matasaburo3の散歩日記

日本各地を旅しながら、日本の四季を撮ります。
又、世界各地の街を巡りながらの印象記やあれこれ。

鎌倉文学館の秋バラ

2017-11-04 11:21:58 | 鎌倉散歩




 
 鎌倉

10月下旬、鎌倉文学館を訪ねました。
江ノ電「由比ヶ浜駅」から徒歩7分。

相模湾を一望する高台にある建物は、
旧加賀藩前田家第16代当主・前田利為
の別邸として、1936年(昭和11年
)に建てられました。

当時の鎌倉の別荘を代表する建物の一つ
です。



戦後は、デンマーク公使や佐藤栄作元首
相が別荘として使用しました。元首相は
鎌倉文士とも親交し、小林秀雄、永井龍
男、川端康成らが訪れて共に食事をした
こともあったそうです。

三島由紀夫の小説「春の雪」に登場する
別荘のモデルにもなりました。
三島は長谷の川端家をたびたび訪問しま
した。



その後、鎌倉市が譲り受け、1985年
(昭和60年)に鎌倉文学館として開館
しました。



源実朝の歌碑がありました。

(大海の磯の岩肌を響かせて打ち寄せる
波が、割れて砕けて散ることだ)

実朝は1218年、武士として初めての
右大臣に上りますが、翌年右大臣拝賀式
で暗殺されます。満26歳でした。



通りの反対側に、子規の歌碑です。

正岡子規は実朝を敬愛し、
「あの人をして今十年も活かして置いた
ならどんなに名歌を残したかも知れ
不甲候」と

「歌よみに与ふる書」に書いています。



建物は西洋の木造建築ハーフティンバー
様式とスパニッシュ様式を基調とし、内
部には、1930年代に流行したと思わ
れるアールデコの様式が隋所に見られる
そうです。

庭園の南側に600平方メートルのバラ
園があり、約200種250株を楽しめ
ます。

秋は11月中旬頃までが見頃です。


  (希望)

少し下を向いていました。


  (ニューアベマリア)


  (新星)


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