馬頭琴日記

交通事故療養中に還暦を迎えた馬頭琴奏者が、馬頭琴に関する知識を書き遺します

鰯の丸干し 頬刺し(ほうどし)・目刺し(メザシ)

2018-06-02 12:55:50 | 卑しんぼ日記
鰯といえば、平目釣りの生き餌で、鮭で言うところの氷頭、軟骨の部分の鼻の穴に、鮎同様に針を貫く。
文字通り、すぐに弱る魚で、平政や稚鰤(ワラサ)を狙う少々深めの水深では、小鯵を釣って餌にする。
鰯自体を専門に狙った事はなく、社員旅行の伊豆辺りの湾内の座興で、運良く回ってきた群れくらいだ。

生まれ育った茨城県大洗町では、鰯の丸干しを、「ほうどし」と呼んでいた。たぶん漢字だと、頬刺し。
篠竹のようなもので、鰓蓋から口を貫いた物体が、千場いっぱいに広がって、独特の匂いを放っていた。

目刺し(メザシ)と言う名を知ったのは、上京してからの事だ。で、スーパーの鰯の丸干しを眺める。
数匹づつパック詰めされているので、紐なり棒は見当たらないが、「目」はしっかりと存在している。


頬を刺しているのに、目刺しとはなんぞや?で、ググってみたら、色々と知らなかった事実が判明した。

目刺しとは、カタクチイワシを干したもので、千葉県で始まった干し方だと書いてある。
一方の頬刺しは、マイワシ・ウルメイワシを干したもので、九州辺りの干し方だそうだ。

たぶん15cmほどの鰯だったが、種類は覚えていない。隣接した千葉と茨城、にも関わらず。
どうして、九州の干し方が、茨城県に伝わったのだろうか? 謎は深まるばかりで・・・ある。


水色の空に、書き割りのような夏雲。湿度は60%前後だが、強めの風は心地よく、気温18−25℃。
蒸し暑さのせいか、右手の浮腫みの悪戯か、寝たり起きたりを繰り返して、熟睡できず・・・不快な朝。

9時45分に家を出て、風防号で整形外科まで10分のドライブ。駐輪場は70%、待合室は60%。
スポーツ紙を手に取ったらリハビリに呼ばれ、10時半に終了した。代診の先生の為か、空いている。

昨夕、巨大なトマト4個298円を、10%OFFシールで購入。安いが、生産農家は原価ギリギリ。
鰯の丸干しの話を書いたら、ほろ苦い肝の味が、脳裏を覆い尽くした。高架下のスーパーに出向う。

✖️✖️(823・93・37750)
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