三丁目の夕日の乗車記

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上越新幹線 E7系運行開始

2019-06-22 18:00:39 | JR
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2019年3月16日から上越新幹線で運行されている新型車両E7系を撮影してきましたので紹介します。ここは新潟駅です。この度、ここ新潟駅と大宮駅を結ぶ上越新幹線に新型車両E7系が投入されました。今回、上越新幹線に新型車両として導入されたE7系は、2014年3月より長野新幹線(現北陸新幹線)で運行されている車両で、この度の上越新幹線高崎〜新潟・ガーラ湯沢間での営業運転開始に伴い定期運用範囲が拡大されました。気になる新型車両E7系で運行する列車本数ですが、1日あたり東京〜新潟の「とき」4往復、東京〜越後湯沢の「たにがわ」1往復の計5往復10本となっています。
上越新幹線全体の運行列車数を考えるとかなりE7系が運用されている本数が限られていますが、2022年度末までには現在上越新幹線を走行しているE2系やE4系が全て置き換えられてE7系に統一される予定なので、今後E7系の運行本数は急ペースで増えていくものとみられます。また、E7系の12号車はグリーン車よりも快適性が高められた最上位の特別車両である「グランクラス」車両となっています。
この、「グランクラス」車両はJR東日本管内の東北・北海道新幹線や北陸新幹線にも連結されていますが、E7系運行開始に伴い今回のダイヤ改正から上越新幹線(高崎〜新潟)間でも「グランクラス」車両が連結された列車が運行される事になりました。ちなみに東京〜新潟間のグランクラス車両に乗車した場合の運賃・料金の合計は片道17,250円となっています。
なお、上越新幹線「とき」「たにがわ」のグランクラスは専任アテンダントによる車内サービスが有りませんので悪しからず…そんな新型車両E7系運行開始に伴い新潟駅の駅構内には多くの装飾が施されていました。その装飾も中々凝ったものになっていて、在来線連絡通路にはE7系車両のイラストを丸ごと1本分(12両)繋げた特製ポスターが有りました。しっかりと普通車・グリーン車・グランクラス車が区別されて描かれています。また、新幹線コンコース内には「とれたんず」の写真撮影用パネルが設置されていました。取材中も何度かこの写真撮影パネルを使用して記念撮影をしている親子連れの方を見かけましたなお、これらの「E7系デビュー記念装飾」は上越新幹線新潟県内の燕三条駅、長岡駅、浦佐駅、越後湯沢駅でも当面の間実施されています。ホームに上がる前に列車乗車位置案内を軽く見ておきます。上越新幹線は4種類の新幹線車両が運行されていますが、これらは両数や設備の差で大体見分ける事が出来ます。まず、8両編成と16両編成はE4系(Max)で運行される列車です。
10両編成はE2系で運行される列車です。
6両編成はE3系700番台(現美新幹線)で運行される列車です。
そして12両編成でグランクラスが設定されている列車が今回紹介するE7系で運行される列車です。この内容が理解出来ていると、画像内の時間帯を例とすると16時56分発の「とき」336号と18時12分発の「とき」342号がE7系で、17時23分発の「とき」338号と19時36分発の「とき」346号がE2系で運行される列車であると見分ける事が出来ます。さて、そんな所でホーム階に上がり実際の車両を見ながら紹介していきたいと思います。こちらが2019年3月16日から上越新幹線高崎〜新潟間でも運行されている新型車両のE7系です。E7系の中でも上越新幹線での運用開始に伴い2018年度に投入されたグループの最新車です。
ちなみに上越新幹線向けE7系車両は今のところ3編成が新潟新幹線車両センターに配属されています。その3編成の中でもF21編成とF22編成は上越新幹線運用開始に伴い「上越新幹線限定デザイン」の車両となっていて、車体に「朱鷺色」のラインと特別のシンボルマークが入っています。シンボルマークは3号車と11号車の車体側面に配置されています。このシンボルマークは稲穂と朱鷺の羽がイメージされていて、コンセプトは「上越の魅力の源流にある豊かさと躍動感を形に」なんだそうです…ちなみに、「上越新幹線限定デザイン」での運用は2019年3月16日〜1年間程度の予定なので、期間が終了すると北陸新幹線E7系車両などと同じ通常デザインに変更されるようです。なお、元々北陸新幹線用新型車両E7系のシンボルマークとして設定された「7」の文字がシルバーの矢じりのような形状で表現されているマークも他の車両と変わらず1号車と12号車の車体側面に配置されています。この為、「上越新幹線限定デザイン」を纏った編成には2つのシンボルマークが掲示されていて、11号車と12号車の部分ではその2つのマークが並んで配置されているのを見る事ができます。そんなグランクラス車両である12号車部分を見ていきます。前記の通り、グランクラス車両が連結された列車が営業運転で新潟駅を発着するのは、このE7系が初めての事なので新潟駅でグランクラスのマークを見ること自体が違和感満載ですね…「とき」とグランクラスマークが共演している側面LED表示器の表示も今回のダイヤ改正以降で見られるようになったものなので記録しておきます。





