三丁目の夕日の乗車記

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福島交通に譲渡された中古車たち

2020-03-28 12:00:00 | バス
毎度ご覧頂きありがとうございます。
今回は台風19号の被害により深刻な車両不足が発生した為、各社から譲渡された車両たちが活躍している福島交通の様子を撮影してきましたので紹介します。
ここは郡山駅です。2019年10月に発生した台風19号(令和元年東日本台風)は東日本エリアに甚大な被害をもたらしました。
福島交通では郡山支社が近隣を流れる逢瀬川の氾濫により浸水被害を受け、営業所が所有している全165台のうち92台が水没しました。
これにより深刻な車両不足が発生した為、郡山市内を走る約70路線で一時運休が発生しました。

その後、浸水被害を受けなかった車両や他の営業所からの応援車両などを運用する事で一部路線の運行が再開されましたが、依然として車両不足が続いていることから緊急的に国内他社から車両を調達する事になり中古車の導入が進みました。

その結果、2020年2月の時点で運休路線は7路線までに減り郡山駅前を発車する便の約93%が運行されるようになりました。

その間にも車両調達が進んでいき従来のサービスレベルまで復旧出来る見通しが立ったため、2020年4月1日から郡山支社管内の路線バス全線が運行再開される事になりました。

今回はそんな福島交通に導入された中古車たちを紹介していきます。
こちらは
元東京都交通局
のエアロスターノンステです。福島交通郡山支社の冠水被害により住民生活に必要不可欠なバスの運行に大きく支障をきたしているため福島県からの要請に基づき都営バスの車両が福島交通に対して無償で譲渡されました。譲渡車両数は11台で、2019年11月〜2020年3月までの間に順次引き渡しが行われました。

譲渡された車両は福島交通にてナンバー登録や必要機器の設置等の最低限の整備が行われた後に、郡山支社管内の路線で営業運転が行われています。その為、塗装は東京都交通局時代のままで会社名表記だけが変更されています。ちなみに運賃箱などが取り付けられているため、福島交通が発行するICカードである「NORUCA」を使用することが出来る旨のステッカーが貼られています。

後面からも撮影しておきます…やはり都営バスカラーの車両が郡山の駅前を走行している姿は違和感の塊ですね…ちなみに結構な数が走っているので、バスターミナル内や駅前の道で都営バスカラーの車両同士が並んでいる姿や離合している姿などを比較的簡単に見ることが出来ます。

都営バスカラーの車両と一般の福島交通カラーの車両の並びなども撮影しておきますまるで合成写真のようですね…

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元東京都交通局
のエアロスターノンステです。
こちらは郡山女子大学のラッピングを纏っていますが、スクール専用車などではなく一般路線で運用されています。

こちらは
元神奈川中央交通
のエアロスターワンステです。
東京都交通局同様に浸水被害があった後に神奈中の中古車が大量に投入されています

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元神奈川中央交通
のエアロスターワンステです。2001年式の車両で導入当初は「かなちゃん号」として運用されていました。その後、神奈中の営業所で教習車として使用されていましたが、2020年3月に福島交通に移籍し郡山支社管内の各路線で運行されています。塗装は神奈中教習車時代のままで、クリーム一色の状態で運用入りしています。後面からも撮影しておきます…以上、福島交通の中古車たちでした!!



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