time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Wien - Heiligenstadt 2008 / ベートーヴェンガングの猫

2010-10-25 | Austria

ベートーヴェンの散歩道 “ベートーヴェンガング” [Beethovengang] にいた猫です。
ちょこんとうずくまってます。可愛い!

トラムの停留所です。


ウィーンに限らず、ヨーロッパでは公共交通機関に犬と一緒に乗ることができます。
トラム内にはこんなステッカーがありました。「Beißkorb und Leine」 とは口輪とリードという意味で、車内では付けなければならないようです。


新型トラムの車内です。



*********************************************************************

火曜日から旅に出ますので、今月はここまでです。来月はどこを紹介するか、まだ決めていません。
写真の整理が追いつけば、今回行くところを紹介できればいなと思います。
ちなみに行き先は、ブーツのかかとです。

Wien - Heiligenstadt 2008 / ベートーヴェンの散歩道

2010-10-21 | Austria

ウィーンの森に繋がるハイリゲンシュタットの北側に、ベートーヴェンの散歩道 [Beethovengang] と呼ばれる小道があります。
とっても小さな川に沿って続くこの小道を、毎日のように散歩していたベートーヴェンは、ここでかの交響曲第6番ヘ長調作品68 『田園』 の構想を練ったと言われています。

歩いているのが本当に気持ち良い、静かな静かな散歩道。今も住民たちの憩いの散歩道です。


ウィーンの中心部からトラムD番線で来ると、終点からすぐのことろにあります。

Wien - Heiligenstadt 2008 / ホイリゲ・マイヤー

2010-10-16 | Austria

自家製ワインと家庭料理を出すワイン酒場のことを、オーストリアではホイリゲ(heurige)と呼びます。
ハイリゲンシュタットにも、ホイリゲがたくさんあります。
写真は、マイヤー・アム・プファール広場 [Mayer am Pfarrplatz] にある、実際にベートーヴェンが住んだことのある家で、現在はマイヤー [Mayer] というホイリゲになっています。

中はこんな感じです。


これは別のホイリゲですが、この束ねた松の枝と裸電球が、ホイリゲの目印です。



[関連記事]
Wien - Heiligenstadt 2008 / ホイリゲ  [2009-03-30]

Wien - Heiligenstadt 2008 / ベートーヴェンの住処

2010-10-15 | Austria

“ハイリゲンシュタットの遺書の家” [Heiligenstädter Testament Haus] としてベートーヴェンの記念館になっている部屋の向かい側に、“Beethoven Wohnung”(ベートーヴェン・アパートメント)という表示がありました。
中二階のような位置のこの部屋も、ベートーヴェンゆかりのものが展示されていました。入場は無料です。

ベートーヴェンの髪の毛です!


裏庭に回ってみました。ベートーヴェンも、きっとここでくつろいだことでしょう・・・。

Wien - Heiligenstadt 2008 / ハイリゲンシュタットの遺書

2010-10-13 | Austria

引越し魔だったベートーヴェンがハイリゲンシュタットに住居を構え、やがて耳が聞こえなくなり自殺を考えてしまいます。
この中央のガラス・ケース内に収められている “ハイリゲンシュタットの遺書” [Heiligenstädter Testament] と呼ばれている手紙は、甥のカールと弟のヨハンに宛てて書かれました。
手紙の最後に記されている日付は、1802年10月6日になっています。丁度208年前です。
でも、ベートーヴェンはこの遺書を残して自殺をしたわけではありません。1827年3月26日に、肺炎を患ったあと病状が悪化し、56歳でこの世を去りました。

これがその遺書です(雰囲気だけでも・・・)。直筆の実物を目にすると、何とも言えない気持ちになりました。


日本語訳付の、原文のコピーを購入することができます。

Wien - Heiligenstadt 2008 / エリーゼのために

2010-10-10 | Austria

展示室の鍵を開けてもらって中に入ると、交響曲 『田園』 が流れてきました。
部屋の中央には、ベートーヴェンが使用していたピアノが展示されていました。
恐らく誰もが知っているであろう 『エリーゼのために』 は、ベートーヴェンが作曲したピアノ曲です。
このピアノで作曲したかどうかは分かりませんが、『エリーゼのために』 を作曲したのは1810年、ここで遺書を書いたのが1802年です。
何の囲いもなく部屋に置かれていますが、恐れ多くて触ることはできませんでした。

鍵盤はガラス板が張られて弾けないようになっていました。

Wien - Heiligenstadt 2008 / ベートーヴェンが遺書を書いた家

2010-10-09 | Austria

ハイリゲンシュタット教会の先を右に曲がると、オーストリア国旗を掲げた建物が見えてきます。
現在はベートーヴェンの博物館になっている、“ハイリゲンシュタットの遺書の家” です。

このドアから中に入ります。


中に入ると庭があり、その中庭に面して囲むよう建てられた、パヴラッチェン [Pawlatschen] というバルコニーの2階に、展示室があります。


上の写真の左側の部分がこちら。訪問客が少ない時期は、このドアを開けて入場料を払い、展示室の鍵を開けてもらいます。



[関連記事]
Wien - Heiligenstadt 2008 / ベートーヴェンの遺書の家  [2008-12-11]

Wien - Heiligenstadt 2008 / 鐘の音が聞こえない・・・

2010-10-04 | Austria

ハイリゲンシュタット教会です。
何の変哲もないシンプルな古い教会ですが、実はこの教会の鐘の音が聞こえなくなった為に、ベートーヴェンは自殺を考えたと言われています。
そして、この地で遺書を書くまでに至ります。

鐘の音は、この奥の鐘楼から鳴り響いていたはずだったのに・・・。

Wien - Heiligenstadt 2008 / 綺麗でモダンな駅舎

2010-10-03 | Austria

ウィーン市内郊外にあるハイリゲンシュタットは、偉大な作曲家ベートーヴェンが晩年を過ごし、この地の自然を散策しながら 『交響曲第6番田園』 の構想を練ったという、ベートーヴェンゆかりの地です。
街の北側には葡萄畑が広がり、ウィーンで2番目に有名なホイリゲ(heurige:葡萄を栽培している農家が自家製ワインと家庭料理でもてなすワイン酒場)がたくさんある街でもあります。
ウィーンの中心部からは、トラムやUバーンで30分ほどで行くことができます。
他にSバーンも通っているし、ワッハウ渓谷 [Wachau] からウィーンに向かうインターシティ(IC)も停車します。
今は博物館になっている “ベートーヴェンの遺書の家” に行くため、この駅前からKahlenberg(カーレンベルグ)行きの38A番バスに乗って、ハイリゲンシュタット教会の前まで行きます。バス停はArmbrustergasse(アルムブルステルガッセ)です。

【ウィーンの中心部からハイリゲンシュタットへの行き方】
①Uバーン4番線(U4)の終点が、ハイリゲンシュタットです。
②Kalsplatz(カールスプラッツ)かSchottentor(ショッテントーア)から、トラムD番線Nudorf(ヌスドルフ)行きの終点が、Beethovengang(ベートーヴェンガング)です。
※行きは①で帰りは②、またはその逆にすると、無駄のない行程が組めます。

私はワッハウ地方のクレムス [Krems] からインターシティでウィーンに戻る時に、途中下車しました。