そもそもE7系の側面LED表示器の表示で「とき」の文字を見ることが出来るようになったこと自体が初めてなんですけどね…()

勿論、新潟駅の乗車口案内のLED表示器でグランクラスマークを見る事が出来るようになったのもダイヤ改正後のことです。

前記の通り、数年後には上越新幹線を走る列車はE7系に統一される予定なので、10両編成でグランクラス車両を連結していないE2系で運行される列車の表示と絡めて記録しておきます。

今は日常的に見られる光景ですが、いずれは見られなくなってしまうのでしょう…乗車位置案内なども色々記録しておきます…





他のE2系やE4系の乗車位置案内と比べるとE7系の「新しさ」具合がよく分かりますねちなみに、ここまで「上越新幹線限定デザイン」のE7系ばかりを紹介してきましたが、実は通常デザインのE7系車両も上越新幹線「とき」「たにがわ」として運転されているので新潟駅に乗り入れます。なので、E7系自体の運用は固定されているので上越新幹線に乗車する際にE7系を狙って乗車する事自体は可能ですが、その列車に充当されるE7系が「上越新幹線限定デザイン」の編成か通常デザインの編成かは「乗ってみる時のお楽しみ」状態と化しています。と、言っても車内設備などは変わらないので乗ってしまえば同じですが…汗ちなみに運が良ければE2系とE7系「上越新幹線限定デザイン」編成と通常デザイン編成の共演なども見る事が出来ます。数年前までは新潟駅に北陸新幹線の新型車両E7系が発着するなんてこと考えた事も無かったですから、凄い時代になったものだなぁ…と思います個人的に年代古めの車両の溜まり場と化しているイメージがあった上越新幹線ですが、遂に新型車両への統一が始まると思うと色々考えるものがあります…日々の記録を大切にしていきたいです以上、上越新幹線E7系運行開始でした!!

越後交通「長岡〜新潟線」乗車記

2019-06-16 11:00:01 | 高速バス
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は新潟交通と越後交通が共同運行する形で運行している長岡市内と新潟市内を結ぶ近距離高速バス「長岡〜新潟線」に乗車してきましたのでレポします。

乗車便データ
越後交通(新潟交通との共同運行路線)
長岡駅前11時00分発新潟駅前12時27分着
ここは長岡駅前です。今回、乗車する「長岡〜新潟線」は新潟市と新潟県内各地を結ぶ県内高速バス路線のうちの一つで長岡駅前〜新潟駅前間で運行されています。運行本数は平日25往復(土休日22往復)で、そのうち平日22.5往復(土休日21往復)が長生橋経由と呼ばれる一般的なルートで運行されていて、平日1.5往復(土休日1往復)が北長岡経由と呼ばれるルートで運行されています。
また、平日1往復のみ東バイパス経由で運行されている便が存在します。長岡駅前の乗り場は大手口(北口)のバスターミナル内の一角にある4番乗り場です。東京や大阪方面の遠距離高速バス路線が発着する駅反対側の東口からの発車ではありませんので乗車する際は注意が必要です。さっそく乗車するべく大手口バスターミナル4番乗り場に向かいます…乗り場には時刻表と運賃表が掲示されていました今回、乗車する「長岡〜新潟線」は先程も紹介した通り一日の運行本数は平日25往復(土休日22往復)で各日朝の6時から夜の21時まで1時間に最低1本の本数が確保されています。平日朝などは20分間隔で運行されているので、長岡地区から新潟地区への通勤・通学利用も少なからずあるのだと思います。その為か、高速バス路線としては珍しい定期券が通勤・通学用で販売されています。
所要時間が1時間半弱と比較的短く、通勤・通学目的で利用することが出来るという事もあるんでしょう…気になる運賃ですが、長岡駅前から古町や万代シティ、新潟駅前などの新潟市中心部までは980円です。(区間によって運賃は変動します。)
長岡〜新潟間でJR信越本線を使用した場合の運賃が1140円ですから、高速バスの方が安価な価格設定となっています。ちなみに「りゅーと」や「Suica」などの交通系ICカードでの高速バス運賃支払いが昨年の12月1日から可能になりましたが、運賃の全額分を利用可能な交通系ICカードの残高で支払うと現金運賃より約15%割引の「ICカード割引運賃」となるので、たとえば長岡駅前〜新潟駅前間で交通系ICカードの残高を使用すると現金運賃980円より150円分安い830円で乗車する事が出来ます。ちなみにバス車内でチャージをする事は「りゅーと」を除き出来ませんので、乗車前に駅やコンビニなどでチャージをしておく事をオススメしますそんな感じで撮影していると、発車時刻の8分前の10時52分に乗車する便に充当されるバスがやって来ました。こちらは越後交通本社営業所所属の【長岡200か324号車】です。
越後交通に在籍する高速バス車両の中でも古参車の分類に含まれるエアロバスです。さっそく乗車していきます。
ちなみに後払いなので、運賃は降車する際に支払います。車内はトイレ無し2ー2の4列シートです。
なお、「長岡〜新潟線」は予約不可の定員制なので満席の場合は乗車する事が出来ません。
ちなみに席は指定されていないので空いている座席に座ります…そして11時00分に定刻通り長岡駅前を発車しました。
乗車扱い開始からポツポツと乗客がやって来て、最終的には6名が長岡駅前から乗車しました。
バスはこの先、長岡市内の各バス停でこまめに乗客を拾い、高速に乗り新潟市内方面に向かう事になります。

