matasaburo3の散歩日記

日本各地を旅しながら、日本の四季を撮ります。
又、世界各地の街を巡りながらの印象記やあれこれ。

新緑の長谷を歩くー光則寺

2023-06-06 18:20:00 | 鎌倉散歩

 

 長谷寺を出て、近くの「ベルグフェル

ド」で昼食をとってから、光則寺へ向か

いました。

 

日蓮聖人が佐渡へ流された時、弟子の

日朗上人も、北条時頼の家臣、宿谷光則

の屋敷に捕らえられました。

やがて光則は、日蓮聖人に帰依し、屋敷

を光則寺としたと伝えられています。

境内の裏山には日朗上人が捕らえられて

いたと伝わる土牢が残されています。

境内には宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の

詩碑があります。

樹齢200年といわれるカイドウの古木

をはじめ、四季を通じさまざまな花が見

られる鎌倉有数の花の寺です。

光則寺は長谷寺と比べ観光客の数は

少なく、静かでゆったりとした時間

を過ごせます。

 

 


新緑の長谷を歩くー長谷寺

2023-05-30 16:42:40 | 鎌倉散歩

 

 5月最後の日曜日、ひさしぶりに

鎌倉を訪ねました。江ノ電「長谷駅」

で下車、5分程歩くと長谷寺です。

長谷寺は736年の創建と伝えられる

古刹。本尊の十一面観音は、長谷観音

と呼ばれ親しまれています。

あじさいの名所としても有名です。

6月に入ると、上境内の「眺望散策

路(あじさい路)」では40種、

約2500株のあじさいが咲き誇り

ます。

この日はまだ2,3分咲き程度です

が、早くも外国人を含む多くの観光

客でにぎわっていました。

散策路を上った先には、あじさい越し

に由比ガ浜が望めます。

 

  (続く)

 


  あじさいの季節に、明月院~成就院

2022-06-15 10:59:30 | 鎌倉散歩

 

 6月上旬の鎌倉です。

北鎌倉駅から徒歩10分の明月院

を訪ねました。

鎌倉石の参道に咲くあじさいが

有名です。その95%が日本古来

の姫あじさいとのことです。

明月院ブルーと呼ばれる澄んだ

青い色のあじさいです。

鎌倉幕府第5代執権北条時頼によって

建立された「最明寺」が前身です。

後に北条時宗(時頼の子)によって

「禅與寺」が再興され、明月院は支院

の首位とされました。

現在は臨済宗建長寺派の寺です。

次に向かったのは成就院。

江ノ電「極楽寺駅」で下車、徒歩5分

です。

山門の前に立つと、あじさいの向こう

に弓なりに続く由比ガ浜を一望できま

す。

成就院は弘法大師ゆかりの地に

1219年北条泰時が建立。本尊は

不動明王。1333年鎌倉攻め

の際に焼失しますが、江戸中期

に復興され現在に至ってます。


新緑の鎌倉を歩く、永福寺跡~瑞泉寺

2022-05-28 12:09:51 | 鎌倉散歩

 

 

 

 5月下旬の鎌倉です。

岐れ道は金沢街道、二階堂への分岐点

です。鎌倉宮から10分程歩くと永福寺

(ようふくじ)跡です。

永福寺は源頼朝が建立した寺院で、源

義経や藤原泰衡をはじめ奥州合戦の戦

没者の慰霊のため、平泉の二階大堂大

長寿院を模して、1192年着工しました。

鎌倉市は昭和56年から発掘調査を行い

ました。堂は二階堂を中心に薬師堂、

阿弥陀堂が配され、南北130mに

及ぶ伽藍、全面に100m以上ある

池が造られていました。

永福寺跡からさらに500m程歩く

と瑞泉寺です。

瑞泉寺は1327年建立。開山の

夢窓国師は、鎌倉~南北朝期に禅宗

で重きをなした僧です。

  (仏殿)

屋根のそりが美しい仏殿には禅宗

建築の優雅さが感じられます。

  (庭園)

本堂裏には夢窓疎石作の迫力ある

鎌倉禅宗様式の庭園が異彩を放って

います。

一年中花の絶えない境内ですが、

この時期はわずかに咲き始めた

あじさいが見られました。

 

 


 新緑の鎌倉を歩く、寿福寺~安養院

2022-05-16 08:34:14 | 鎌倉散歩

 

 新緑の季節、鎌倉を訪ねました。

鎌倉駅西口から今小路を北鎌倉方向

へ10分程歩くと寿福寺です。

外門から山門に至る敷石道は静寂感

が漂います。

 

源頼朝が没した翌年(1200年)、

北条政子が栄西を開山に招いて建立

した鎌倉五山第三位の寺です。

  (仏殿)

この地はもともと頼朝の父義朝の館

があったといわれています。

 

裏山のやぐらには、源実朝、北条政子

の墓と伝わる五輪塔が二基あります。

  (北条政子の墓)

鎌倉駅へ戻り、若宮大路を由比ガ浜方向

へ歩きます。下馬四つ角を曲がり、しば

らく歩くと安養院です。

北条政子が頼朝を供養する寺院として

長谷笹目が谷(鎌倉文学館附近)に創建

した長楽寺が前身であると伝えられます。

 

創建の年(1225年)に政子も死去し

た為、頼朝・政子夫妻を供養する寺院と

されました。

その後、大町にあった善導寺の跡(現在

地)に移って、安養院になったといいま

す。安養院は北条政子の法名です。

  (北条政子の供養塔)

境内一面が燃えるようなツツジの花で

埋め尽くされますが、訪れた時は既に

見頃を過ぎていました。