西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

11月26日朝、ゲート前

2015-11-26 18:33:54 | 石木ダム
午前9時30分、ダム事務所前で県の動きを見張っている支援者の方から「白のワゴン車が1台こうばる方面へ向かった。」との連絡が入った。「1台だけ?」と聞き返すと「うん。1台。」との返事である。

ゲート前で座り込んでいるみなさんに「ワゴン車が出たそうですよ。」と声をかけ、ネットや横断幕を準備しゲート内への入場を阻止する体勢に入った。



5月19日から9月中旬までは、ワゴン車を含む県の車3台にガードマンの車1台の計4台の車にダム事務所の職員や工事作業員が乗り込んでやって来ていた。そして、私たちが並んで阻止をしているゲートをやすやすと越えて作業現場へと向かっていた。

しかし草木の伐採は終わり、これからは大型重機が必要な工事が残っているのだが、9月30日深夜に大型重機搬入に失敗した県は、それ以来10月に3回、11月も今日で3回と数えるほどしかやって来ていないのだ。


午前9時35分、白のワゴン車がゲート前で止まり、ダム事務所の所長が一人だけ降りて来た。



所長は「みなさん、寒い中お疲れさまでございます。」と挨拶。

ちょっとちょっと、、、寒い中、私たちがこうやって毎日座り込みを続けているのは誰のせいなの?必要性のない石木ダム建設をあなた方が断念しさいすれば、私たちは座り込みなどする必要はないのですよ。

11月26日朝、ゲート前


県のほうも、30日に地権者の皆さんと共有地権者とで提訴する「事業認定取消し訴訟」が気にかかっているらしい。

所長は「裁判を起こされるのであれば、その裁判結果が出るまで私たちに工事をさせて下さい。」と言う。

とんでもない!工事を止めるための阻止行動は、ずっと続けて行きますよ。
裁判の間中、工事が続けばダムは完成してしまう。そうなれば、たとえ裁判で勝利してもここまで出来ているのだからと運用が開始されてしまう。多くの裁判でそういうことが起こっているのだから。

「あなた方が裁判をされるのなら、もう一つの裁判で、妨害行為をしてはいけないと結果が出ているのですから、それを尊重してください。」



所長はそうも言うけれど、妨害行為は16人について出されたもので、私たちには出されてはいない。

だからこれからも、ダムを作らせないために、私たちはゲート前に座り続けるし、迂回道路の工事が始まったら、そちらも阻止を続けて行くのだ。

こうばるの冬は寒いけれど、みんなの気持は熱い。

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2 コメント

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わぁ~ (そぷん)
2015-11-30 22:18:57
Cafeの宿六さま、お久しぶりです。

5月19日から毎日、ダム建設予定地で座り込みを続けていています。
なかなか時間がとれず、気持にも余裕がなくてブログ訪問も失礼してしまっています。すみません。

裁判も始まります。これからも応援をよろしくお願いします。
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Unknown (Cafeの宿六)
2015-11-28 21:26:09
寒い季節皆さんの頑張りに頭が下がります。
遠くからですが応援しています。
皆さん体に十分留意して頑張ってください。
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