大手口のバスターミナルを出ると長岡駅前のメインストリートでもある大手通りを走行します。

最初の途中停留所である大手通二丁目を通過し表町交差点を左折して長生橋通りに入りました。

バスは道なりに進んでいき、千手三丁目を通過し橋長850mの長生橋で信濃川を渡り少しした所にある大島三丁目に11時7分に到着しました。
大島三丁目では2名の乗客が乗車しました。

また、大島三丁目の次のバス停である西長岡でも2名の乗客が乗車しました。

バスは再び長生橋通りを道なりに進み、喜多町交差点を左折して長岡バイパスに入りました。そして高速流入前最後のバス停である長岡インターに11時16分に到着しました。
長岡インターでは1名の乗客が乗車しました。

そして始発の長岡駅前発車から18分後の11時18分長岡ICから関越自動車道(E17)に流入しました。
ここまでの長岡市内一般道区間で計11名の乗客が乗車しましたが、何分座席数が多い車両なので空席が目立ちます。

その後、長岡ICの僅か1.6km先にある長岡JCTから北陸自動車道(E8)に入りました。
この先は新潟市内まで北陸自動車道を延々と走っていくことになります。

11時21分には長岡JCTの少し先にある長岡北に到着し1名が乗車しました。
長岡インターまでの各停留所は乗車専用でしたが、ここ長岡北からは乗降車可能となります。

ちなみに長岡駅前〜長岡北までの運賃は280円と高速バス路線としては安価な価格設定となっていますが、長岡北バス停に隣接している長岡北入口バス停から越後交通の一般路線バスを利用して長岡駅前に向かう場合の運賃は310円なので、設備もよく快適な高速バスの方が路線バスに比べて運賃が安いという逆転現象(?)が起きている中々面白い区間となっています。

余談は程々にして本題の乗車記に戻ります。
バスは北陸自動車道を走り続け11時33分に三条市にある栄に到着しました。
栄では1名の乗客が乗車しました。

そして栄を発車して5分後の11時38分には三条・燕に到着しました。
三条・燕では1名の乗客が降車しました。
この三条・燕バス停はJR燕三条駅から徒歩10〜15分圏内にある高速道路上のバスストップにしてはアクセスが良いバス停となっています。
ちなみに燕三条〜新潟・長岡間の交通手段として比較すると、燕三条〜新潟は高速バス730円、JR760円で燕三条〜長岡は高速バス690円、JR500円と両社互角な状況となっています。
ちなみに新幹線もありますが、価格設定が大幅に異なるのでここでは除外しておきます。

そんな三条・燕を発車し暫く走ると新潟市に入り巻・潟東を通過し11時55分に鳥原に到着しました。
鳥原では2名の乗客が乗車しました。

そして鳥原を発車し、ときめき大橋で信濃川を再び渡った先にある新潟中央JCTから一瞬だけ磐越自動車道(E49)を通り12時01分新潟中央ICで高速を流出しました。
また、新潟中央インター前で1名の降車がありました。
新潟中央インター前から先は降車専用となります

流出後は新潟亀田内野線に入り新潟市中心部方面に向かって走行していきます。

新潟バイパスの女池ICを超えた先にある女池インター前と県庁東を通過し、信濃川を渡った先の交差点を右折して越後線白山駅の裏手にあるがんセンター前を通過しました。

その後、越後線を潜り左折・右折を繰り返し東中通りに入り市役所前を通過しました。

そして寄居町交差点を左折し柾谷小路に入りすぐの古町に12時20分に到着しました。
金融機関が集中していて新潟市の経済の中心でもある古町では1名の乗客が降車しました。

