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今回は2018年12月にサービスが開始され、2019年6月でサービス開始から半年が経った東急大井町線座席指定サービス「Qシート」に再び乗車してきましたのでレポします。

ここは平日夜の
大井町駅です。

日中の私用を済ませ夜間帯の満員電車に乗車して京浜東北線で大井町までやって来ました。

時刻は夜20時過ぎです。
目的の列車の発車時刻は20時30分ですから、ちょうど良い時間でしょう…

大井町駅においてJR→東急の乗り換えは東口・西口を使うと近くて便利なんですが、何を間違えたか中央口から降りてしまったので歩いて東急大井町線大井町駅の改札口に向かいます。

そして大井町駅東急線改札口にやって来ました。
もはや当ブログではお馴染みの光景になってしまっている気もします()

試しに私が大井町駅に到着した20時00分頃にネットで「Qシート」の座席指定券の空席照会をしてみると、乗車する20時30分発の便にはまだ空席が有りました。
ある程度直前でも座席指定券を購入する事は出来るようです。
と、言っても私は既に座席指定券を確保した状態で大井町駅にやって来ていたので空席があるかどうか心配していませんでしたが…汗

ふと、駅に掲示してある時刻表を見てみると「Qシート」関連の表記が変更されているのに気付きました。

運行開始当初の時刻表には別枠で「Qシート」サービス実施列車の発車時刻が書かれていましたが

時刻部分の右上にオレンジ色で「Q」の表記が入るようになっていました。

恐らく2019年3月16日に実施されたダイヤ改正に合わせて変更されたのだと思います。

ちなみに「Qシート」サービス開始後初となる2019年3月16日のダイヤ改正では運行本数自体に変更は有りませんでしたが、一部の列車の運行時刻が若干変更されています。
今回、乗車する「Qシート」201号も一部の停車駅の出発・到着時刻が1〜2分変更されています。
と、言ってもこの程度の小変更が利用客数に変化を与えるとも思えないので当記事では改正前と同列車という扱いで、
2018年12月の「Qシート」201号利用状況と比較していきたいと思います。

改札口付近に設置されているディスプレイでは「Qシート」の案内が表示されていました。

「Free Wi-Fiあります!!」の売り文句が今の時代の座席指定列車らしいですよね…

さて、そんな所で発車時刻が近づいてきたのでホームに入り列車を待つ事に…

指定券を所持している乗客の待合室のような空間として整備されているウェイティングエリアを覗いてみると発車時刻10分前の
20時20分頃には既に6〜7名ほどの乗客が列を成して待っていました

少し分かりづらいですが、「Qシート」部分である3号車のドア前のみ乗車待ちの列が出来ていないのが分かります。

そして2番線に停車していた20時21分発の各停溝の口行きが発車して2番線の線路が空いて暫くすると乗車する20時30分発急行長津田行きに充当される6020系がやって来ました。

当日の201号充当編成は6020系のトップナンバー編成でもある6121Fでした。

ちなみに狙った訳ではなく偶然ですが、昨年12月に乗車した際も今年1月に乗車した際も6121Fでした。

さて、さっそく「Qシート」部分である3号車に乗車していきたいと思いますが、その前に一つだけ小ネタを…

これは2019年5月31日から6121Fの2号車4ヶ所に試験導入された、4Gデータ通信機能を備えたLED蛍光灯一体型の防犯カメラ「IoTube」です。

LED蛍光灯一体型の防犯カメラはJR東日本各線などで導入が進んでいますが、この「IoTube」は更に進化したもので従来は車内防犯カメラの映像確認には車内設置の防犯カメラから記憶媒体を直接取り出した後に事務所に持ち込み専用パソコンで確認する必要がありましたが、「IoTube」はカメラユニット内からのWi-Fi及び4Gデータ通信による無線通信で記憶媒体を取り出す必要無く事務所のパソコンで映像を確認することが出来ます。
ちなみに試験導入期間は2019年6月30日までの予定で6121Fの他にも同じ大井町線を走行する9001Fの2号車にも導入されています。

