三丁目の夕日の乗車記

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「らくラクはりま」乗車記

2020-03-24 22:10:00 | JR
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回はJR西日本が運行している通勤特急「らくラクはりま」に乗車してきましたので紹介します。
ここは平日夜19時前の大阪駅です。一日の仕事を終え会社から帰路につく通勤客で駅構内外問わず大変な混雑となっています。改札口付近に設置されている電光掲示板を見てみると乗車する「らくラクはりま」が既に表示されていました。今回、乗車する「らくラクはりま」は4番のりばから発車します。

改札口を通りコンコースとホームを結ぶ階段を降りて3.4番ホームへと向かいます。辿り着いたホーム上は短い間隔で発着していく列車に合わせて動く利用客達で混雑していました。
そんな混雑している乗り場から発車する特急列車に乗車する訳ですが、その前に今回乗車する特急「らくラクはりま」の概要を軽く紹介しておきたいと思います。
特急「らくラクはりま」は2019年3月18日から平日朝夕の通勤時間帯に大阪〜姫路駅間で運行されている特急列車で、同区間を運行する新快速の激しい混雑を避けたい通勤客の利用を見込んで運行されています。
その為、種別も単なる「特急」ではなく通勤利用をイメージしやすい「通勤特急」となっています。
運行本数は平日朝の姫路発1本と夜の大阪発1本の1往復で、使用車両は吹田総合車両所京都支所に所属している289系6両です。
停車駅は大阪、三ノ宮、神戸、明石、西明石、加古川、姫路で新快速の停車駅から尼崎と芦屋を除いたものとなっています。その頃、4番のりばには「らくラクはりま」の発車時刻の10分前である18時54分発の丹波路快速篠山口行きが停車していました。「らくラクはりま」は丹波路快速の後に到着する新快速の発車後に入線してくる予定となっています。そして、18時54分に定刻通り丹波路快速が篠山口に向けて発車していき、電光掲示板の表示が切り替わりました。ご覧頂くと分かりますが、19時00分発の新快速網干行きと19時7分発の新快速網干行きの間に割り込む形で「らくラクはりま」は運行されます。
ちなみに途中駅での新快速の追い越しは無いので終点の姫路まで先発の新快速の後追いをする形で走ることになります。

そして丹波路快速が発車してから3分後の18時57分に「らくラクはりま」の前を走ることになる19時00分発の新快速網干行きが到着しました。
野洲始発という事もあり京都方面から乗車している多くの乗客が大阪で降車しましたが、その分大阪から乗車する乗客も多く発車時刻になる頃には車内は高い乗車率となっていました。そして19時00分に定刻通り新快速網干行きが発車していきました。

入線する前に…と思い乗車口案内なども記録しておきます。

そして接近放送が掛かり…
発車時刻の3分前である19時1分に「らくラクはりま」に充当される289系6両が入線してきました。

停車すると発車時刻まで時間も無い為か直ぐにドアが開き乗車扱いが始まりました。
「らくラクはりま」専用のロゴ入り方向幕などを撮影した後に乗車しました…

こちらが289系の車内です。
この「らくラクはりま」は6両編成で運行されていて、2・3号車が自由席で4〜6号車が指定席となっています。
また、1号車は分割されていて半分がグリーン車でもう半分が女性専用の指定席車両となっています。そんな中で今回は最後尾である6号車の後方座席を選択し乗車してみました。ちなみに6号車の後方部分には乗客用のドアが存在しない為、前寄りのドアから降車する旨の表記が床や座席にされています。

こちらが座席です。
肘掛部分にテーブルが内蔵されているリクライニングシートが2+2の4列で配置されています。
また、各車両最前部と最後部の座席にはモバイル用のコンセントが設置されています。(グリーン車は全席に設置)そんな感じで撮影していると発車時刻になり、19時4分に定刻通り大阪を発車しました。
姫路までの約1時間の小旅行の始まりです。

大阪駅発車時点で6号車には定員が約60名のところ8名ほどが乗車していました。
他の号車の乗車率はハッキリと見ていないので分かりませんが指定券の売れ具合や乗車した時の各号車の様子から察するに、他の号車も10名程度の乗車率だと察します。

夜景煌めく大阪の街を横目に列車は神戸方面に向かって走行していきます。

大阪駅発車後の自動放送を聞きながら淀川を渡り、19時7分に最初の通過駅である塚本を通過しました。

加島の手前で一瞬だけ山陽新幹線と並走し、その先の神崎川を渡って兵庫県に入りました。

そして19時9分に福知山線との分岐駅である尼崎を通過しました。

先を走る新快速との時間差は約3分に縮まりましたが、後追いをしているとは思えないようなJR西日本らしい高速走行のまま複々線区間を爆走していきます。

尼崎の次駅である立花を通過する際に松井山手始発の普通西明石行きを追い抜きました。
新快速には及びませんが、普通列車も高い混雑率となっていました。

その後も速度を落とすことなく甲子園口や西宮などの各駅を通過していきます。

特急形車両なだけあって高速で走行していても静かで揺れも少ないので、車内を軽く見回してみると睡眠されている方の姿を多く見掛けました。
実際、私も何度か睡魔に襲われそうになったくらい快適でした…

