Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

面白い将棋

2023年10月14日 06時30分00秒 | Weblog
 「まずは実力をつけること。その上で面白い将棋を指したいという気持ちがあるので、そこを目指していきたいです。

 何と謙虚で、しっかりした受け答えであることか!
 「面白い将棋」という言葉で真っ先に思い浮かぶ棋士は、やはり、次々と新しい戦法を生み出した升田幸三さんである。
 個人的には、内藤國雄さんも、「どの戦法が飛び出すか分からない」ので注目していた。
 同じ「くにお」だが、米長邦雄さんの将棋も個性があって面白かった。
 内藤さんは「自在流」、米長さんは「泥沼流」と呼ばれていたのが懐かしい。
 こういう風に見てくると、「面白い」かどうかは、まずは「戦法」で決まると思う(もちろん、個々の局面における「手」も重要だが、これは二の次だろう)。
 そこで、藤井さんの戦法(2022年4~12月の先手番。後手番では戦法を選べないことが多い。)を分析してみると、22局中、角換わりが11局、相い掛かりと横歩取り(内藤さんの得意戦法)がそれぞれ4局、四間飛車(藤井さんは居飛車側)、向かい飛車(藤井さんは居飛車側)、雁木がそれぞれ1局であった。
 角換わりと横歩取りは、序盤の研究で勝敗が決まることもあり、素人から見ると難解であるし、どちらかと言えば、大半の人にとっては「面白くない」。
 対して、大駒が活躍する振り飛車系の将棋は乱戦に移行することも多く、見ていて「面白い」。
 そこで、私個人は、居飛車党だが角換わりや横歩取りを好まない棋士、あるいは振り飛車党の棋士との対局に注目することとしたい。
 

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