matasaburo3の散歩日記

日本各地を旅しながら、日本の四季を撮ります。
又、世界各地の街を巡りながらの印象記やあれこれ。

世界の美術館・博物館巡り

2018-09-27 11:28:49 | 旅について



  (ルーベンス「キリスト降架」:ノートルダム大聖堂)


 旅していると、さまざまな出会いがあ
ります。自然、都市、人間、食物などな
ど。芸術との出会いも貴重です。

世界の美術館・博物館を訪ねた記録です。
古い順に

1大英博物館(ロンドン)
2ルーブル美術館(パリ)
3メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
4中正記念堂(台湾)
5上海博物館(上海)
6故宮(北京)
7サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ
  教会(ミラノ)
8ドゥカーレ宮殿(ヴェネツィア)
9ウフィツィ美術館(フィレンツェ)
10システィーナ礼拝堂(ヴァチカン)
11ヴァチカン美術館(ヴァチカン)
12サンピエトロ大聖堂(ヴァチカン)
13陝西歴史博物館(西安)
14アルテ・ピナコテーク(ミュンヘン)
15ノイエ・ピナコテーク(ミュンヘン)
16メブラーナ博物館(コンヤ)
17トプカプ宮殿(イスタンブール)
18シェーンブルン宮殿(ウイーン)
19美術史博物館(ウイーン)
20サント・トメ教会(トレド)
21プラド美術館(マドリッド)
22ノートルダム大聖堂(アントワープ)
23マウリッツハイス美術館(ハーグ)
24アムステルダム国立美術館
25ゴッホ美術館(アムステルダム)



もともと美術品は教会や宮殿の建物装飾
の一部でした。美術館・博物館の誕生に
よって誰でも鑑賞できるようになりまし
た。

膨大な美術品を見てきたことになります
が、特に印象に残っている10点を選ん
でみました。(数字は美術館名)

7.「最後の晩餐」ダ・ヴィンチ
9.「ビーナスの誕生」ボッティチェリ
11.「アテナイの学堂」ラファエロ
12.「ピエタ像」ミケランジェロ
19.「雪中の狩人」ブリューゲル
21.「ラス・メニーナス」ベラスケス
22.「キリスト降架」ルーベンス
23.「真珠の耳飾りの少女」
    フェルメール
24.「夜警」レンブラント
25.「灰色のフェルト帽の自画像」
    ゴッホ

「ラス・メニーナス」と出会った時の
驚きは、以前ブログにも書きました。
見る角度・視点によって全く異なる世
界が見えてきます。又、時代背景や画
家の生涯を知るとき、名画との出会い
はより磨かれ、より深まるように思い
ます。

でも多くの場合、海外での出会いは
「一期一会」です。

今年12月からは4K・8K放送が始ま
るそうです。8K画像で見る絵画・彫刻
がどんな世界を提示してくれるのか興味
があります。






仙台、夏の終わりにその2-松島海岸

2018-09-19 11:26:02 | 港町




 松島

 1日目の夜は秋保温泉に宿泊しました。

静かで広々とした温泉、海の幸満載の料
理と地酒を堪能しました。

翌朝、仙石線で松島海岸駅まで。
まず、瑞巌寺に向かいました。


  (庫裡)

平成の大修理(2008-2018年)
が、春に終わったばかりです。

政宗は禅僧虎哉宗乙の勧めで、円福寺復
興を思い立ち、1604年から1609
年までの工事で大伽藍を完成させます。

仙台城の完成が1610年ですから、工
期は重なります。


  (本堂と御成玄関)