加速と惰性を繰り返しながら最高速で走り続け、19時17分に芦屋を通過しました。

流石にそろそろ前を走る新快速に詰まって減速するかなぁと思いましたが、この予想を裏切るように依然として高い速度で走行していきます。

芦屋の次駅である甲南山手を通過する際に京都始発の普通西明石行きを追い抜きました。

そして六甲ライナーとの乗換駅である住吉を19時19分に通過した直後から徐々に速度を落とし始め、2駅先の摩耶を通過した直後に三ノ宮駅到着前の自動放送が流れました。

その後、灘を通過する際に松井山手始発の普通西明石行きを追い抜きましたが、速度が落ちていたので阪急神戸線と合流する辺りで普通に抜き返されてしまいました。

隣接して走る阪急神戸線の春日野道駅横を通過した辺りから加速しましたが、結局普通に追い付くことなく19時26分に最初の停車駅である三ノ宮に到着しました。
三ノ宮では3名の乗車があり、6号車の乗客数は計11名となりました。

先に到着していた普通西明石行きと接続する形で停車し、19時27分に普通と同時発車する形で三ノ宮を発車しました。

三ノ宮を発車すると直ぐに神戸到着前の自動放送が流れ、少しづつ加減速を繰り返しながら元町を通過し19時30分に神戸に到着しました。

神戸では乗降がなく、19時31分にそのまま定刻通り発車しました。

次の停車駅は神戸から約20km先の明石です。

列車は神戸を発車してから順調に加速していき、19時33分に和田岬線との乗換駅である兵庫を通過しました。

始発駅である大阪から兵庫までは方向別の複々線でしたが、兵庫から先の西明石までの区間は路線別の複々線となります。
その為、普通列車などが走る内側線の下をくぐる形で大阪方面行きの新快速などが走る外側線に合流しました。

その後、新長田や鷹取、須磨海浜公園の各駅を順調に通過していき、19時36分に通過した須磨では前を走る快速を退避する為に停車していた京都始発の普通西明石行きを追い抜きました。

夜間時間帯なので景色をよく見る事は出来ませんでしたが、海岸線沿いの区間を姫路に向けて爆走していきます…

そして塩屋を通過する手前で米原始発の快速米原行きを追い抜き、塩屋の次の垂水を通過すると左手にライトアップされた明石海峡大橋が見えて来ました。

その明石海峡大橋のほぼ真下にある舞子を19時40分に通過をし、並走する山陽電車を下に見ながら海岸線沿いを爆走していきます。

朝霧を通過すると明石駅到着前の自動放送が流れ、19時43分に明石に到着しました。

明石では乗降がなく、19時44分にそのまま定刻通り発車しました。

明石を発車すると直ぐに西明石到着前の自動放送が流れ、横目に網干総合車両所明石支所を見ながら山陽新幹線との乗換駅である西明石に19時47分に到着しました。

西明石では1名の降車があり、6号車の乗客数は計10名となりました。

19時48分に定刻通り西明石を発車しました。
大阪駅から続いてきた複々線区間は西明石で終わりを迎え、西明石から先は複線となります。

明石市内の直線区間を爆走していき、車両基地と新駅が整備される計画がある大久保〜魚住間などを通過していきます。

その後、19時53分に通過した土山で通過待ちのため中線に停車している野洲始発の快速姫路行きを追い抜きました。

そして土山の次駅である東加古川を通過すると加古川駅到着前の自動放送が流れ、19時57分に加古川に到着しました。
加古川では5名の降車があり、6号車の乗客数は計5名となりました。

乗降扱いを終えて19時58分に定刻通り加古川を発車しました。
次の停車駅は終点の姫路です。

加古川を発車すると宝殿、曽根、ひめじ別所の各駅を高速で通過していき、20時4分に通過した御着で通過待ちのため停車している米原始発の快速姫路行きを追い抜きました。

また、御着を通過した辺りから姫路駅到着前の自動放送が流れました。

その後も高速走行を維持しながら市川を渡り、直後にある東姫路駅を通過した辺りから徐々に減速していき20時8分に姫路に到着しました。終点の姫路では車内に残っていた5名の乗客が降車しました。降車すると既に列車の行先表示は回送に切り替わっていました。

到着した8番乗り場の反対側である7番乗り場には20時9分発の新快速網干行きが停車していました。こちらの新快速が何を隠そう「らくラクはりま」の前を走っていた新快速で、乗り換える事が出来るようにする事で英賀保、はりま勝原、網干の3駅の利用者も「らくラクはりま」を利用出来るようになっています。そして20時9分に定刻通り新快速網干行きが発車していきました。

運用としてはこの後、網干経由で姫路まで回送されて翌朝6時21分発の通勤特急「らくラクはりま」大阪行きの運用に就くことになっています。
降車扱いが終わりドアが閉められ、車内も消灯されました。

そして20時12分に回送列車として発車していきました。通勤特急「らくラクはりま」に乗車するという目標は達成出来ましたし、時間も無かったので回送列車の発車を見送って私も改札口に向かうことに…
料金不要で転換クロスシート装備の新快速が頻発運行されている区間で乗車券の他に特急料金が必要な通勤特急の需要がどれだけあるかが気になる所でしたが、着席保証という点などが評価されているのか想像と比べて意外と利用が多かったのが驚きました。
今後の動向が気になる特急列車でした…
以上、「らくラクはりま」乗車記でした!!



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