time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Wien 2008 / シェーンブルン宮殿

2008-11-29 | Austria

ウィーンのシェーンブルン宮殿 [Schloss Schönbrunn / Schönbrunn Palace] です。
ハプスブルク家の歴代君主が主に離宮として使用し、とりわけ女帝マリア・テレジアが居城として大改築を行ない、この美しいクリーム・イエローの宮殿が生まれました。
この色は、“マリア・テレジアン・イエロー” と呼ばれています。
マリー・アントワネットもここで生まれ、フランスに嫁ぐまでここで育ちました。
宮殿入口では、石柱の上で黄金に輝くハプスブルク家の紋章、双頭の鷲が出迎えます。
この宮殿は、現在2階部分が観光用として見学できますが、なんとその他の部分は賃貸住宅として一般に貸し出しされていて、居住者がいます。
宮殿に住むのってとってもステキだと思うのですが、今の時代では住むのには不便なことが多く、あまり人気はないそうです。


[関連記事]
Wien 2008 / シェーンブルン宮殿の庭 [2008-11-18]

Kutna Hora 2008 / コストニツェ納骨堂墓地教会

2008-11-27 | Czech

チェコ、クトナー・ホラのセドレツ(Sedlec)という地区に、コストニツェ納骨堂墓地教会 [Hřbitovní kostel Všech svtých s kostnicí / Cemetery Church of All Saints with an Ossuary] という、墓地の中に建っている約4万人の人骨だけで内装された教会があります。
それだけ聞くと、なんだか不気味・・・と思いがちですが、いざ中に入ってみると、その素晴らしさに驚愕してしまいました。
これは、中心に飾られているシャンデリアです。


★旅行記はこちら

Budapest 2008 / 漁夫の砦

2008-11-26 | Hungary
 
ハンガリーの首都ブダペストは、ドナウ河を挟んで西側がブダ地区、東側がペスト地区に分かれています。
ブダ地区には丘の上に王宮があり、見どころいっぱいの名所が揃っています。
これは、とんがり帽子のような形が印象的な、漁夫の砦 [Halászbástya / Fisherman's Bastion] の夜の風景です。
砦と言っても昔の遺跡ではなく、街の美化計画の一環とし造られたものだそうです。
ここからの景色は、ドナウ河越しにペスト地区が見晴らせて、夜景がとても綺麗でした。
AM9:00~PM5:00までは有料なのですが、それ以外は無料で入れます。

Wien 2008 / ベルヴェデーレ宮殿

2008-11-25 | Austria

この美しい建物は、ウィーンのベルヴェデーレ宮殿 [Schloss Belvedere / Belvedere Palace] の上宮 [Oberes Belvedere / Upper Belvedere] です。
ベルヴェデーレ宮殿は、ハプスブルク家に仕えたオイゲン公(プリンツ・オイゲン)が、夏の離宮として造らせたものです。
現在は、オーストリア絵画館として一般公開されていて、クリムトが残した最高傑作 『接吻』 などが展示されています。
この日はとてもいいお天気で、雲ひとつない目の覚めるような青空が池に映ってとても綺麗だったのですが、ものすごく風が強かったので、池に映る宮殿が波立ってしまっていました。
水面が穏やかな時は、まるで鏡のように宮殿の美しい姿を映し出します。

Praha 2008 / ロレタ

2008-11-23 | Czech

プラハ城の西側のフラチャニィ地区 [Hradčany](hradとはお城のこと) にある、ロレタ [Loreta Praha / Loreto Prague] です。
バロック様式で、姿と言い色合いと言い、とても美しい教会です。
ロレタで毎正時に奏でられる鐘の音には、悲しい言い伝えがあります。
疫病がプラハを襲った時、子沢山のひとりの未亡人が、疫病のせいで次々と子供を失っていき、その度に我が子のために銀貨を納めて鐘を鳴らしてもらっていました。
とうとう最後の子も亡くし、ついに自分にも死が迫ったとき、“誰が私のために鐘を鳴らしてくれるの?” と亡き子供たちに呼びかけました。
その声が天国の子供たちに届き、ロレタの鐘がひとりでに鳴り出して美しいメロディを奏でたと言われています。
それ以来、ロレタでは 「マリアの歌」 のメロディを奏でるようになったそうです。
しかし今回残念ながら時間のタイミングが合わず、そのメロディを耳にすることはできませんでした。