古町を発車すると一般路線バスが停車する本町や礎町のバス停を通過し、国の重要文化財に指定されている萬代橋で信濃川を再び渡り12時25分に万代シテイに到着しました。
万代シテイでは5名の乗客が降車しました。

他の新潟交通一般路線バスに混じりながら新潟駅前まで一直線に伸びる東大通を走り12時27分に定刻通り新潟駅前に到着しました。新潟駅前では6名の乗客が降車しました。
やはり殆どの利用が長岡駅〜万代シテイ・新潟駅間でしたが、途中区間での乗降車も案外多かったのが意外でした。恐らく平日朝夕のラッシュ時間帯は満席近くになることもあるんでしょうね…ここまで乗車してきたエアロバスは乗客を降車させると直ぐに回送していきました。以上、「長岡〜新潟線」乗車記でした!!

大井町線Qシート201号乗車記【2】

2019-06-09 22:00:34 | 私鉄
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2018年12月にサービスが開始され、2019年6月でサービス開始から半年が経った東急大井町線座席指定サービス「Qシート」に再び乗車してきましたのでレポします。ここは平日夜の大井町駅です。日中の私用を済ませ夜間帯の満員電車に乗車して京浜東北線で大井町までやって来ました。時刻は夜20時過ぎです。
目的の列車の発車時刻は20時30分ですから、ちょうど良い時間でしょう…大井町駅においてJR→東急の乗り換えは東口・西口を使うと近くて便利なんですが、何を間違えたか中央口から降りてしまったので歩いて東急大井町線大井町駅の改札口に向かいます。そして大井町駅東急線改札口にやって来ました。
もはや当ブログではお馴染みの光景になってしまっている気もします()試しに私が大井町駅に到着した20時00分頃にネットで「Qシート」の座席指定券の空席照会をしてみると、乗車する20時30分発の便にはまだ空席が有りました。
ある程度直前でも座席指定券を購入する事は出来るようです。
と、言っても私は既に座席指定券を確保した状態で大井町駅にやって来ていたので空席があるかどうか心配していませんでしたが…汗ふと、駅に掲示してある時刻表を見てみると「Qシート」関連の表記が変更されているのに気付きました。運行開始当初の時刻表には別枠で「Qシート」サービス実施列車の発車時刻が書かれていましたが時刻部分の右上にオレンジ色で「Q」の表記が入るようになっていました。恐らく2019年3月16日に実施されたダイヤ改正に合わせて変更されたのだと思います。ちなみに「Qシート」サービス開始後初となる2019年3月16日のダイヤ改正では運行本数自体に変更は有りませんでしたが、一部の列車の運行時刻が若干変更されています。
今回、乗車する「Qシート」201号も一部の停車駅の出発・到着時刻が1〜2分変更されています。
と、言ってもこの程度の小変更が利用客数に変化を与えるとも思えないので当記事では改正前と同列車という扱いで、
2018年12月の「Qシート」201号利用状況と比較していきたいと思います。改札口付近に設置されているディスプレイでは「Qシート」の案内が表示されていました。「Free Wi-Fiあります!!」の売り文句が今の時代の座席指定列車らしいですよね…さて、そんな所で発車時刻が近づいてきたのでホームに入り列車を待つ事に…指定券を所持している乗客の待合室のような空間として整備されているウェイティングエリアを覗いてみると発車時刻10分前の20時20分頃には既に6〜7名ほどの乗客が列を成して待っていました少し分かりづらいですが、「Qシート」部分である3号車のドア前のみ乗車待ちの列が出来ていないのが分かります。そして2番線に停車していた20時21分発の各停溝の口行きが発車して2番線の線路が空いて暫くすると乗車する20時30分発急行長津田行きに充当される6020系がやって来ました。当日の201号充当編成は6020系のトップナンバー編成でもある6121Fでした。ちなみに狙った訳ではなく偶然ですが、昨年12月に乗車した際も今年1月に乗車した際も6121Fでした。さて、さっそく「Qシート」部分である3号車に乗車していきたいと思いますが、その前に一つだけ小ネタを…これは2019年5月31日から6121Fの2号車4ヶ所に試験導入された、4Gデータ通信機能を備えたLED蛍光灯一体型の防犯カメラ「IoTube」です。LED蛍光灯一体型の防犯カメラはJR東日本各線などで導入が進んでいますが、この「IoTube」は更に進化したもので従来は車内防犯カメラの映像確認には車内設置の防犯カメラから記憶媒体を直接取り出した後に事務所に持ち込み専用パソコンで確認する必要がありましたが、「IoTube」はカメラユニット内からのWi-Fi及び4Gデータ通信による無線通信で記憶媒体を取り出す必要無く事務所のパソコンで映像を確認することが出来ます。
ちなみに試験導入期間は2019年6月30日までの予定で6121Fの他にも同じ大井町線を走行する9001Fの2号車にも導入されています。小ネタも回収できたので、座席指定券を提示して「Qシート」部分の3号車に乗車していきます…私が乗車した時(発車約4分前)には既に座席の半分以上が埋まっていました。
直後にネットで空席照会をしてみると満席になっていました。
他社線の座席指定列車に比べて提供座席数が少ないというのもありますが、運行開始から半年が経った今でも人気は健在なようです。

