美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

お友達

2023-12-03 22:56:25 | 私の日々
沖縄の友達が、お母さんの法事のために広島に帰ってきて、わが家を訪ねてくれました。去年も会ったので、1年ぶりです。

広島には、お母さんがいらしたころには、時々は帰ってきたので、今より会う機会は多かったのですが、今は、もうあまり会えなくなりました。

彼女とは、高校1年生のころに同じクラスになり、4人でお友達になり、そして、今続いているのは、彼女だけです。

高校のころはそれほど親しくはなかったのですが、大学が同じだったので、若いころの仲間意識や、同志的な思いや、友情など、いろいろなつながりがあり、大学の4年間で、友情を培ったと思います。

もう一人、大学時代にお友達になった人は、亡くなってしまい、彼女が今生きていたら、芯から話せるお友達だっただろうにと、とても残念です。

こうして若いときにお友達ができたのですが、今日訪ねてくれた彼女は、15才のころから付き合っていて、今私たちは74才、ああなんてすごいことでしょう。彼女とは、もう60年位付き合っているのです。

何もかも知っているような気がして、会っても、あまり近況などは話さず、犬のこと、子供のこと、老いのことなど話します。

でも、会えるのは、とてもすごいことです。彼女が健康で、私に会おうと思ってくれるから、会えるので、それは感謝の気持ちでいっぱいです。

友達というよりは、幼馴染のようなものですが、それが続いているのをとても素晴らしいことだと思っています。

今はもういつまで会えるかしらと、別れるたびに思います。別れはいつかやってくるのを、そういうものだと思い、少し寂しい気持ちでいるこの頃です。

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お誕生日、でした

2023-11-09 15:43:59 | 私の日々


11月8日、74回目のお誕生日でした。まああまり嬉しい年でもないですが、私が生きている記念として、ちょっと良い姿勢になったかなと思います。

いつもお誕生日には、お友達1人、妹からお祝いのメールが届きます。妹の夫から、お祝いの電話もかかりました。

お友達の一人とは、18才の時からプレゼント交換をしています。今年は、回文の絵本「よるよ」が届きました。作者のコジヤジコさんは、彼女の息子さんです。回文に凝っているのだそうで、絵本も出版されました。

絵は、中山信一さんです。とても温かな絵で、ふんわりと弾んでいくような絵です。そして、回文の軽さとぴったりしています。




子供がいると、こんな風に楽しいこともあるんだなと思いました。

74才になって、いつまで生きられるかと思っていたこの数年でしたから、ああ頑張ってるね、と自分に言ってあげたいと思います。

いろいろな体の不調はありますが、もう少し、生きられるかなと思うこの頃です。母とチャーリーを残して死ぬのは、やはりちょっと心が残るなあと思います。
 
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力について

2023-07-24 15:26:52 | 私の日々
先日、力のことを書きました。世の中に、力があると、そこには、人やものが集まり、力を中心に、それぞれが自分と力との関係を探し、小さな世界を作っていくのだと思います。

力というものを実際に認めていなくても、自分のいる世界は安定していて、よく考えると、中心には力があるのだと思います。

そんな世界がたくさんあり、例えば家族、地域、学校や会社、そして、国、それらが交錯したり、並行したりして、だんだん大きな世界になっていくのでしょう。

そんな中で、自分のいる位置が分からないものがいるのです。どんな世界にも自分が属していないと思い、居場所がないと思うのです。

でも、それでも、生きている国などはあり、日本のように一応安定している国で、自分の居場所などないと思いながらも、何とか生きているのですから、それは、その国の力を認めているのでしょう。

ただ、小さな世界では、自分がどこにも属していないと思い、何かに衝突しながら、苦しい思いで生きているものがいるのです。自分に力があると思って生きてきた若いころのみじめさ、誰も周りに集まってこないという力のなさの認識。

でも、年を取って、自分に力がなかったことを実感してしまった今も、やはり、生きることは、何かにぶつかって、しんどいなーと思いながら生きています。

私に力などなかったのだから、私だけの世界は本当に小さく、こじんまりと家族と一緒に生きています。

今、あまり欲がなくなり、力を持つことの意味もあまり分からなくなり、もう残り少ない人生の時間を、力などなくても、穏やかに、自分の時間を深く覗き込んで、生きていければいいのかと思っています。

力があったとしても、力がなかったとしても、人は、限りある時間を生き、そこでどれだけの豊かさを味わえるかが問題なんだよ、と負け惜しみのような気持でいるこの頃です。

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力があるということ

2023-07-10 12:46:20 | 私の日々
この頃、毎日生きていくことが辛い、と情けない気持ちになっています。何か元気が出ないという気分、何もしたくないという気分、体が動かない気分、そんな気分にとらわれています。