★参考文献 : 石川達夫著 『プラハ歴史散策』
こちらにボチボチ旅行記も載せています。

Szentendre 2008 / マルチパン

2008-11-21 | Hungary

ウィーン滞在中に、日帰りでハンガリーのブダペストに行きました。

これ、何だと思いますか?
彫刻でも蝋細工でもありません。
マルチパン(マジパン)と言うお菓子で、モーツァルトもヴァイオリンも全部食べられます。
ドイツのリューベックという街の名物として知られていますが、ブダペストからHÉV(ヘーフ)という近郊電車で約40分のところにある、センテンドレという街では、このマルチパンが盛んに作られています。
マルチパン博物館 [Szabó Marcipán Múzeum / Marzipan Muzeum] があり、芸術品とも言えるたくさんのマルチパン細工の作品が展示されています。

Cesky Krumlov 2008 / チェスキー・クルムロフ城

2008-11-20 | Czech

オーストリアとの国境に近い、チェコ共和国の小さな街チェスキー・クルムロフ
この小さな街の中に、広大な敷地のチェスキー・クルムロフ城 [Státní hrad a zámek / State Castle] があります。
これはお城の第3の中庭にある建物で、スグラフィット技法という、遠くから見ると立体的に見えるように装飾された壁で、いわゆる “だまし絵” が施されています。
ここに限らず、チェコにはこのような “だまし絵” 装飾の外壁が多く、見た目を楽しませてくれました。

Wien 2008 / シェーンブルン宮殿の庭

2008-11-18 | Austria

例えば、京都の三十三間堂に行くと、その広さに少なからずとも驚きます。
しかし、海外の名所・旧跡は、そんな驚きでは済まないくらいのとてつもない広さです。
この写真で、そのもの凄さが想像できるでしょうか?
かつてハプスブルク家の君主達が離宮として使用したシェーンブルン宮殿 [Schloss Schönbrunn / Schönbrunn Palace] のバルコニーから見た、裏に広がる大庭園です。
ズームを殆んど使わずに撮るとこんな感じで、人の大きさでいかに広いかがわかると思います。
この両側に、先日紹介した並木が広がっています。
奥に見える丘の上の建物は、グロリエッテ [Gloriette] と呼ばれるハプスブルク帝国の栄光を表す記念建造物です。
もちろんそこまで歩いて行きました。左右に広がる並木をゆっくり散策しながらだったので、1時間くらいかかったと思います。
この写真は戻って来てから撮ったのですが、改めて “あそこまで行ったんだぁ・・・” と感慨深くなりました。


[関連記事]
Wien 2008 / シェーンブルン宮殿の庭 [2008-11-11]

Wien 2008 / 国立歌劇場オペラ座

2008-11-17 | Austria

「音楽の都ウィーン」 という形容があまりにも有名なこの街は、やはり音楽とは切っても切り離せない場所がたくさんあります。

ウィーンの中心部は、リンクシュトラーセ [Ringstraße] という環状道路で囲まれています。
都市計画でかつての市壁と堀の趾を、道路や構築物で環状に囲んだ状態を、そう呼んでいます。
ウィーンに着いた夜、そのリンクを辿って夜の風景を楽しむことにしました。
出発点はここ、ウィーン国立歌劇場(通称オペラ座)[Wiener Staatsoper / Vienna State Opera] です。
街中の教会や路地のライトアップは暗いのですが、リンク沿いの建造物のライトアップはとても綺麗で、オペラ座はキラキラと輝いていました。

Ceska Trebova 2008 / 車窓

2008-11-15 | Czech

プラハからウィーンへは、列車で移動しました。
プラハ・ホレショヴィツェ駅 [Praha-Holešovice] からウィーン南駅 [Wien Südbahnhof] まで、ユーロシティ(EC)で4時間半、料金は942CZK(チェココルナ)、日本円で約4,800円でした(安い!)。
国際列車ですが、EU加盟国を行き来する時は、今はもうパスポート・チェックはありません。
でもオーストリアの国境手前の駅で、プッシュプルの動力車がチェコ鉄道からオーストリア連邦鉄道に代わり、運転手と車掌も交代して再検札がありました。
チェコ間もオーストリア間も、車掌さんがひとりでチェコ語と英語とドイツ語でアナウンスをしていて(生で)、感心しました。日本の新幹線は英語のテープを流すだけですからね・・・。
13:33発の列車でしたが、2時間ほど経ち、チェスカー・トシェボヴァー [Česká Třebová] を過ぎた頃にはだんだん夕暮れに近付いてきて、車窓がとても綺麗でした。