芭蕉は「奥の細道」に「・・・金壁荘厳
光を輝、仏土成就の大伽藍とはなれりけ
る。」と書いています。

明治になって仙台城は取り壊されてしま
いますが、仙台城大広間と同じ構造をも
つ瑞巌寺本堂は仙台城を彷彿させるとい
われます。




昼食は、駅前の「生牡蠣専門店 松島こ
うは」で、殻付きカキと牡蠣のひつまぶ
しを食べました。

海岸沿いに歩いていくと、フェリー乗り
場のすぐ近くに観瀾亭がありました。



秀吉から政宗が拝領したといわれる伏見
桃山城の茶室を、二代藩主忠宗が移築し
たものです。

小田原合戦に政宗は遅参しますが、詰問
に来た前田利家らに千利休の茶の指導を
受けたいと申し出、秀吉らを感嘆させた
そうです。

観瀾亭は歴代藩主の納涼観月に用いられ
別名月見御殿と呼ばれ、歴代藩主のお休
み処でもあったそうです。



松島らしい景色を眺めながら、お座敷の
上で抹茶と和菓子をいただきました。

見仏上人の雄島を中心とした中世からの
霊場松島は、地形に神聖な力の宿る魅力
が強く、多くの人をひきつけてきました。


仙台、夏の終わりにその1-青葉城址

2018-09-12 11:12:01 | 日本100名城




 仙台

 8月末、仙台を訪ねました。

新幹線で昼過ぎに仙台到着。仙台駅内の
すし通り、「寿司処 こうや」で昼食を
とりました。鮮度のよい寿司はなかなか
美味でした。

西口でバス「るーぷる仙台」に乗り、瑞
鳳殿前で下車。



杉並木の参道を進むと、桃山文化の遺風
を伝える豪華絢爛な霊屋が現れました。



瑞鳳殿は1636(寛永13)年、70
才で生涯を閉じた伊達政宗の遺命により
、翌年経ヶ峯に造営されました。

戦災で焼失しましたが、1979年に再
建されたものです。


再びバスで仙台城跡まで。

青葉山には、伊達氏以前から城があり、
千体城後に千代城と称していました。


  (伊達政宗騎馬像)

政宗が仙台に居城を移したときに詠まれ
た和歌。

「入そめて くにゆたかなる みぎりと
や 千代とかぎらじ せんだいのまつ」

もともとこの地は、千代(せんだい)と
いいましたが、「千代(ちよ)と限らじ
」とよみ、せんだい=千代にかけて、「
1000年の世といわず永年に栄あれ」
との願いをこめました。

現在、青葉山公園として整備されていま
すが、城内に残された建造物は第二次世
界大戦頃までにすべてが失われました。


  (石垣)

出羽国米沢を本領としていた政宗は、秀
吉に服属すると、1591年陸奥国岩出
山に転封を命ぜられます。

関ケ原の合戦では家康方に付き1601
年河川舟運や海運の便のよい仙台に本拠
を移します。


  (本丸跡)

新田や金山の開発を促進し、62万石の
国づくりに励みます。貿易にも執心しま
すが、南蛮船は仙台領の港には遠すぎて
来航しません。

このことが慶長遣欧使節(1613-
1620年)の派遣へとつながります。

(参考文献:平川新「戦国日本と大航海
時代」中公新書)


地球を7周しました(私の海外旅)

2018-09-05 11:18:54 | 旅について




 海外の旅はとても貴重な体験で、何年
たっても鮮明な記憶もあります。残って
いる記録もあります。

1976年に初めてロンドンに渡航して
以来、仕事・家族旅行・個人旅行で訪れ
た都市は59都市になりました。(宿泊
もしくは観光した都市で単に通過したの
みは含まず)

古い順に、ロンドン・ケンブリッジ・パ
リ・ワシントン・カンザスシテイ・ニュ
ーヨーク・ダラス・ソウル・モスクワ・
ウイーン・バンコク・シンガポール・香
港・台北・上海・蘇州・北京・ミラノ・
ヴェネツィア・フィレンツェ・ピサ・ロ
ーマ・バチカン・西安・ミュンヘン・イ
スタンブール・アンカラ・イズミール・
コンヤ・アイワルク・パムッカレ・プラ
ハ・ドレスデン・ブラチスラバ・ブタペ
スト・エステルゴム・センテンドレ・エ
フェソス・カッパドキア・バルセロナ・
バレンシア・カンポデクリプターナ・グ
ラナダ・ミハス・ロンダ・セビリア・
コルドバ・トレド・マドリッド・シント
ピータースレーウ・ブルージエ・ゲント
・メッヘレン・アントワープ・ブリュッ
セル・キンデルダイク・ハーグ・デルフ
ト・アムステルダムとなります。

北半球に偏り、アフリカや南米には行っ
ていません。このうち20都市について
は当ブログで紹介しました。

1976年の出国日本人数は285万人
。昨年2017年が1789万人ですか
ら、6倍に増えたことになります。ただ
21世紀になるとほとんど増えておらず
、日本人市場の成長期は終わったようで
す。

テレビや映像で行った気になれる時代に
なりましたが、リアルな体験はいくつに
なっても興奮させられます。

移動距離は航空部分と地上部分に分かれ
ますが、地上部分は算出難しく、航空部
分については、航空路のマイル計算のソ
フトを使って、累計の搭乗マイル数を計
算してみました。

累計航空距離は19万マイル、30万6
千キロになりました。地球一周を4万キ
ロとすると、地球を7周回ったことにな
ります。無論計算上の話で、別に世界一
周を7回したわけではありませんが。

航空機という便利な高速の乗り物のおか
げで、誰でも「遠くへ行きたい」「未知
の世界を知りたい」という夢がかなえら
れるようになったことは、とても素晴ら
しいことだと思います。

広い地球の、どこか知らない土地に印し
た小さな一歩でも、個々人の人生にとっ
ては、確かでかけがえのない痕跡となる
ように思われます。