暫くするとドアが閉まり20時30分に定刻通り大井町を発車しました。
発車後に車内を軽く見てみると8割以上の座席が埋まっていました。
やはり大井町からの需要が一番多いようです。

列車は先行電である大井町20時25分発の各停溝の口行きに追いつくことなく、スムーズに品川区内の4駅を通過し20時33分に最初の停車駅である旗の台に到着しました。
当駅で先行電の各停を追い抜きます。
気になる乗車人数ですが、旗の台では1名の乗車が有りました。
そして20時34分に旗の台を発車しました。
ここから先の先行電は旗の台20時29分発の各停溝の口行きに変わりました。
ちなみにこの各停溝の口行きを途中駅で追い抜くことは無いので終点の溝の口まで後を追う形で走行していくことになります。

旗の台を発車した当列車は池上線と目黒線に挟まれた地域に位置する北千束を通過し20時36分大岡山に到着しました。
大岡山では1名の乗車が有りました。
やはり旗の台、大岡山での乗車は変わらず少なめのようです。
20時37分に大岡山を発車すると、駅のすぐ横を目黒線が通過するという来宮駅や北藤岡駅に似た印象を受ける緑が丘を通過し20時39分には最後の乗車可能駅である自由が丘に到着しました。
自由が丘では5名ほどの乗車が有りました。
また、誤って乗車してしまった方や乗車しているトレインクルーに座席指定券の販売を求め満席なので拒否されている方などの姿を見かけました。
しかし、誤乗と言っても「Qシート」と知らずに乗車してしまった訳では無いように見えたので、昨年12月に比べ着実に「Qシート」の認知度は向上しているようです。
そして20時41分に自由が丘を発車しました。
最後の乗車可能駅である自由が丘を発車した車内を見回してみると、満席のはずなのにクロスシート部分で1席分空席の座席がチラホラ見受けられます。
あくまで憶測に過ぎませんが、もしかしたら並び2席分の座席指定券を購入して乗車している方が居るのかもしれません。
たまたま空席の座席に座るはずだった方が乗り遅れたor乗車を取り止めたのかもしれませんが…

自由が丘発車後は速度を上げて九品仏、尾山台、等々力と通過していきます。

等々力を通過すると徐々に減速し始めました。
そしてゆっくりと上野毛を通過し、二子玉川駅手前の大カーブ区間に差し掛かりましたが、先行電の各停溝の口行きが二子玉川駅に停車している為更に速度を落としながらカーブを抜けていきます

最終的に停車寸前の速度まで減速しましたが、先行電が駅を発車したことから信号が開通し速度を上げて駅に進入していき定刻から1分延の20時48分二子玉川に到着しました。
二子玉川駅から先は降車専用駅なので、当駅から3号車には乗車できない旨をトレインクルーと警備員がホーム上のお客様に対して促していました。
また、二子玉川駅での降車は有りませんでした。
暫くすると反対側の1番線に二子玉川20時48分着の各停中央林間行きがやって来ましたが、交互発着する形で接続せずに二子玉川を発車しました。

二子玉川発車後すぐに田園都市線の線路に転線し二子新地、高津の複々線区間各駅を通過していきますが、先行電である二子玉川定刻20時46分発の急行中央林間行きが溝の口駅に停車している為、極限まで速度を落とし走行していました。

そして先行急行が発車した事から、加速し通勤客で混雑している駅に進入していき20時51分溝の口に到着しました。
溝の口では1名が降車していきました。
また、降車専用駅の為、二子玉川駅同様にトレインクルーが乗車できない旨を促していたほか、誤って乗車しようとした方を座席指定券不要の一般車両である隣の2.4号車に誘導していました。
そして1分延の20時53分に溝の口を発車しました。

微遅延運行が続いているので速度を上げて回復運転をするかと思いきや、先行急行がさらにその先を走る先行各停に詰まっている関係で速度を出すことが出来ずノロノロ運転が続きました。

