世界の都市シリーズ、スペイン編は
グラナダ、セビリア、ロンダ、ラ・マ
ンチャ、バルセロナと巡ってきました
が、いよいよ最終回マドリッドです。
マドリッド
プラド美術館は、王室のコレクション
を中心に1819年開館しました。
現在では3万点以上の絵画・彫刻を所蔵
する、ヨーロッパ屈指の美術館です。
中でも「ラス・メニーナス」(1656
年)は、ベラスケス(1599-166
0年)の技法が凝縮された傑作といわれ
、プラドで最も著名な作品です。
「スペインへ行き、一つしか見られない
のなら、ラス・メニーナスを見るがよい。
一か所しか行かれないのなら、トレドへ
行くがよい。」という言い伝えがあるそ
うです。
絵の正面に立ち、近ずくのではなく、絵
の対角線の距離だけ離れて、鑑賞すると
、遠近法を駆使し、光を巧みに操って、
作品の向こう側にも続く、奥深い空間が
出現してきます。
写真ではわからない、超絶技法に感嘆し
てしまいました。
夕方、闘牛場で闘牛観戦をしました。
毎週日曜に開催されます。
日本ならプロ野球観戦のような雰囲気
です。
ハプニングがありました。開始早々、
一人の闘牛士が牛に倒されて、担架で
運ばれました。それからやや経った頃、
同じツアーの50代位の男性が突然、
気を失い、あたりは騒然となりました。
幸い、休憩室で安静にしている間に、
意識を回復しました。
闘牛の感想は一言でいうと、「とても
残酷なショーだな」というものです。
最後まで見届けるのは、つらいもので
す。
文化の違いといわれても、ぴんとこな
いのです。
スペイン内でも、バルセロナあたりで
は実施されていないそうです。
次は食事です。
最初の3枚はホテル内のレストランで
の夕食。
前菜、メイン、デザートの3皿で、飲
み物とパンが付きます。
次の写真は市内のレストランでの夕食。
闘牛観戦の後だったので、さすがに赤ワ
インはやめて白ワインにしました。
2番目の皿がイベリコ豚です。
夜、バルにも行きました。とても楽し
かったのですが、カメラは忘れました。
最後は、スペインの哲学者オルテガ・
イ・ガセットの言葉です。
「人は家の中にいるために家をつくる。
そして、人は家から出るために、同じ
ように家から出てきた人たちと会うた
めに都市をつくる。」
世界の都市シリーズは今後も続きます。