三丁目の夕日の乗車記

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快速「あいづ4号」乗車記

2020-03-29 20:30:00 | JR
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回はJR東日本磐越西線の会津若松〜郡山間に導入された指定席着席サービスの
快速「あいづ」
に早速乗車してきましたので紹介します。
ここは会津若松駅です。今回、乗車する快速「あいづ」の指定席は2020年3月14日にサービスが始まった磐越西線指定席着席サービスで、磐越西線会津若松〜郡山駅間を走行する快速列車3往復のうち郡山方先頭車両の半室が対象となっています。(他の号車は自由席として運行)
指定席料金は一律530円(閑散期は330円)で、指定席券は他の列車と同じように「えきねっと」や駅の窓口、指定席券売機などで購入することが出来ます。

そんな快速「あいづ」の会津若松発2本目の便である14時13分発の快速「あいづ4号」郡山行きに乗車します。
現在の時刻は12時50分です。
快速「あいづ4号」の発車時刻まであと1時間以上有りますが、午前中の1往復の運用を終えた車両が会津若松駅横にある留置線に止まっているとの事なので入場券を購入して駅構内に入ってみることにしました。

改札口と只見線が発着する4.5番線を結ぶ跨線橋を通り、留置線が見えるホームに向かいます…

こちらが快速「あいづ」に使用される
E721系0番台
です。4両編成のうち郡山方の先頭車両の一部が今回の指定席着席サービス導入に伴い改造されリクライニングシートなどが整備されました。

こちらが指定席部分の外観です。他の号車(自由席車)と差異をつけるために、指定席部分は桜が随所に散らばめられたピンク色を基調としたデザインに変更されています。また、ドア横には「指定席」と表記されているほか、側面の帯部分にも「指定席」と「RESERVED」の2つが大きく表記されています。他にも色々紹介したい事は有るのですが、それはまた後ほど紹介していきます…

改札口から出て私用を済ませた後に駅の七日町方にある踏切までやって来ました。
踏切から見える場所にある引き上げ線には先程の留置線から移動したE721系4両が停車していました。
暫くすると会津田島発の会津鉄道の車両がやって来ました。そんな会津鉄道線の車両と並走する形でE721系も動き始めました…普段は滅多に見る事が出来ない並びです。

そして、踏切を通過し駅構内の留置線に戻っていきます。指定席部分のラッピングも改めて撮影しておきます。列車はこの後、駅の郡山方にある入換線で再び方向転換を行い乗車扱いを行う1番線に入線します。

快速「あいづ」に乗車するために駅の改札口に戻ってきました。

発車標を見てみると、乗車する快速「あいづ4号」が表示されていました。2段目部分には指定席に関する案内がスクロールで表示されています。快速「あいづ4号」は改札口に直結している1番線から発車します。

改札口を出たところには快速「あいづ」の運行開始を祝う掲示が出されていました。

指定席部分がある郡山方先頭車に掲出されている快速「あいづ」専用のヘッドマークも描かれています。そんな掲示を横目に1番線ホームへと向かいます…

1番線ホーム上で列車の入線を待ちます…

そして発車時刻の29分前である13時44分に乗車する快速「あいづ4号」に充当されるE721系4両が入線してきました。

当日はP-12+P-42の2本を繋げた4両編成でした。指定席化改造はP-12の1編成のみに実施されているため専属で運用されています。ちなみに会津若松を朝に発車する「あいづ2号」と郡山を夜に発車する「あいづ5号」のみ2両編成で運行されるので、他編成と連結せずにP-12編成のみで運用されます。入線直後から既に乗車扱いは始まっていますが、まだ時間があるのでホーム上で色々撮影しておきます…





跨線橋を通って2.3番線ホームへとやって来ました。駅名標や…ホーム上に展示されている会津流しかんしょ祭りの山車(?)と絡めて記録しておきます。
また、快速「あいづ」専用ヘッドマークも合わせて撮影しておきます。

車外の撮影を終え1番線に戻ってきました。
ドア横にあるボタンを押してドアを開け、車内に入ります…
車内は1車両の約半分が画像のように「指定席」と書かれた表示のある大きな壁によって仕切られています。

そして、こちらが大きな壁によって仕切られた指定席部分です。計14席分の座席が2+2の4列で配置されています。
最後列(郡山発の場合は最前列)のみ1+1の2列配置となっていて、そのうち1席には車椅子固定ベルトが設置されています。また、荷棚部分には座席番号を示す案内が掲示されています。指定席部分横には車椅子対応の大型トイレが設置されています。
ちなみに指定席部分以外の自由席部分は従来通りセミクロスシートとなっています。
そんな感じで車内の撮影を終え、指定された座席に着席します。
肘掛部分にテーブルが内蔵されているリクライニングシートで暖色系のデザインとなっています。
コンセントは設置されていません。
車内では地域と連携した会津の魅力発信が行われていて、座席の背面ポケットには会津エリアの観光パンフレットが用意されています。
また、指定席部分の中吊り広告は会津若松観光ビューローによる観光案内ポスターが集中的に掲出されていました。

座席に座って発車時刻を待っていると、発車前の自動放送が流れてきました。
自動放送では「快速あいづ郡山行き」ではなく「快速郡山行き」と放送していたほか、指定席に関する案内が有りませんでした。

その後、自動放送に付け加える形で指定席に関する案内放送や会津若松駅発車後に検札を行う旨の車掌による手動放送を実施していました。

そして待つこと約10分…

14時13分に定刻通り会津若松を発車しました。
郡山までの約1時間の小旅行の始まりです。

会津若松駅発車時点では指定席部分には定員が14名のところ10名が乗車していました。
また、他の自由席部分に関しても座席が半分ほど埋まるぐらいの乗車率となっていました。

会津若松駅を発車すると喜多方・新津方面へと伸びる同じ磐越西線の線路と分かれ郡山方面へと進んでいきます。
スイッチバック駅らしい光景ですね…

右手に磐梯山を眺めながら直線区間を走り、14時17分に最初の通過駅である広田を通過しました。

広田駅を通過すると同時に指定席部分に車掌の方がやって来て、指定席部分に着席する全員を対象に検札が始まりました。

予め購入してある指定席券を車掌に提出すると、入鋏済みの証としてスタンプが押されました。

その後、列車は右に大きくカーブし14時20分に東長原を通過しました。

この先、東長原から翁島までの2駅間は急勾配を避けるためにクネクネとしたカーブが続く線形となっています。

そんな特殊な区間をゆっくりと走行し、14時26分に最初の停車駅である磐梯町に到着しました。

磐梯町では乗降がなく、14時26分にそのまま磐梯町を発車しました。

磐梯町を発車してからも引き続きカーブが多い区間を走行していきます…

磐梯山を左右に見ながら走り、14時32分に一線スルー構造となっている更科信号場を通過しました。
更科信号場では郡山13時47分発の快速会津若松行きとすれ違いました。

更科信号場を通過して程なくすると、車掌による磐越西線の沿線に関する手動放送があり、「左手に見える山は磐梯山です。磐梯山は・・・」のような磐梯山に関する案内が放送されました。

指定席を利用している乗客達も左手に見える磐梯山を眺めながら放送を聞いていました。
ささやかな旅情感を感じました。

そして14時37分に翁島を通過しました。

翁島を通過すると先程のカーブ多発区間とはうってかわって、綺麗な直線区間を走行し14時41分に猪苗代に到着しました。
猪苗代では1名の乗車があり、指定席部分の乗客数は計11名となりました。
平日日中の列車でこれだけの利用があれば充分だと思います。