小ネタも回収できたので、座席指定券を提示して「Qシート」部分の3号車に乗車していきます…

私が乗車した時(発車約4分前)には既に座席の半分以上が埋まっていました。
直後にネットで空席照会をしてみると満席になっていました。
他社線の座席指定列車に比べて提供座席数が少ないというのもありますが、運行開始から半年が経った今でも人気は健在なようです。
暫くするとドアが閉まり
20時30分に定刻通り
大井町を発車しました。
発車後に車内を軽く見てみると8割以上の座席が埋まっていました。
やはり大井町からの需要が一番多いようです。
列車は先行電である大井町20時25分発の各停溝の口行きに追いつくことなく、スムーズに品川区内の4駅を通過し
20時33分に最初の停車駅である
旗の台に到着しました。
当駅で先行電の各停を追い抜きます。
気になる乗車人数ですが、旗の台では1名の乗車が有りました。
そして
20時34分に旗の台を発車しました。
ここから先の先行電は旗の台20時29分発の各停溝の口行きに変わりました。
ちなみにこの各停溝の口行きを途中駅で追い抜くことは無いので終点の溝の口まで後を追う形で走行していくことになります。
旗の台を発車した当列車は池上線と目黒線に挟まれた地域に位置する北千束を通過し
20時36分に
大岡山に到着しました。
大岡山では1名の乗車が有りました。
やはり旗の台、大岡山での乗車は変わらず少なめのようです。
20時37分に大岡山を発車すると、駅のすぐ横を目黒線が通過するという来宮駅や北藤岡駅に似た印象を受ける緑が丘を通過し
20時39分には最後の乗車可能駅である
自由が丘に到着しました。
自由が丘では5名ほどの乗車が有りました。
また、誤って乗車してしまった方や乗車しているトレインクルーに座席指定券の販売を求め満席なので拒否されている方などの姿を見かけました。
しかし、誤乗と言っても「Qシート」と知らずに乗車してしまった訳では無いように見えたので、昨年12月に比べ着実に「Qシート」の認知度は向上しているようです。
そして
20時41分に自由が丘を発車しました。
最後の乗車可能駅である自由が丘を発車した車内を見回してみると、満席のはずなのにクロスシート部分で1席分空席の座席がチラホラ見受けられます。
あくまで憶測に過ぎませんが、もしかしたら並び2席分の座席指定券を購入して乗車している方が居るのかもしれません。
たまたま空席の座席に座るはずだった方が乗り遅れたor乗車を取り止めたのかもしれませんが…
自由が丘発車後は速度を上げて九品仏、尾山台、等々力と通過していきます。
等々力を通過すると徐々に減速し始めました。
そしてゆっくりと上野毛を通過し、二子玉川駅手前の大カーブ区間に差し掛かりましたが、先行電の各停溝の口行きが二子玉川駅に停車している為更に速度を落としながらカーブを抜けていきます
最終的に停車寸前の速度まで減速しましたが、先行電が駅を発車したことから信号が開通し速度を上げて駅に進入していき定刻から1分延の
20時48分に
二子玉川に到着しました。
二子玉川駅から先は降車専用駅なので、当駅から3号車には乗車できない旨をトレインクルーと警備員がホーム上のお客様に対して促していました。
また、二子玉川駅での降車は有りませんでした。
暫くすると反対側の1番線に二子玉川20時48分着の各停中央林間行きがやって来ましたが、交互発着する形で接続せずに二子玉川を発車しました。
二子玉川発車後すぐに田園都市線の線路に転線し二子新地、高津の複々線区間各駅を通過していきますが、先行電である二子玉川定刻20時46分発の急行中央林間行きが溝の口駅に停車している為、極限まで速度を落とし走行していました。
そして先行急行が発車した事から、加速し通勤客で混雑している駅に進入していき
20時51分に
溝の口に到着しました。
溝の口では1名が降車していきました。
また、降車専用駅の為、二子玉川駅同様にトレインクルーが乗車できない旨を促していたほか、誤って乗車しようとした方を座席指定券不要の一般車両である隣の2.4号車に誘導していました。
そして1分延の
20時53分に溝の口を発車しました。
微遅延運行が続いているので速度を上げて回復運転をするかと思いきや、先行急行がさらにその先を走る先行各停に詰まっている関係で速度を出すことが出来ずノロノロ運転が続きました。
その後、やや低速で梶ケ谷、宮崎台、宮前平の3駅を通過し鷺沼駅の手前まで到達しました。
が、しかし先行急行が停車しているためホームに進入することができず二子玉川手前同様に駅手前で一旦減速してから
20時58分に
鷺沼に到着しました。
鷺沼では1名が降車していきました。
反対側の1番線には各停中央林間行きが停車していましたが、交互発着する形で先発していったので信号待ちと時間調整の関係でしばらく鷺沼駅で停車していました。
そして
21時00分に定刻通り鷺沼を発車し、2分で次の停車駅である
たまプラーザに
21時02分に到着しました。
たまプラーザでは乗客3名とトレインクルーが降車していきました。
また、たまプラーザから座席指定券不要の区間に突入するので座席指定券を所持していない利用者が他の号車からの流入含め6名乗車しました。
21時03分にたまプラーザを発車し1分で次の停車駅である
あざみ野に
21時04分に到着しました。
あざみ野では座席指定券を所持している乗客が4名降車し座席指定券を所持していない利用者が4名乗車しました。
ここまでの降車可能駅を降車客数を合計しても10名程度なので殆どの利用者がやはり大井町〜長津田間の全区間を乗車していることが分かります。
そして
21時5分にあざみ野を発車し次駅の江田で先行各停を追い抜くと速度を上げ爆走しながら市が尾を通過しました。
しかし、再び先行電の各停との間隔が短くなってきたので市が尾通過直後から速度が徐々に下がり藤が丘を通過する頃には低速運行に戻っていました。
停車することなく、そのままゆっくりと駅に進入し
21時10分に定刻通り
青葉台に到着しました。
青葉台では座席指定券を所持している乗客が4名降車し座席指定券を所持していない利用者が6名乗車しました。
そして
21時10分に青葉台を発車し、次駅の田奈を通過して終点の
長津田に
21時14分に到着しました。

運行開始から半年が経って乗客の利用状況に変化が生まれているか気になっていましたが、見た感じ変わらず大井町→長津田の全区間利用が多く次に大井町→たまプラーザ・あざみ野エリアの利用が多い事が分かりました。

長津田駅到着後はすぐに列車を駅先の引上線に移動させるために乗客を降ろし駅員による車内点検が急ぎ足で行われます。

もはや恒例の景色みたいになっていますね…

今年春のダイヤ改正後も変わらずタイトなダイヤが組まれています。

そして到着から2分後の
21時16分には引上線に向かって発車していきました。

この後、乗車電は溝の口に回送された後に、溝の口21時56分発急行大井町行きで大井町に送り込まれ22時27分発のQシート221号の運用に入ることになります。

暫くすると先ほど江田で追い抜いた各停が到着しました。

乗車していた6020系と同系列の2020系ですね…

「Qシート」サービスが田園都市線でも始まるとしたら2020系にも「Qシート」車両が連結される事になるんでしょうね…

ド平日ですし夜も遅いので当駅止まりの乗客の流れに飲み込まれるように改札口に向かいます。

また、運行開始1周年を迎える半年後にでも機会があれば乗車したいと思います。

以上、大井町線Qシート201号乗車記でした!!