その後、やや低速で梶ケ谷、宮崎台、宮前平の3駅を通過し鷺沼駅の手前まで到達しました。
が、しかし先行急行が停車しているためホームに進入することができず二子玉川手前同様に駅手前で一旦減速してから20時58分鷺沼に到着しました。
鷺沼では1名が降車していきました。
反対側の1番線には各停中央林間行きが停車していましたが、交互発着する形で先発していったので信号待ちと時間調整の関係でしばらく鷺沼駅で停車していました。

そして21時00分に定刻通り鷺沼を発車し、2分で次の停車駅であるたまプラーザ21時02分に到着しました。
たまプラーザでは乗客3名とトレインクルーが降車していきました。
また、たまプラーザから座席指定券不要の区間に突入するので座席指定券を所持していない利用者が他の号車からの流入含め6名乗車しました。

21時03分にたまプラーザを発車し1分で次の停車駅であるあざみ野21時04分に到着しました。
あざみ野では座席指定券を所持している乗客が4名降車し座席指定券を所持していない利用者が4名乗車しました。
ここまでの降車可能駅を降車客数を合計しても10名程度なので殆どの利用者がやはり大井町〜長津田間の全区間を乗車していることが分かります。

そして21時5分にあざみ野を発車し次駅の江田で先行各停を追い抜くと速度を上げ爆走しながら市が尾を通過しました。

しかし、再び先行電の各停との間隔が短くなってきたので市が尾通過直後から速度が徐々に下がり藤が丘を通過する頃には低速運行に戻っていました。

停車することなく、そのままゆっくりと駅に進入し21時10分に定刻通り青葉台に到着しました。
青葉台では座席指定券を所持している乗客が4名降車し座席指定券を所持していない利用者が6名乗車しました。

そして21時10分に青葉台を発車し、次駅の田奈を通過して終点の長津田21時14分に到着しました。運行開始から半年が経って乗客の利用状況に変化が生まれているか気になっていましたが、見た感じ変わらず大井町→長津田の全区間利用が多く次に大井町→たまプラーザ・あざみ野エリアの利用が多い事が分かりました。長津田駅到着後はすぐに列車を駅先の引上線に移動させるために乗客を降ろし駅員による車内点検が急ぎ足で行われます。もはや恒例の景色みたいになっていますね…今年春のダイヤ改正後も変わらずタイトなダイヤが組まれています。そして到着から2分後の21時16分には引上線に向かって発車していきました。この後、乗車電は溝の口に回送された後に、溝の口21時56分発急行大井町行きで大井町に送り込まれ22時27分発のQシート221号の運用に入ることになります。暫くすると先ほど江田で追い抜いた各停が到着しました。乗車していた6020系と同系列の2020系ですね…「Qシート」サービスが田園都市線でも始まるとしたら2020系にも「Qシート」車両が連結される事になるんでしょうね…ド平日ですし夜も遅いので当駅止まりの乗客の流れに飲み込まれるように改札口に向かいます。また、運行開始1周年を迎える半年後にでも機会があれば乗車したいと思います。以上、大井町線Qシート201号乗車記でした!!

三丁目の夕日的5月のハイライト2019年

2019-06-08 11:00:47 | お知らせ(ブログ改正含む)
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2019年5月分の記事をまとめてみたいと思います。
なお、詳しくご覧になりたい記事があれば、その記事のタイトル(下線部)をタップして頂けると当該記事に移りますのでどうぞご覧ください。

千代田線北綾瀬支線直通運転開始かねてから工事が進められていた10両編成対応ホームが完成した事から2019年3月16日より都心方面への直通運転が開始された北綾瀬支線各駅の紹介レポです。
北綾瀬駅先に存在する綾瀬車両基地への引き込み線の一部を旅客化する形で運行が開始され、10両編成の長大編成がJR常磐線や小田急小田原線と直通運転を行い都心エリアに乗り入れる都内随一の混雑路線の千代田線の本線と比べて、支線として3両編成の列車が綾瀬〜北綾瀬間の一区間を一日中ピストン運行するだけの影が薄い路線・区間でしたが、この度都心方面への直通運転が開始され北綾瀬駅に10両編成の列車が営業列車として乗り入れる事になりました。
直通運転を行う計画自体は昔から知っていましたが、いざ現地に行って綾瀬〜北綾瀬間を10両編成で乗車するとやはり違和感が凄かったですね…
2019年度上期には北綾瀬支線と同じように車両基地への引き込み線を兼ねた丸ノ内線方南町支線の直通運転も拡充される予定なので、そちらの動向にも今後注目していきたいと思います。

