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親不知レンガトンネル / 2014年土木遺産

明治時代の終わりに工事が開始された、富山、新潟県境ともいえる北陸線親不知トンネル、
電化にともない昭和40年に廃止になるまで、53年間にわたる交通の要でした。
廃線後、半世紀、時が流れ、このレンガトンネルが見学可能です。
平成 26年に土木学会選奨の「土木遺産」に認定され、
平成28年(2016)に遊歩道が整備されました。

トンネル開通から100年経過して歩いて見学可能となりました。

ガイドパネルです


富山県側入り口から


レンガ積み方法にフランス積みとかイギリス積みとかあったのです。
側壁はイギリス積みとのこと。


パネルに工法説明、当然のことながら手掘りです。



神秘的です


蒸気機関車の煤が残っているかも


新潟県側にたどり着くと廃線あとにロマンを感じます。



旧親不知鉄道トンネル

1905 年(明治 38 年)に帝国会議で敷設決定、
1906 年(明治 39 年)に富山・直江津間 の実測開始、
1907 年(明治 40 年)に両端から工事開始

工事業者 神戸市の稲葉弥吉氏(稲葉組) 60 万円(現在の金額換算約 120 億円。
トンネル部分工事費は、17 万6千円
地質が非常に硬い安山岩であり、手掘りで一日平均約 58cm の掘削であった。


形式  山岳トンネル、レンガ積み、馬蹄型
延長  全長 667.82m、幅員 4,572mm、高さ 4,700mm
竣工  1912 年(大正元年) 1965 年(昭和 40 年)廃線

参考 東海道線は1889年開通した

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