time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Wien - Heiligenstadt 2008 / ホイリゲ

2009-03-30 | Austria

オーストリアには、“ホイリゲ”(heurige)と呼ばれるワイン酒場がたくさんあります。
ビールなどはなくワインのみで、葡萄を栽培している農家が自家製ワインと家庭料理でもてなすのが主流で、その農家のワインだけを味わえます。
ホイリゲの店先には、写真のような束ねた松の枝が吊るしてあり、これと裸電球がホイリゲの目印になっています。

写真は、ウィーンの郊外ハイリゲンシュタット [Heiligenstadt] にあるホイリゲです。

Praha 2008 / 聖ミクラーシュ教会

2009-03-27 | Czech

プラハには、聖ミクラーシュ教会という名の教会がふたつあります。
これは、旧市街地区 [Staré Město] の旧市街広場 [Staroměstské náměstí / Old Town Square] に面して建つ、聖ミクラーシュ教会 [Chrám sv. Mikuláše / Church of St.Nicholas] です。
聖ミクラーシュとは英語でセント(聖)・ニコラス、つまりサンタクロースの語源です。
バロック様式の姿が美しく、ヤン・フス像を囲む広場に建ち、現在はチェコ・スロヴァキア・フス派の教会となっているそうです。


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Vatican 2008 / アウグストゥス帝

2009-03-26 | Vatican

バチカン博物館 [Musei Vaticani / Vatican Museums] のブラッチョ・ヌオーヴォ [Braccio Nuovo] にある、ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスの、“プリマ・ポルタのアウグストゥス” [Prima Porta Augustus] と名付けられた像です。
右手を上げて鎧を着けている姿は、兵士たちに向かって演説をしているところで、右脚は、イルカに乗ったキューピッドに支えられています。
裸足なのは、英雄に見立てようとしたためと言われています。


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Wien 2008 / 庭を守るスフィンクス

2009-03-25 | Austria

ウィーンのベルヴェデーレ宮殿 [Schloss Belvedere / Belvedere Palace] の庭園を守る、スフィンクスです。
上半身は女性で下半身は獅子、そして翼を付けたこのスフィンクスが、日本の神社・寺院の狛犬(こまいぬ)のように、対になって置かれていて、あちこちで庭園を守っています。
スフィンクスとは、神話に登場する獅子の身体と人間の顔を持った神聖な存在または怪物を意味し、漢字では “獅子女” と書くそうです。
ギリシア神話に登場するのが、獅子の身体に美しい人間の女性の顔と乳房のある胸、鷲の翼を持つ怪物とされています。


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Paris 2009 / はねうさぎ

2009-03-22 | France

モンマルトルにある老舗のシャンソニエ、オ・ラパン・アジル [Au Lapain Agile] です。
かつては “シャンソン酒場” と言った方が似合うアットホームな安酒場で、モンマルトルで暮らしていた無名時代のピカソやユトリロらが通っていたそうです。
“ラパン・アジル” とは “はねうさぎ” のことを言い、その跳ねているうさぎの絵が壁に飾られています。
この絵はレプリカで、本物はモンマルトル博物館に展示されています。


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Paris 2009 / コンシェルジュリー

2009-03-21 | France

パリの右岸シャトレ広場とシテ島を結ぶシャンジュ橋(両替橋)[Pont au Change] から見た、夜のコンシェルジュリー [Conciergerie] です。
元々はフィリップ4世の宮殿だったのですが、やがて牢獄として使われるようになり、フランス王妃マリー・アントワネットが処刑される前、ここに幽閉されていました。
ライト・アップされた夜の姿は、美しくもあり重々しくもあって、何だか少し不気味な雰囲気さえ感じてしまうのは、かつて牢獄だったと思うからでしょうか・・・。


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Rouen 2009 / モネが魅せられた大聖堂

2009-03-19 | France

印象派を代表するフランスの画家、クロード・モネ [Claude Monet] が、ルーアン滞在時にその荘厳な姿に魅せられて、30点に及ぶ絵を描いたのが、このノートルダム大聖堂 [Cathédrale Notre-Dame] です。
(“ノートルダム” という名の付いた大聖堂は、世界各地のフランス語圏の都市に建てられています。)
モネは晩年に、大聖堂の向かいの家の2階のアトリエで、様々な季節や天候、時間によって変化する大聖堂のファサードを描き続け、それによってこの世に変わらないものなどないということを実証したかったのだそうです。

こちらは、ルーアンに行った日の前日、パリのオルセー美術館 [Musée d'Orsay] で鑑賞した、その連作のひとつです。
同じ角度から、大聖堂の写真を撮ってみました。




