角館
角館を2年ぶりに訪れました。前回は真冬の時期で、町は雪にすっぽり覆われ、しんと静ま
りかえっていました。今回はうってかわり最も華やかな季節を迎えていました。
角館城下町の歴史は約400年あります。一国一城令により角館城は破却されましたが、秋
田藩の支藩としては最も大きな城下町を形成しました。町の形は当時と大きくは変わっていな
いそうです。
武家屋敷の並ぶ道の両側に見事なしだれ桜が咲いています。ほとんどが京都・祇園のしだれ桜
と同種だそうです。町内には約400本あり、そのうち162本が国の天然記念物とのこと。
樹齢300年以上の古木もあるそうです。
町が造られた当時は、武家屋敷80戸、町家350戸と数えられ、内町という武家町は、道路
の幅から曲がり角一つまで、そのまま残っているそうですからすごいですね。
檜木内川堤のソメイヨシノは1934年(昭和9年)に当時の皇太子(今上天皇)の誕生を
祝って植えられたそうで、約2キロメートルの桜のトンネルとなっています。
角館の桜は、評判通りの圧倒的な美しさが際立っていました。外国人観光客もアジア系・欧米
系と多彩でした。