投稿 20170731
「音楽と私」
田畑広がる田舎で育った小学生時代は、女性の先生のオルガン伴奏で唱歌をみんなで歌ったのを覚えているが、どんな気持ちで歌ったのかは思い出せない。中学校に入って男の先生が専科で我がクラスの担任でもあった。音楽の歴史や音楽家の肖像画を見ながらの話やレコードから流れる曲を静かに鑑賞したのを覚えている。
高校に入ってビートルズが来日し、彼らの強烈なビートの効いた音楽が、それまでの音楽にはあまり興味がなかった私を変えたように思う。ビートルズの曲は、どれも斬新な曲調で分かりやすかった。教室で「オール・マイ・ラヴィング」など英語で口ずさむ友だちをとりまいている自分がいた。その後、職場で軽音楽のサークルに同僚から誘われ、クラリネット、サックスのパートをするようになった。運動系も剣道、柔道のような個人技が好きな上に、ギターも一人で弾くのが好きな私だったので、集団で演奏するサークルはなじめなかった。しかし、月日を重ねるうち、いろいろな楽器を奏でるハーモニーのすばらしさを感じるようになった。高校の時に出会ったヒートルズの演奏が甦ったかのようであった。人前で演奏するのは今でも緊張するし、あまり好きではないが、ホーム訪問等、聴いている人の喜ぶ顔を見ると何とも言えぬ充実感がある。我がCSE・それいゆはみんな気さくで思いやりがあり楽しい。明日へ向かって少しでも希望が持てる演奏がしたい。(了)
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