Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

抑圧されたものの行方

2022年05月22日 06時30分00秒 | Weblog
【爆笑】PL学園で1年生からエースでも寮生活はエグい!○○先輩に緊張してイップスに!?松井稼頭央の事件続出の青春時代②/5【目覚まし 洗濯板 フルーチェ レイコー マルシンハンバーグww】【西武巨人】

 今でこそ笑い話になっているが、PL学園野球部の寮では、1年生に対する"シゴキ"が慣例となっていたらしい。
 例えば、「1年生は毎朝5時起床だが、目覚まし時計を鳴らしてはいけない」、「ユニフォームは洗濯板で洗わないといけない」、「ユニフォーム類は、先輩が起きる前にその先輩の流儀に従ったたたみ方でセットしておかなければならない」、「1年生はフルーチェを食べてはいけない」などというもの。
 これは一種の加入儀礼であり、軍隊などでは必出で、一部の一般企業でもみられるものだ。
 例えば、1年生は「奴隷」と呼ばれ、部署によっては「奴隷の犬」と呼ばれて先輩たちから"シゴキ"を受ける会社もあるらしい。
 その狙いは、「皆は一人のために、一人は皆のために」の原理(要するに軍事化の原理)を注入することであり、それゆえ「軍事化イニシエーション」と呼ばれることもある。
 そもそも「寮生活」(ある種の新興宗教における集団生活などもそうだが)自体がこれを狙っているわけだ。
 だが、当然のことながら、これには副作用があり、その最たるものが、(反撃・攻撃衝動が内向することによる)メンタル不調や、極端な場合には自分及び他者への攻撃行動である。
 つまり、理不尽な攻撃・刺激を受けてもこれに反撃せず抑圧を続けるうちに、心の中に”モンスター”が育っていくのである。
 フロイト流に説明すると、「抑圧された反撃・攻撃衝動が、エスの中で沈殿・増殖し、(時間を超えて)表出の機会を窺っている」わけである。
 野球部や宗教団体などでは、これを身体の運動や修行・信仰などによって昇華するわけであるが、一般企業の場合はそれが難しい。
 なので、泥酔して意識による制御が緩んだときなどに、周りにいた人を殴る・蹴るなどの暴行を加えてしまう、などという事件が起きるのである。
 

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