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Kutna Hora 2008 / 墓地教会

2009-03-17 | Czech

チェコ、プラハから列車で約1時間10分の中央ボヘミア州の街、クトナー・ホラのセドレツ(Sedlec)という地区にある、人骨だけで内装されたコストニツェ納骨堂墓地教会 [Hřbitovní kostel Všech svtých s kostnicí / Cemetery Church of All Saints with an Ossuary] は、その名のとおり、墓地のすぐ隣りに建っています。
1970年には、チェコの映画監督ヤン・シュヴァンクマイエル氏によって、この教会に関するドキュメンタリー・タッチの映画も制作されています。


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Paris 2009 / ノートルダム大聖堂

2009-03-16 | France

サン・ルイ島からセーヌ河の左岸を歩きながら、シテ島にあるノートルダム大聖堂 [Cathédrale Notre-Dame de Paris] をななめ後ろから見ると、ファサードからは想像できないくらいの姿が目に入ります。
尖った塔が青空にツンッとそびえていて、フランス語の “Notre-Dame” が意味する “我らが貴婦人” に相応しい、凛とした姿が荘厳です。


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Praha 2008 / Ebel Coffee House

2009-03-15 | gourmet

チェコのプラハにあるEbel Coffee Houseで食べた “本日のケーキ”、手作りラズベリー・タルトです。


下にラズベリーの果肉がたっぷり入ったラズベリー味のゼリー状の生地とビスケットのタルトに、ヨーグルト・チーズ風味のものが挟まれています。
ラズベリーの甘酸っぱさと、ヨーグルト・チーズ風味のレアな食感が爽やかに口に広がり、歯ごたえのある香ばしいビスケットがアクセントになって、とても美味しいケーキでした。
飲み物は、ふわふわのフォーム・ミルクがたっぷり入ったカフェ・オ・レです。
木の温かさがにじみ出た落ち着いた雰囲気の店内には、センスのいい選曲の70年代のロックが流れていました。
お店のスタッフは、とても感じ良かったです。


Ebel Coffee Houseは、“Ebel Coffee” というコーヒーのブランドのカフェで、他に “Cafe Ebel ○○○(町名)” という名前で、プラハ市内に4店舗あります。


【Ebel Coffee House】

住所 ; Týn 2, 110 00 Prague 1, Staré Město, Czech Republic
HP ; http://www.ebelcoffee.cz/ (チェコ語・英語)
OPEN ; 9:00~22:00 無休
旧市街広場 [Staroměstské náměstí / Old Town Square] のティーン聖母教会 [Týnský chrám / Tyn Cathedral] の裏。

 

Wien 2008 / 美しい泉

2009-03-13 | Austria

ウィーンのシェーンブルン宮殿 [Schloss Schönbrunn / Schönbrunn Palace] の名前は、かつてハプスブルク家の皇帝の狩場だった場所の草むらの中で、マティアス皇帝が光輝く泉を発見したことが由来と言われています。
皇帝はこの泉に感激し、“Schön”(美しい) “Brunnen”(泉)、つまり “Schönbrunn” と名付け、特別な場所となり、やがてこの地にハプスブルク家の宮殿が建てられました。
その “美しい泉” がここで、宮殿の庭のグロリエッテに向かって左側にあります。


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Paris 2009 / 朝もやのセーヌ河

2009-03-12 | France

パリの2月末の日の出時刻は、7時半頃。
この日の早朝は濃い霧に包まれていて、もやのかかったセーヌ河の風景は、何とも言えない情緒が溢れていました。
向こうに見える橋は、パリ4区のノートルダム地区とサン・ジェルヴェ地区を結んでいるルイ・フィリップ橋 [Pont Louis-Philippe] です。

Chartres 2009 / とんがり屋根の家並

2009-03-11 | France

パリのモンパルナス駅 [Gare Montparnasse] から列車に乗り、途中でヴェルサイユ [Versailles] を通過して約1時間、シャルトルに行きました。
小さなこの街には、“シャルトル・ブルー” と呼ばれる青いステンドグラスがとても美しい、ユネスコの世界遺産に登録されている大聖堂があります。
大聖堂は高台の上に建ち、裏の公園からは街を見渡すことができます。
とても素朴な茶色いとんがり屋根の小さな家々が建ち並ぶ風景は、今まで見てきたヨーロッパのどの街にも似ていない、独特の家並でした。

Paris 2009 / モンマルトルの丘

2009-03-07 | France

パリでいちばん高い丘にある、セーヌ河右岸18区のモンマルトル [Montmartre] は、急な坂と階段が多いところです。
ピカソやモディリアーニらがこの地に住み、ユトリロ、ロートレックをはじめ、ジャン・コクトー、マティス、ゴッホ、ドガ、ルノワールなど数々の画家がモンマルトルを制作の場とし、モンマルトルの風景をたくさん描きました。