいました。