三丁目の夕日の乗車記

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特急「はちおうじ」3号乗車記

2019-09-30 21:35:19 | JR
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2019年春のダイヤ改正で「中央ライナー」の特急格上げに伴い新設された特急「はちおうじ」に乗車してきましたのでレポします。ここは平日夜17時30分東京駅です。一日の仕事を終え会社から帰路に着く通勤客で駅構内外問わず大変な混雑となっています。今回、乗車する特急「はちおうじ」は中央線ホームの1.2番線から発車します。この中央線ホームはコンコース階がある地上1階に比べて約2階分高い地上3階相当の場所に位置していているため、上の画像のように行列が出来ているコンコースとホームを結ぶ長いエスカレーターに乗ってホームに向かいます。辿り着いたホーム上は2〜4分間隔で発着していく列車に合わせて動く利用者達で混雑した状況となっています。そんな混雑しているホームから発車する特急列車に乗車する訳ですが、その前に今回乗車する特急「はちおうじ」の概要を紹介しておきたいと思います。
特急「はちおうじ」は2019年3月16日から平日朝夕の通勤時間帯に東京〜八王子駅間で運行されている所謂「通勤特急」で、前身の2001年12月から運行されていた「中央ライナー」を格上げした形で登場しました。
使用車両は他の中央線特急にも使用されている新型特急車両のE353系で、特急化に伴い「中央ライナー」時代のE257系0番台やE351系による運行から変更されています。
停車駅は東京、新宿、立川、八王子の4駅で「中央ライナー」時代と変わりませんが、運行区間から末端区間である八王子〜高尾駅間が廃止されています。気になる運行本数ですが、上り便に関しては「中央ライナー」時代と変わらず朝ラッシュ前の時間帯に2本運行されていて、下り便は1本増の6本が夕ラッシュ時間帯から深夜にかけて運行されています。また、従来は「中央ライナー」と特急「かいじ・あずさ」は停車駅こそ同じでしたが種別に差があるため料金体制が異なっていました。
これが「中央ライナー」の特急化に伴い特急「かいじ・あずさ」と料金体制が同一化した為、中央線特急を利用する場合の夕方16時〜23時台の東京・新宿から立川・八王子への有効列車本数が12本(八王子へは11本)に増加しました。
また、「中央ライナー」時代は予めライナー券を購入した上で乗り遅れてしまった場合は後続の列車に乗車する事は出来ませんでしたが、特急化によって乗り遅れてしまった場合でも後続の特急列車に乗車する事が出来るようになりました。
料金こそ値上げとなっていますが、その分利便性や快適性が大幅に向上されているので上手くカバーする事が出来ているのではないかなと思いますそんな感じで時刻表を色々見ているとホーム上に設置されている電光掲示板に特急「はちおうじ」下り便の1本目が表示されました。東京駅を18時ちょうどに発車する特急「はちおうじ」1号八王子行きです。
始発駅の東京から終点の八王子までの所要時間は54分で、同時間帯に走る無料優等最上位種別である通勤快速が同区間を約1時間で走破するので約5分ほど早い形となっています。律儀にも電光掲示板では行先と列車名を交互に表示していますが、行先の地名が列車名となっている関係で漢字表記か平仮名表記かの差になってしまっています。英語表示に関しては完全に同一で列車名表示の時だけ赤文字に変えられているので、表示途中に何故か一部分だけが赤文字に変わるというよく分からない表示になってしまっています。列車名自体は単純で分かりやすくて良いと思うんですけどね…発車時刻5分前の17時55分頃にホーム上の3箇所に設置されている指定席券売機の様子を見てみると、特急券を求める乗客が列をなしていました。
但し、基本的に発車時刻の25分前からホーム上のライナー券うりばでのみ乗車整理券を購入することが出来た「中央ライナー」時代と比べて、今は駅改札口などに設置されている指定席券売機やみどりの窓口などで事前に特急券を購入することが出来るほか、駅で特急券を買わずに乗車することが出来る「えきねっとチケットレスサービス」などがあるため「中央ライナー」時代と比べてホーム上に設置されている指定席券売機前の行列が幾分か緩和されているように感じました。そしてホーム上の各乗車位置前には乗車待ちの長い列が形成されていました。ホーム上には特急列車用の乗車位置案内のほかに一般列車用の乗車位置案内もありますが、区別がつけられるように特急列車用の乗車位置案内にはしっかりと「特急列車」と表記されています。但し、12両編成と9両編成では乗車位置が異なりますのでその点はご注意を…
そんな特急「はちおうじ」1号ですが、当日は安全確認を行った影響で中央線全線に5〜10分程度の遅延が発生していて発車時刻の18時00分を過ぎても使用車両が東京駅に到着していませんでした。そして18時1分に7分遅れで先行電の快速高尾行きが発車していきました。
この快速高尾行きが使用していた2番線に到着する予定なので少なくともこの時点で5分の遅発は確定ですね…そして快速高尾行きの発車から数十秒で電光掲示板に接近表示が流れ、18時2分に5分遅れで特急「はちおうじ」1号に充当されるE353系車両が入線してきました。到着して暫くしてからドアが開き慌ただしく乗車が始まりました。この間に側面のLED表示を記録しておきます。ご丁寧に号名付きですね…
そして1番線側に到着する快速列車を待ち、18時6分に6分遅れで東京駅を発車していきました。ちなみにその後は10分以上遅れていた先行列車に行く手を阻まれながら走行したため、終点の八王子駅に着く頃には遅延が約13分ほどに増加してしまっていました。さて、お次は私が乗車する特急「はちおうじ」3号です。
3号は1号とは異なり1番線からの発車となります1号発車直後の指定席券売機が空いてる時間のうちに3号の空席状況を見てみると、普通車とグリーン車ともに空席ありとなっていました。最終的にも満席になることは無かったので直前で購入すること自体は可能なようです。
但し、金曜日などの利用が増える日は予め特急券を購入しておく方が得策かと思われます。その後、コンコース階にある売店などで軽く買い物をし18時20分頃にホームに戻ってきました。指定席券売機の前には特急券を求める行列が出来ており、各号車の乗車位置にも数人が並んでいました。また、この頃になると遅延も解消されて東京駅を発着する列車に関しては一部列車を除いて定時運行に復帰していました。そして1番線を先に使用する18時25分発の快速青梅行きが定刻で発車していきました。暫くすると接近表示が流れ…発車時刻の3分前である18時27分に乗車する特急「はちおうじ」3号が入線してきました。特急列車の始発駅で発車時刻3分前に入線というのはかなり短い方だと思いますが、送り込みが回送なので降車や清掃に掛ける時間が必要ないからこそ出来る事ですね個人的には折り返し駅において発着合わせて1時間に約40本を1面2線のホームで捌いてる中で特急列車を走らせていること自体が奇跡に近いと思いますが…汗到着して暫くするとLED表示が回送から切り替わりました。

特急「はちおうじ」は普通車とグリーン車の2種類の座席が設定されています。
運行区間である東京〜八王子間は1時間以内で走破してしまうという特急列車としては超短距離ですが、「せっかく乗るなら…」という単純な理由で今回はグリーン車を選択してみました。
まぁ、たまには贅沢してもバチが当たることはないでしょう…グリーン車は9号車で、これは12両編成であっても9両編成であったとしても同じです。グリーン車であることを示す四つ葉のクローバーを模した「グリーンマーク」を横目に車内に入ります…E353系のグリーン車は半室構造となっていて、車両八王子寄りには車椅子対応の化粧室や乗務員室、くずもの入れ、荷物置場、多目的室、AEDなどが設置されています。客室はその奥で、グリーン車マークが小さく入った赤色の自動ドアを超えた先にあります。こちらがグリーン車の車内です。
E353系のグリーン車は白と赤を基調とする内装になっていて通路にはレッドカーペットが引かれています。
座席はレッドブラウンとシルバーのツートンで、コンセントとロゴ入りの可動式マクラが各座席に整備されています。座席配置は2+2の4列配置ですが、八王子寄りの最前列のみ車椅子対応席となっている関係で1席ずつ少ない1+1の2列配置になっています。そんな感じで色々撮影していると発車時刻になり、18時30分に定刻通り東京を発車しました。東京駅発車時点でグリーン車には定員が30名のところ9名ほどが乗車しており乗車率としては悪くはありません。
短距離特急列車のグリーン車ということもあり、個人的にはもっと乗車率が悪いだろうと思っていたので意外な結果でした。

東京駅を発車すると横目に山手線や京浜東北線などを見ながら最初の通過駅である神田を通過しました。

先行電が3分前を走っているということもあり、御茶ノ水駅手前では速度を落としましたが、停車することなく御茶ノ水を18時34分にゆっくりと通過しました。

御茶ノ水からは途中の三鷹まで緩行線の列車と並走しながら複々線区間を走行していきます。

御茶ノ水を通過後も速度を上げることはなく、神田川の横をゆっくりと走行していき18時40分に四ツ谷を通過しました。

四ツ谷を通過すると運行区間内唯一のトンネルである御所トンネルを抜けて国立競技場や新宿御苑の近くを走行していき、18時45分に唯一の都心側途中停車駅である新宿に到着しました。

新宿ではホームに多くの乗客が列を作り列車の到着を待っていましたが、殆どが普通車の利用客のようでグリーン車に乗車してきた乗客は1名のみでした。

そして18時46分に1分遅れで新宿を発車しました。

新宿を出ると次の停車駅は30分走った先の立川なので長い走行が続くことになります。

その後、昼間時の快速列車程度の速度で大久保、東中野の2駅を通過していき18時50分には東西線との連絡駅である中野を通過しました。

中野までは各駅に止まる緩行線とは違い主要駅のみに停車していた急行線を走る列車でしたが、中野から先は急行線を走る快速列車も各駅に停車していくためノロノロ運転が日常的に発生している区間に入っていきます。

更に当日は前記の安全確認の遅れを引きずった列車が前を走っているため、後続電も軒並み遅延が発生しており乗車電に関しても中野通過直後から速度を徐々に落としていきました。

その後、低速で18時52分に高円寺を通過しましたが、通過後に更に速度を落としたため阿佐ヶ谷を通過する頃には1分の遅延が発生していました。

その後も「杉並三駅」区間をゆっくりと通過していき19時1分に吉祥寺を通過する頃には遅延が2分に拡大していました。

そして19時3分に通過した三鷹で快速豊田行きを追い抜きました。

東京駅を発車してから33分走っていますが、ここで初めての追い抜きです。

しかし、追い抜いたあとも先行電が直ぐ前を走行しているため速度を上げることはできず、ノロノロ運転を続けていきます。

次の武蔵境を19時6分に通過する頃には遅延が3分に拡大しました。
3分の遅延と言うと響きとしては小さく感じますが、実際では列車1本分の遅延時分なので影響としては大きいです。

その後もノロノロ運転が続き19時13分に通過した国分寺で快速青梅行きを追い抜きました。

国分寺を通過した直後は速度を上げましたが、次駅の西国分寺を通過する頃には元通りの速度に戻っていました。

そのまま高架線をゆっくり走り19時20分に5分遅れで郊外側の唯一の途中停車駅である立川に到着しました。

立川では7名が降車しました。
全体的に立川で下車する傾向の方が高いみたいですね…

そして19時21分に4分遅れで立川を発車しました。

立川駅発車後は先行電との間隔が空いたこともあり、一気に速度を上げて夜の多摩地域を爆走していきます。

車窓に広がる住宅街の夜景を見ながら走る姿は、まさしく通勤特急の醍醐味だと思います。
他の特急列車には無い雰囲気の車内で寛ぎの時間を過ごします…

多摩川を越えて日野や豊田といった住宅街が広がるエリアを通過していきます。

そして豊田の車両基地の横を通り過ぎた後に浅川を渡るともう終点の八王子はすぐそこです…自動放送+車掌による手動放送が流れ終わる頃にゆっくりと駅構内に進入していき、19時32分に5分遅れで終点の八王子に到着しました。降車すると既に列車の行き先表示は回送に切り替わっていました。運用としてはこの後は輸送障害が起こらない限り、回送として新宿に戻り21時00分発の特急「あずさ」35号松本行きの運用に就くことになっています。折り返し回送の発車時刻が19時43分なので、ダイヤとしてはかなり余裕があります。遅延が発生することが多い中央線のラッシュ時間帯を走る特急列車ということで、少し余裕をもたせているのだと思います…暫くすると19時40分頃に到着番線の反対側に別のE353系が入線してきました。こちらは新宿を19時00分に発車した特急「あずさ」31号松本行きで、両列車は新宿視点で15分しか差がないので先行電の特急「はちおうじ」3号が八王子に到着してから回送で発車するまでの間に両列車が顔を合わせるダイヤが組まれています。特に珍しい光景でもないですが、乗車した記念として駅名標と絡めながら撮影してみたりしていました。そんな感じで色々とホーム上を物色していると、発車時刻になり19時43分に定刻通り回送列車として新宿に向かって発車していきました。

特急「はちおうじ」に乗車するという目的は達成出来ましたし、時間も無かったので回送列車の発車を見送って私も改札口に向かうことに…今回、ライナー列車の特急化に伴い新設された特急「はちおうじ」に乗車してみましたが、働き方改革や時差Bizなどの動きが進み通勤特急の在り方が問われているなか今後のダイヤ改正で増便されていくのか減便の一途をたどっていってしまうのか気になる列車でした。
あと、今回は記事中で殆ど触れませんでしたが同じ経緯で運行が開始された特急「おうめ」の方にも機会があれば乗車してみたいと思いました。
運行時間帯的に乗車するのはかなり難易度が高いですが…汗以上、特急「はちおうじ」3号乗車記でした!!

伊東線に導入された駅ナンバリング

2019-09-19 22:00:30 | JR
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2018年11月以降に対象線区が伊東線にも拡大された駅ナンバリングについて撮影してきましたので紹介します。ここは伊東駅です。
JR東日本では2020年夏に開催される東京五輪に向けて2016年10月以降に首都圏エリアへ「駅ナンバリング」を導入してきました。
この駅ナンバリングの導入範囲は当初、電車特定区間内(いわゆるE電区間)のみとされていました。
その後、初期導入エリアへの駅ナンバリング整備が一段落してくるにつれて、2018年1月以降に導入が始まった総武本線・成田線千葉〜成田空港駅間を皮切りに、今回紹介する東海道線・伊東線藤沢〜伊東駅間や中央本線相模湖〜大月駅間などに駅ナンバリングの導入が拡大されてきました。と、言うわけで駅ナンバリングが追加で導入された伊東駅にやって来ました。早速、改札口上に設置されている駅名標を見てみるとアルファベット2文字の路線記号が入った最新版の物になっていました。この「JT」は東海道線を意味する路線記号ですが、初期導入エリア末端駅であった大船駅から連続した番号を使用している関係で、伊東線の駅でありながら東海道線の路線記号を使用している形となっています。駅改札口付近の他の駅設備に関しても路線記号付きの物となっています。ちなみに、「JT」の横に表記されている「IZ」は伊東駅から伊豆急下田駅までを運行する伊豆急行の路線記号です。改札口上に設置されている発車標にも小さく路線記号が表記されていました。首都圏エリアの駅では発車標の行先部分に駅ナンバリングが表示される物もありますが、そこまでは対応していないようです。ちなみに、伊豆急下田方面の発車標についても「IZ」が同じように表記されていました。そして、改札口を通ると横長のLED式番線案内が見えてきました。こちらも当たり前のように路線記号が入った物となっています。関係ないですが、伊東線の横に書かれているのが本来の直通相手である東海道線では無く、上野東京ラインとなっているのが中々興味深いです。そんな番線案内のすぐ横には路線記号入りの発車標が設置されていました。奥には同じように路線記号が入った伊豆急行線用の発車標が設置されていますね…にしても、種別の欄の使い方が凄いです。伊東駅は2面3線となっていて、駅舎に面している1番線以外の2.3番線を使用する列車に乗降する場合は地下通路を通る必要があります。
そんな地下通路内も路線記号で溢れていました。













地下通路を通り2.3番線ホームにやって来ました。こちらに設置されている発車標に関しても路線記号入りとなっています。番線案内も路線記号だらけとなっています。




そして肝心の駅名標です。
元々設置されていた伊豆急行の駅ナンバリング付きの駅名標に今回追加導入されることになった伊東線の駅ナンバリングを付加した物となっています。
伊東駅の駅番号は「26」で、これは路線記号同様に東海道線大船駅の「JT07」から連続した番号を使用しているためです。
同じように伊東〜熱海駅間の各駅の駅名標にも駅ナンバリングが導入されています。


ここは熱海駅です。早速ですが、ホーム上に設置されている駅名標から見ていきたいと思います…ご覧の通り、情報量が凄いことになっています…
詳しく説明すると東海道本線と伊東線の分岐駅なので片方が二方向に分岐しているほか、今回導入された東海道線・伊東線の駅ナンバリングを表す「JT21」、2018年3月以降に導入されたJR東海区間の東海道本線の駅ナンバリングを表す「CA00」、4ヶ国語表記、JR東日本が運行している「伊豆クレイル」のロゴが入った特別仕様と様々な情報を詰め込んだ物になっています。柱に設置された縦型平仮名タイプの駅名標もJR東日本とJR東海の駅ナンバリングが両方入っています。なお、1番線上に設置されている駅名標に関しては伊東線の列車のみが使用している関係で他のホームに設置されている駅名標に比べてスッキリとした物となっています。縦型平仮名タイプの駅名標に関しても同様です。
ちなみに駅名標以外の看板類も色々見てみましたが、駅ナンバリングや路線記号が入った物を見つける事は出来ませんでした。
色々な事情があるのだと思いますが、まだまだ導入が進んでいない感じでしょうか…














本題からは逸れますが、もはや熱海駅の名物と化していて、車両イラストの表示に定評がある「LED芸」を軽く記録しておきます。
今後、東海道線系統は新たな観光特急列車E261系「サフィール踊り子」やE257系2000番台などのニューフェイスが登場する事が予定されていますが、これらの車両もLEDで表示されるようになるのでしょうか…楽しみですね









以上、伊東線などに追加導入された駅ナンバリングでした!!

南町田駅 駅名改称前の様子

2019-09-03 22:00:53 | 私鉄
毎度ご覧頂きましてありがとうございます。
今回は2019年10月1日に駅名が変更される予定の東急田園都市線南町田駅の駅名改称前の様子を撮影してきましたので紹介します。ここは南町田駅です。
2017年から再開発計画「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」に伴う駅リニューアルが進められていて、たまプラーザ駅や2020年度中の暫定開業に向けて建設中の高輪ゲートウェイ駅などでも採用されている「大屋根」が目を引く駅舎となっています。そんな南町田駅を今回は特集していきますが、まずは本題に入る前に先ほど軽く触れた「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」について軽く紹介していきたいと思います。このプロジェクトは東急電鉄と町田市が共同で実施している南町田駅周辺地区の再開発プロジェクトで、土地区画整理事業や鶴間公園のリニューアルなど内容は多岐に渡りますが、一番のメイン事業が「南町田グランベリーモール」の建替えです「南町田グランベリーモール」は2000年〜2017年まで約17年間営業されていた屋外型アウトレットモールで、当初は約10年間のみ営業する予定の暫定的な商業施設でしたが計画変更により営業期間が延長されたなどの経緯があり老朽化も進んでいることなどから前記プロジェクトの一環として再整備されることになりました。「グランベリーモール」跡地に建設される新施設の名称は「グランベリーパーク」で、建替後の店舗床面積と店舗数は建替前の約3万m²、98店舗から大幅に拡大した約5.3万m²、234店舗となる予定です。駅横の同施設建設現場を少し見てみると、11月13日の開業と南町田グランベリーパーク「まちびらき」に向けて工事が進められていました。ここから本題に移りますが、この南町田グランベリーパーク「まちびらき」に向けて10月1日に新しい街名称の認知度向上などを目的に最寄り駅である東急田園都市線南町田駅の駅名を「南町田グランベリーパーク駅」に改称する事になりましたなので駅名が変更される前に現行の駅名表記などを記録する為にやって来た訳です。
長い前振りでしたが、ここからはいつも通り現駅名表記の収集を行っていきます。まずは切符売り場上にある路線図式運賃表です。現在は「南町田」の3文字が他駅同様に縦に一段で描かれています。
改称後は文字数が大幅に増えて「南町田グランベリーパーク」の12文字になりますが、2段表記にするのかそれとも1段で無理矢理にでも詰めて表記するのか気になるところですね…券売機横に設置されている、あいうえお順の駅名一覧式運賃表も記録しておきます。こちらも、現時点で東急線内では一番文字数が多い「たまプラーザ」駅が小さいスペースに詰めて表記されていますが、倍の文字数がある「南町田GP」駅をどうやって表記するのか気になりますね…
切符売り場の隣に設置されている駅構内案内図は、絶賛工事中のため調整中となっていました。
当駅から田園都市線・半蔵門線各駅への種別毎の所要時間が書かれている「所用時分の目安」の駅名表記も撮影しておきますが、ここでは駅名表記以外の部分の記録もしておかなくてはなりません実は南町田駅の駅名改称が実施される2019年10月1日に田園都市線・大井町線で大規模なダイヤ改正が実施されます。
ダイヤ改正の主な内容としては、現在は土休日のみ南町田駅に停車している急行列車が平日も停車するようになるほか、現在は長津田〜中央林間駅間で南町田駅のみ停車する準急列車が同区間内の各駅に停車するようになります。このダイヤ改正によって、画像のように南町田駅部分の左横に書かれた「※土曜日・休日は急行停車」という表記が見納めになるほか、平日の急行列車利用者向けの長津田駅部分の右横に書かれた「急行のりかえ」表示も見納めとなります。また、つくし野・すずかけ台・つきみ野の3駅に停車しない準急列車表示も合わせて見納めとなります。
「所要時分」の横にある時刻表も見ておきましょう土休日は全列車が停車しているのに対して平日は通過列車が1時間に4〜5本あり通貨を示す赤横線表記が多くあるという中々面白い時刻表もこれで見納めですね…ダイヤ改正後は前記の停車駅変更のほかにも、日中時間帯に毎時2本大井町線急行が直通してくるほか準急列車の一部区間各駅停車化によって同区間の各駅停車が減便されるので、当駅の時刻表のスタイルも大きく変わりそうです。ちなみにダイヤ改正後の各列車の時刻が掲載されている「東急線電車時刻表」は2019年9月下旬に東急線各駅などで販売される予定とのことなので、興味のある方はぜひ…
あくまで駅名変更に関するものが今回はメインなので、これについては軽く紹介しますが準急列車の停車駅が変更されてつきみ野駅にも停車するようになるのでこの様な表示もダイヤ改正以降は当駅では見られなくなります。
続いては、改札口入ってすぐの所に設置されているこの田園都市線・半蔵門線の全駅がナンバリング付きで表記された横長で情報量多めの停車駅案内です。これも駅名表記や停車駅の部分などが10月1日以降大きく変わっていくものとみられます。
駅名改称後は見られなくなるであろう「南町田駅」表記の貼り紙なども軽く記録しておきます。




内側から見ても見応えがある大屋根を下から眺めながら階段を降りてホームにやって来ました。ホーム上も改良工事が至る所で実施されていますが、公表されている駅舎リニューアル完成後のイメージ図と現在の状況を比べると全体的な完成には時間がまだまだ掛かりそうです…ちなみに駅舎リニューアル後に新たに設置されることになっていた改札口階とホーム階を結ぶエスカレーターは設置が終了し既に2019年8月21日から稼働が開始されていて、ホームドアに関しても既に設置が終了していて2019年9月末までの稼働開始に向けた準備が進められています。そんなホーム上にある駅名標たちを色々記録していきます。
南町田駅には横書きで隣駅名入りの駅名標と柱用で縦書きの駅名標の2種類が設置されています。
まず紹介するのは前者の横長タイプの駅名標です
日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語表記となっていますが、駅名改称後の長い12文字の駅名をどのように表記するのか気になります…

また、改良工事に伴いホーム上の一部が仮囲いで囲まれている関係で、一部の駅名標は四辺をガムテープで仮囲いに貼り付けた仮設のものとなっていました。

そしてこちらが後者の縦長タイプの駅名標です。
続いてはホーム上に設置してある路線図です。改札口で見た時のように記録しておきます…
最後にバスの話題をして記事を締めようと思います。
南町田駅前には2017年4月に完成したバスロータリーがあり、町田バスセンターや長津田駅などへ向かう神奈中の一般路線が発着しているほか、羽田・成田空港や富士急ハイランド・三井アウトレットパーク木更津に向かう高速バスが発着しています。
現在の同バス停の名前は「南町田駅」ですが、駅名が変更される10月1日以降にバス停名も駅名と合わせるために「南町田グランベリーパーク駅」などに変更されるか気になるところです…以上、駅名改称前の南町田駅でした!!

※掲載されている情報は全て取材時の情報です。

三丁目の夕日的8月のハイライト2019年

2019-09-01 16:30:22 | お知らせ(ブログ改正含む)
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2019年8月分の記事をまとめてみたいと思います。
なお、詳しくご覧になりたい記事があれば、その記事のタイトル(下線部)をタップして頂けると当該記事に移りますのでどうぞご覧ください。

「京王ライナー 時差biz93号」乗車記
東京都が実施する「スムーズビズ」の集中取り組み期間にあわせ時差通勤を促進する為に京王電鉄が期間限定で運行している臨時座席指定列車「京王ライナー 時差Biz号」の乗車レポです。
そもそも「時差biz」は混雑する時間帯を避けて比較的空いているラッシュ前後の時間帯に鉄道を利用してもらう事でスムーズに通勤することができるようになりラッシュ時間帯の混雑も緩和されるといった取り組みです。
実際に東急田園都市線で運行された「時差bizライナー」などが代表格として挙げられますが首都圏を走る多くの路線(JR東日本、東京メトロ、東京都交通局、東急など…)で「スムーズビズ」の取り組み期間に合わせて臨時列車が運行されてきました。
但し、「スムーズビズ」の取り組みの目的として必然的に1日のうちで最も混雑している平日朝の時間帯を中心に実施されることが多く、これらの臨時列車も早朝時間帯を中心に運行されていました。
しかし、今回私が乗車した「京王ライナー 時差biz号」は平日夕ラッシュ前の16時台後半〜17時台前半に始発駅の新宿駅を発車するという今までの「時差biz」関連の臨時列車とはひと味違った列車でした。
詳細な乗車状況などは記事を実際に見ていただきたいんですが、乗車した感想を一言で表すとするならば「現代日本には早すぎた臨時列車」と言えると思います…
記事にも書いてありますが、この列車は利用する為には遅くとも16時30分には退社する事が出来ないと厳しいですし、新宿エリア以外の場所に勤務されている方は更に早い時間帯の退社が必須です。
現実的な問題として、その時間帯に勤務を終了する事が出来る人がどれだけ居るかということと、ラッシュ前の比較的空いている時間帯に定員制の「ライナー列車」の需要がどれだけあるかという事を考えると乗車率の低さも頷けると思います…
ちなみに「京王ライナー 時差biz号」は7月22日〜8月2日と8月19日〜8月30日までの計20日間のみの運行で、私は前半の運行期間中に乗車しましたが聞くところによると後半の運行期間でも盛り返すことなく低い乗車率を保ったまま最終日まで運行されたようです。

伊豆東海バスの新型レインボー伊豆東海バスの伊東事業所と熱海事業所に導入された日野レインボーの撮影レポです。
取材日が土休日で撮影難易度が高いことを予め承知した上で撮影に望んだんですが、伊東駅前で撮影しているときは炎天下で風もあまり吹いていない中、アスファルトの照り返しに延々とあっている状態だったのでかなりキツかったです。
まぁ、1台だけでも充分に撮影することが出来ただけマシかなと…(そう自分に言い聞かせます)

駒込駅に導入された新型LCD式発車標山手線の全29駅の中で駒込駅に初めて導入された新型LCD式発車標の撮影レポです。
新しい物にとことん弱い人間なので、その日の朝に駒込駅に設置されて暫く調整中になっていた新型LCD式発車標が稼動を開始したとの情報を受け、その日の予定を蹴っ飛ばして直ぐに自宅からスクランブル発進して撮影しに行ったという中々個人的に思い出深い記事となっています。
ちなみにぶっちゃけた話をすると、撮影をしているときはツイッターにでも上げる小ネタかな〜なんて思っていたのですが、撮影後に写真付きでツイートしたところ好評だったので急遽この記事を書く事になったというエピソードがあります。

「ゆりかもめ」駅名改称後の様子
前編 後編2019年3月16日に2駅の駅名が改称された「ゆりかもめ」各駅の様子の撮影レポです。
記事を見ていただければ分かると思いますが、駅名変更系の記事は駅名標や発車標・LCDの表示などの紹介が多くなってしまうので、どうしても画像ばかりになってしまうのが記事を作成する上での悩みでもあります。
今回は2駅同時に紹介しているので、尚さら他の記事と比べて画像量が多くなってしまいました。
今後、関東圏だけでも2019年10月1日に東急電鉄、2020年3月に京急電鉄と東京モノレール、2020年春にJR東日本の駅で駅名変更が予定されているので機会があれば撮影していきたいと思います

以上が8月中に投稿した記事の簡単な紹介と感想です。

なお、8月中(もしくはそれ以前)に取材した物でも投稿時期が9月であれば、まとめ記事は9月分になりますのであらかじめご了承ください。

以上、2019年8月投稿記事まとめでした!!