楽しいこと、心が震えるようなこと、そんなことを書いていこうと思うけれど、そういうことがないのです。

体が思うように動かないから、ということがあるかもしれません。病気になってしまってから、気持ちも動かないようになったと思います。年を取ったからかもしれません。

何もしたくないので、映画を観たり、ドラマやアニメを観たりします。本も心が躍るようなものを読みたいと思います。

そして、毎日、そういうものに囲まれていて、"力"ということを考えるようになりました。映画もドラマもアニメも本も、力あるものが主人公です。そういうものでないと面白くないのです。世の中で、称えられる人々も、やはり、力ある人、なのです。

昔、自分が自分の力を使っていないという気がしていました。力を使えば、私も力ある人になるのだと信じていました。

でも、今、力ある人は、自分の力を使ったからこそ、大きく豊かになったのだろうと思うようになりました。力があれば、力を発揮するのだと思うのです。自分の力を使えることが、才能なのだと思うのです。

力を持っているというのは、幻想なのだろうと思います。でも、それでも、人は生きていかなくてはなりません。辛いなーと思います。自分が力を持っていると思っていた頃のことを、若かったなーと思います。

今は、もう力を持っているという幻想はあまり残っていないのですが、毎日、力を発揮している人の話を見たり聞いたりするだけで、自分が動いていないことをとても残念に思います。

もう心にも体にもあまり力がないのだと実感していますが、人は、力がなくても生きていかなくてはならないし、自分が生きているということで、何か周りに働きかけていくことはできるのだろうと考えています。

でも、やはり、若いころのように、自分には力があって、それを発揮すれば、何かを手に入れられるという幻想を持っていた頃のことを、懐かしく愛おしいもののように感じています。

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70才を超えても、、、

2023-07-03 15:22:56 | 私の日々
私は、洋服や身につけるものを自分の表現だと思い、こだわってきました。夫が元気なころは、ちょっと値段の張る外国ブランドなどを買っていました。

ブランド物は、コマーシャルに踊らされているだけで、値段ほどの価値はないと、知り合いの人たちが言うのを聞いてきました。

でも、私は、モノの値段は、やはりそれなりの価値があるからついているのだと思うのです。高いものには、品質の良さや、美しさが見えると思います。

でも、今は、私は年金だけで暮らさなければなりません。貯金は、困ったときや大きな買い物のときのために、と思っています。

夫が倒れた時には、洋服のことなど、頭に浮かびませんでしたが、だんだん落ち着いた生活になってくると、洋服ほしいなーと思うようになりました。

でも、今までのような高いものは買えません。インターネットで、いろいろなサイトを巡り歩き、おしゃれだけど、そんなに高くない、というか、安い洋服を見つけました。

お店に出かける買い物は、疲れて体がくたくたになりますから、できません。その点、インターネットは、とても便利でした。

私が買っているお店の一つは、返品ができるというのが、とても魅力です。気に入らなければ、返せばいいのだから、と思うと、ちょっと冒険もできるのです。

20代では、160cm、48kg、30代では、50kg、そのうちだんだん太ってきました。今は内緒の体重です。

夫が元気なころは、やせてもいないけれど、そこまで太ってはいなかったので、ひざ丈のスカートに8cmのハイヒールを履いていました。女性らしい雰囲気が好きでした。

でも、今は、内緒にしなくてはならないほどの体重で、むくんでいますから、足が太い! この頃はくるぶし丈のスカートやワンピースを着ています。

でも、最近、このワンピースは、70歳過ぎたおばあさんが着れるかしら、と躊躇することが多くなりました。ちょっと子供っぽくてかわいすぎるよね、と思うと、なかなか手を通さなくなります。

洋服は、時に、これは着られない、と実感することがあり、それは、自分の顔やスタイルなどにどうしても合わない、ということが分かってしまうのですよね。

今、あまりに幼いものは、ちょっと合わないなあと思うようになりました。だから、やさしくて、ちょっと大人の色気(? )を感じるような洋服を着ようと思います。

洋服は、とても大切な自己表現と思っているので、やはり、自分の好きなものを着ていきたいと思います。大人らしく優しい雰囲気の洋服を選んで。

今年のバーゲンで買ったワンピースの写真を載せてみます。白は上身頃はニットでスカートは綿レースです。紺のプリントのワンピースは、薔薇の花の模様です。どちらもくるぶしくらいの丈で、上にカーディガンなどを着ます。


行くところは、母と私の病院と美容院、月1回の日用品の買い物くらいなのですが、それでも出かけるときは、洋服を選んでちょっとワクワクしたいと思うのです。

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