小田急線 北綾瀬行き実質的に一つ前の記事の続きとなっている2019年3月16日のダイヤ改正から運行が開始された小田急線からの北綾瀬行きの車両・駅のLED表示・LCD表示などの紹介記事です。
定期列車として設定されている各駅停車、準急、通勤準急、急行の全4種別分の制覇を目指し取材していましたが、通勤準急は平日朝のみで急行は土休日の夜間帯に1本のみと撮影難易度がかなり高いので何日も小田急線沿線に通いつめて撮影を行いました…汗
記事自体は写真多めになってしまいましたが、レアな小田急線からの北綾瀬行きの表示などをじっくりとご覧頂ければと思います。

越後交通のMP38新潟遠征記事第1弾となる越後交通のMP38ノンステの紹介記事です。
越後交通のMP38は本社営業所と栃尾営業所の2営業所に配置されていますが、今回は本社営業所に投入されている2018年頃に投入された2規制の最新モデル車を撮影する事が出来ました。
栃尾営業所のMP38は時間の都合上、撮影することが叶わなかったのでまた機会があればリベンジしたいと思います。
ちなみに新潟遠征の際のネタに関しては夏休み明けまでを目処にゆっくりと紹介していきたいと思います。

以上が5月中に投稿した記事の簡単な紹介と感想です。

なお、5月中(もしくはそれ以前)に取材した物でも投稿時期が6月であれば、まとめ記事は6月分になりますのであらかじめご了承ください。

以上、5月投稿記事まとめでした!!