ちなみに快速「あいづ」には乗車専用駅や降車専用駅は設定されていないので、停車するどの駅でも乗降車する事が出来ます。

そして14時41分に猪苗代を発車しました。

次の停車駅は約20km先の磐梯熱海です。

列車は猪苗代町の町内を順調に走行していき、14時44分に川桁を通過しました。

通過後、磐越自動車道の下をくぐり爆速しながら14時46分に続いて関都を通過しました。

線路は猪苗代湖に接近していき、関都駅通過から約1分後の14時47分に臨時駅である猪苗代湖畔駅を通過しました。

猪苗代湖畔駅は名前通り猪苗代湖に最も近い駅で、志田浜海水浴場のそばに有ります。
なお、臨時駅な上に現在は休止されているので定期列車が停車する事は有りません。

駅通過前後では道路・森林越しではありますが、猪苗代湖の姿を見ることが出来ました。

その後、会津若松駅を発車してから初となる小坂山トンネルを抜けて14時49分に上戸を通過しました。

猪苗代の辺りから上戸までは高い速度を維持していましたが、上戸からは再びカーブ区間に入るため速度を落としながら走行していきます。

途中、14時50分に沼上信号場を通過しながら走り14時55分に中山宿を通過しました。

中山宿は元々スイッチバック式の駅で、勾配型スイッチバックであった旧駅跡は鉄道遺産として観光用に整備されています。

そんな旧駅跡を横目に通過し、国道49号沿いを走行していきます。

そして15時1分に磐梯熱海に到着しました。
磐梯熱海では乗降がなく、15時2分にそのまま発車しました。

磐梯熱海駅を発車すると、この先の途中駅で下り列車との行き違いのため停車する旨の車掌による手動放送が流れ…

15時6分に対抗列車との行き違いの為、安子ヶ島に停車しました。
乗車している快速「あいづ4号」が到着すると同時に、郡山14時53分発の普通会津若松行きも到着し列車の行き違いを行いました。

15時6分に発車し、直線区間を高い速度で走行していきます。

そして15時10分に喜久田に到着しました。
喜久田でも乗降はなく15時10分にそのまま発車しました。

郡山までの小旅行もあと少しです…

喜久田を発車し工業地帯を横目に郡山市内を走行していきます。 

その後も住宅街の中を走り、15時15分に最後の途中停車駅である郡山富田に到着しました。
郡山富田は2017年4月1日に開業した郡山市による請願駅で、開業時から快速列車を含む全ての定期列車が停車しています。
そんな郡山富田でも乗降はなく、指定席部分の乗客数は11名で確定しました。
また、喜久田同様に郡山富田では自由席部分への乗車が多く立席が目立つ状況となっていました。

そして15時15分に郡山富田を発車しました。
次の停車駅は終点の郡山です。

終点到着前の自動放送が流れた後に、車掌による手動放送が入り郡山駅での時刻付きの各方面乗り換え列車が放送されました。

そして左手に見えてきた東北新幹線や東北本線、磐越東線と合流し15時19分に終点の郡山に到着しました。
乗車していた11名の乗客が降車すると、折返し列車として充当するための車内整理が始まりました。

郡山駅到着後は折返し15時45分発の快速「あいづ3号」会津若松行きとなります。

発車標と快速「あいづ」の専用ヘッドマークなどを絡めて色々撮影します…


行先表示機の表示も既に会津若松行きに変更されていました。

また、指定席部分の座席の向きも進行方向に合わせて変更されていました。まだ折返しの発車時間まで時間が有るので、乗継連絡橋を通り2.3.4番線ホームに向かいます…

東北本線や水郡線のホームである2.3.4番線へとやって来ました。快速「あいづ」専用ヘッドマークや指定席装飾などを撮影していきます。東急電鉄の「Qシート」や京阪電鉄の「プレミアムカー」などは車両全体を大胆にラッピングしていますが、それに比べて快速「あいづ」は控えめなデザインとなっています。
だとしても、充分目立っているのでこの位でも良いのかなぁという気もしますが…そんな指定席部分も改めて撮影しておきます。今後、東北エリアでこの一部指定席の列車が拡大していくのか気になる所です。

2番線に停車している701系との並びなども記録しておきます。

快速「あいづ」に乗車するという目的は達成出来ましたし、時間も無かったのでそのまま改札口に向かうことに…

一応、地下通路に設置されている発車標に関しても記録しておきます。

ちなみに郡山10時41分発の快速「あいづ1号」のみ2番線から発車するダイヤとなっていますので、乗車時は注意が必要です。

今回、初めてJR東日本が運行する快速「あいづ」に乗車してみましたが、乗車率含め今後の動向が気になる列車でした。以上、快速「あいづ4号」乗車記でした!!



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