Kutna Hora 2008 / 聖バルバラ教会

2008-11-14 | Czech

プラハから列車で約1時間、クトナー・ホラという街を訪れました。
1時間もあれば街全体を歩いて周れるほどの小さな街に、聖バルバラ教会 [Chrám svaté Barbory / St.Barbara Church] という荘厳で立派な教会があります。
正面から見ると比較的シンプルに見えますが、横から見ると実はとても複雑で華麗な造りになっています。
他の教会と違う、特徴のあるこの尖った屋根がとても綺麗で印象的です。
現在はファサードの左部分が修復中ですが、何年もかけて全体を修復しているようです。


★正式なスペルは、Kutná Horaです。

Praha 2008 / 天国の庭園

2008-11-12 | Czech

プラハ城の南側にある、天国の庭園 [Raiská zahrada / Garden of Paradise] の城壁の蔦が、赤く色づいてとても綺麗でした。
この日はあいにく雨だったので、見晴らしが悪いですが、マラー・ストラナ地区 [Malá Strana] を見渡せる展望スペースがあり、聖ミクラーシュ教会 [Chrám svatého Mikuláse / Church of St.Nicholas] の青銅のドームが見えます。

Wien 2008 / シェーンブルン宮殿の庭

2008-11-11 | Austria

プラハ滞在のあと、国際列車で約4時間半、ウィーンに移動しました。
ウィーンにもたくさんの名所がありますが、今日はこの季節にふさわしい写真を選びました。
ヨーロッパには赤く色づく葉があまりなく、紅葉ならぬ黄葉が今がいちばん綺麗な時で、黄金色に輝いていました。
こちらは、マリー・アントワネットが生まれ育ち、その母であるマリア・テレジアが生涯愛したシェーンブルン宮殿 [Schloss Schönbrunn / Schönbrunn Palace] の庭です。
それはそれは広い敷地で、宮殿の周りに広がる庭がとても素晴らしかったです。
どのくらい広いのか・・・、東京ドーム約36個分と言えば想像できるでしょうか・・・。
朝早くから出かけ、とってもいいお天気だったので、いろいろ散策しながら丘にも登りました。
落ち葉の上を歩くとザクザクといい音がして、とても気持ちの良いいい運動をし、午前中いっぱいそこで過ごしました。
庭は市民に開放されているので、地元の人たちがジョギングしていて、ストック・ウォーキングをする年配の方たちもたくさん居ました。

Cesky Krumlov 2008 / 城の塔から

2008-11-09 | Czech

プラハ滞在中に、バスで約3時間の世界遺産の街、南ボヘミア州のチェスキー・クルムロフに行きました。
小さな街で、S字型に流れるヴルタヴァ河 [Vltava] (日本ではドイツ語のモルダウ河とも呼ばれています)にぐるっと囲まれています。
クルムロフ城 [Státní hrad a zámek / State Castle] の塔の上から見た街は、おとぎの国のようなとっても可愛い街でした。


★タイトルでは、文字の上にハーチェクが付くチェコ語は、文字化けするので外しています。
 正式には、Český Krumlovです。



Praha 2008 / 旧市街広場

2008-11-08 | Czech

昨日、11日間の中欧の旅から無事帰国しました。
今回は、チェコ共和国のプラハとオーストリアのウィーンを拠点に、いろんな街を訪れてきました。
たくさん撮った写真の整理はまだまだ終わりそうにありませんが、徐々に紹介して行きます。
旅行記も、近々母屋のブログにUPする予定です。

こちらは、まず最初に行ったチェコの首都プラハです。
ここは旧市街の中心地、旧市街広場 [Staroměstské náměstí / Old Town Square] です。
右に見えるのは、ティーン聖母教会 [Týnský chrám / Tyn Cathedral]、左に見えるのが、旧市庁舎 [Staroměstské radnice / Old Town Hall] の天文時計です。