馬頭琴日記

交通事故療養中に還暦を迎えた馬頭琴奏者が、馬頭琴に関する知識を書き遺します

ビブラートの練習 回転型(モンゴル国スタイル)

2018-06-03 12:21:59 | 馬頭琴の基礎知識
バイオリンのビブラートは、腕・肘・手首・指を主体とする、ビブラートの掛け方があるそうだ。
馬頭琴では、指を回転させるモンゴル国型と、指(関節)をスライドさせる内モンゴル型がある。

西洋弦楽器でも、小さな振幅で微妙に掛ける、大きな振幅で派手に掛ける、2種類に大別されるらしい。
湿度が低く石造りで反響の良い欧州では、前者を。湿度が高い米国では、後者を選択する傾向のようだ。

馬頭琴の場合、モンゴル国と、指先を指板に付ける内モンゴルでは、弦高のセッティングが違う。
湿度的に考えると、演奏場所を中国全土として捉える、内モンゴルの方が、圧倒的に不利である。

ロシア経由で西洋弦楽器の手法が、流入したモンゴル国。中国の少数民族で、封じ込められた環境。
このような背景も、2種類の馬頭琴に、其々のビブラートの手法が誕生した、要因だと推測される。

で、指を回転させる、モンゴル国型のビブラートの、練習方法。肘から中指の先まで、一直線にする。
この軸がぶれないように、中指の先端を、左右それぞれ45度くらい、合計90度くらい回転させる。
玄関のドアノブを回すような動きと言ったら、肘から先の動き方を、イメージしてもらえるだろうか。

動きのイメージが理解できたら、通常の弦を押さえる形に指を曲げ、同様の動きをさせる。
慣れてきたら、使用する他の指の先端に、軸の先端を移動させて、同様の動きを練習する。

指の先端は、普段と同じ力加減で、弦と接している。回転中も、指と弦の接する圧力は同じ。
手指で弦を押して、強弱をつけては駄目だ。ウィウィという、音程の外れた不快な音になる。

微妙で振幅の速いビブラートを掛けるには、他の指をすぼめて、手の形をコンパクトにする。
大きく振幅の遅いビブラートを掛けるには、他の指を一杯に開いて伸ばして、大きく動かす。


白が混じった水色の空、強めの風は心地よく、気温は16−27℃。水曜日辺り、梅雨入り・・・らしい。

先週買って失敗した、味の無いメキシコ産のかぼちゃ。昨夕は、アルゼンチン産が、並んでいた。
沖縄産と比較すると、これまた、半値である。早速バターで焼いてみたら、上々の旨さであった。

豚挽肉があるので、焼売を作ろうと、高架下のスーパーに向かったが、焼売の皮が・・・品切れ。
焼売の皮って、売れないのか?玉ねぎ刻んで、片栗粉と挽肉を混ぜて、包んで蒸すだけなのだが。

出来合いの半額の焼売に、握り寿司・かつ丼の弁当も半額だったので、釣られて買ってしまった。
鰯の丸干し目標だったが、宮城産解凍生秋刀魚、2匹258円が半額。欲望に身を・・・任せた。

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