引退間近の「きらきらうえつ」

2019-06-01 21:15:36 | JR
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2019年9月29日で定期運行が終了する予定の快速「きらきらうえつ」を撮影してきましたので紹介します。ここは新潟駅です。ここ、新潟駅は「越乃Shu*Kura」や現美新幹線、磐越西線を運行する「SL・DLばんえつ物語」に接続する「SL・DLリレー号」など数多くの臨時列車が発着しますが、その中でも特に人気が高い臨時列車が今回紹介する快速「きらきらうえつ」です。快速「きらきらうえつ」は金・土・休日を中心に2001年11月から新潟〜酒田・秋田間で運行されている臨時快速列車です。使用車両は新潟車両センター所属の485系700番台4両で、同車両は「きらきらうえつ」専用車両となっています。運行本数は1日1往復で、下り列車は新潟駅を朝10時台に発車し上り列車は新潟駅に夕方18時台に到着するダイヤが組まれています。
また、新潟駅では約15分〜25分の乗り換えで大宮・東京方面への上越新幹線「とき」号に接続しています。
所要時間は新潟〜酒田間が2時間半程度、新潟〜秋田間が4時間程度で夏の7月下旬〜8月上旬に実施される「マリンダイヤ」の際には下り列車の新潟〜酒田間の所要時間が3時間程度に変更されます
※「マリンダイヤ」・・・下り列車の桑川駅での停車時間が拡大されたダイヤの事「きらきらうえつ」のポスターには2019年9月で定期運行が終了する旨の表記が有りました。
ちなみに定期運行の最終日は2019年9月29日ですが、当該日は新潟〜酒田間のみの運行なので酒田〜秋田間の延長運転区間の定期運行最終日は9月16日となっています。それではホームに向かい「きらきらうえつ」車両を見ていきたいと思います。下り快速「きらきらうえつ」は新潟駅4番線から発車します。
ちなみに新潟駅は現在、新潟駅付近連続立体交差事業による高架化工事に伴い万代口から2〜5番線までは徒歩5分ほど掛かるので注意が必要です。LED発車標の表示を記録しておきます。「きらきらうえつ」の後継車両として新観光列車「海里」が新潟〜酒田間で2019年10月から運行されますが、「きらきらうえつ」の名称は引き継がれないようなのでこの名称がLED発車標などに表示されるのもあと少しだと思われます。そして駅構内を移動し高架ホーム下のコンコース部分にやって来ました。ディスプレイ式の発車標の表示も記録しておきます。このディスプレイタイプの発車標は首都圏では赤羽駅や千葉駅でも見る事が出来ますね。列車名だけでなく、種別の「快速」酒田行き表示もしっかり用意されています。ホーム階に上がってみると既にお目当ての列車が停車していました。こちらが2019年9月29日をもって定期運行が終了する485系「きらきらうえつ」用車両です。国鉄時代の花形特急用車両だった485系を改造した車両で、「きらきらうえつ」の運行開始は2001年ですがベースとなる車両自体は1970年代に運行開始した約45年選手の経年車で国内を現役で走る数少ない485系という事もあり、撮影している際に多くの鉄道ファンの方々の姿を見掛けました。また、特徴的な前面部分や沿線の色彩豊かな四季の風景がイメージカラー化されてパッチワーク風に配色した塗装が施されている側面部分など、カラフルで可愛らしげのある車両と記念撮影をしている家族連れの利用者の方の姿も見掛けました。
まさに「のってたのしい列車」として老若男女問わず様々な人に親しまれている列車なのだと実感しました。ホーム上に設置されているLED表示機の「きらきらうえつ」表示と絡めて記録しておきます…合わせて、ホーム上設置のLED表示機の表示も一通り記録しておきます。こちらもコンコース階に設置されているディスプレイタイプの発車標同様にフルカラー対応となっています。ちなみに新潟駅には指定券が不要な全車自由席の快速列車も発着しているためか、「全車指定席です。」という案内が赤字で常に表示されていました。どうでもいい話ですが、「酒田」って全て母音が「a」なんですね…ここからは実際に乗車することは出来なかったので車内の写真は有りませんが、各号車の外観の写真とともに車内設備の紹介をしていきます。まずは1号車です。
1号車は酒田・秋田寄りの先頭車で、座席指定席を有する座席車です。
気になる座席はリクライニングシートが採用されていて、座席間もグリーン車並みの間隔が確保されています。
また、先頭部分にはベンチを備えた簡易展望スペースが設けられています。前面部分にはヘッドマークが掲示されていました
このヘッドマークはラストランに向けた取り組みとして「きらきらうえつ」の運行に関わっているJR東日本の社員の方がデザインした特製ヘッドマークで、掲示が開始された2019年4月5日〜9月29日まで毎月異なるデザインのヘッドマークが掲示されるようです。続いては2号車です。
2号車は「きらきらラウンジ」車両で、茶屋(売店)とラウンジが設けられています。
茶屋では沿線の地酒や「きらきらうえつ」の車掌の方々が考案された「きらきら弁当」などが販売されていて、茶屋で購入した商品は併設されている18席あるボックス席で飲食する事が出来ます。
また、2014年3月に設置されたプロジェクションマッピングやパンフレットで沿線の風景や見所を紹介する「きらきら情報コーナー」が設置されています。
ちなみに、4両編成のうちこの2号車のみ座席指定席が1席も設定されていません。続いては3号車です。
3号車は1号車同様の座席車ですが、バリアフリー対策として車椅子席が設定されています。
それに伴い、1.3.4号車にそれぞれ設置されているトイレのうち3号車のトイレは車椅子対応の大型トイレとなっています。
また、多目的室「きらきらルーム」が設けられているほか、「きらきらうえつ」の乗務員の方々がデザインされたスタンプや「ぬりえコーナー」が設置されています。そして新潟寄りの先頭車である4号車です。
4号車は座席車で、1号車同様にベンチを備えた簡易展望スペースが設けられています。1号車前面部分に掲示されていた特製ヘッドマークが4号車前面部分にも掲示されていますが、こちらは別バージョンの物となっています。1ヶ月間のみの掲示というのが勿体ないくらい完成度が高いヘッドマークですよね…!発車前に折角なのでE129系とも絡めて記録しておきます。そして「きらきらうえつ」は乗車扱いを行い、定刻通り10時11分に目的地である酒田に向けて発車していきました。にしても、この色鮮やかなデザイン凄いですよね
今の時代で言う「映える」の言葉が似合う車両でもあると思います。
ここは夜18時過ぎ新潟駅です。酒田からやってくる上り列車を撮影する為に日と時間を改め再び新潟駅にやって来ました。早速ホームに移動し待機していると新発田方面から「きらきらうえつ」が入線してきました。夜間帯の撮影は中々厳しいところがありますが、新潟駅は全体的に明るめなので撮影しやすいですこれが郊外の真っ暗な無人駅とかだったら撮影どころじゃないですからね…汗こんなところで、撮影した画像を紹介しながら「きらきらうえつ」の今後の予定について紹介していきたいと思います。「きらきらうえつ」は先述の通り、2019年9月29日の運行をもって定期的な運行が終了します。そして、2019年10月からは「きらきらうえつ」がバトンタッチする形で同区間の新潟〜酒田間を走行する新観光列車「海里」が運行開始されます。また、「きらきらうえつ」は2019年9月29日の定期運行終了後は2019年10月1日〜12月31日まで同時期に開催される「新潟県・庄内ディスティネーションキャンペーン」に合わせ新潟・山形エリア内で観光列車として使用される予定で、同ディスティネーションキャンペーンが終了すると共に引退するようです。運行終了予定時期まであと約半年間ですが、最後の時まで元気に走り続けて欲しいと思います。以上、引退間近の「きらきらうえつ」でした!!