三丁目の夕日の乗車記

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ブログ閉鎖日決定について

2020-02-22 09:00:00 | お知らせ(ブログ改正含む)
毎度ご覧頂きありがとうございます。

2019年11月4日にお知らせした通り、当ブログは2020年春ごろをもって閉鎖する予定です。

このたび、当ブログの閉鎖日が決まりましたのでお知らせします。

閉鎖予定日:2020年3月31日
※閉鎖予定日は予告無く変更となる場合があります。

同日をもってブログ及び公式Twitterの運用を終了します。
なお、詳しい事については改めてお知らせします。

最終日までは今まで通り記事の投稿を続けてまいりますので、最後まで当ブログ並びに公式Twitterをよろしくお願いします!

三丁目の夕日の乗車記 管理人

KSPシャトルバスの新車たち

2020-02-13 21:25:00 | バス
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は溝の口駅とKSPを結ぶ「KSPシャトルバス」に投入された新車たちを撮影してきましたので紹介します。
ここは溝の口駅です。
今回紹介する「KSPシャトルバス」は溝の口駅北口バスターミナルの9番乗り場から発車します。
撮影した車両を紹介する前に、「KSPシャトルバス」の概要を簡単に紹介しておきたいと思います。
そもそも「KSP」とは川崎市高津区にある「かながわサイエンスパーク」のことで、大手企業や外資系企業の研究開発部門が数多く入居している高度研究開発施設です。
そんな「KSP」へのアクセス手段として運行されているのが「KSPシャトルバス」で、徒歩で約15分掛かるKSP〜溝の口駅の間を約5分で結んでいます。
9番乗り場は北口バスターミナルの1番端にある乗り場で、「KSPシャトルバス」の他に東急バスの一般路線である溝22系統高津営業所行きや関係者専用のNECプラットフォームズ行きの路線も発着しています。
バス停には消えかかっている系統案内が掲示されていました。
KSP直通のシャトルバスなので途中停留所などは有りませんが、KSP内には西棟前とR&D棟前の2ヶ所にバス停があり系統案内にもその事がしっかりと描かれています。
系統案内のほかにもバス停には「バスご利用についてのお願い」という物があり、KSPシャトルバスに関する案内が書かれています。
「KSP」は日本最大級の規模を誇るサイエンスパークのため、平日朝のラッシュ時間帯はKSPへの通勤客でシャトルバスが混雑します。
そのため、平日の始発から10時までは乗車時に会員証を提示して乗車する賛助会員専用バスとして運行されています。
気になる時刻表を見てみましょう…
平日ダイヤの溝の口駅の始発は7時20分で終発は22時25分です。
朝ラッシュ時間帯は最小3分間隔で運行されていて、最も混雑が激しい朝8時台は18本設定されています。
日中時間帯と夜20時以降は10分間隔で運行されていて、帰宅ラッシュ時間帯となる17時〜19時台は約5分間隔で運行されています。
土休日のダイヤの溝の口駅の始発は7時42分(休日は8時00分)で終発は22時3分です。
基本的には20分間隔での運行となっていますが、土曜日の朝夕時間帯は10分間隔となります。
ちなみに同じ9番乗り場を使用する他の路線の時刻表も見ておきます。
こちらが東急バス溝22系統高津営業所行きの時刻表です。
お察しの通り、高津営業所への入出庫路線で深夜時間帯に1日2本運行されています。
そして、こちらがNECプラットフォームズ行きのシャトルバスの時刻表です。
平日のみの運行で朝9時〜夕方16時まで計11本が設定されています。

ここからは「KSPシャトルバス」で使用されている車両を紹介していきます。
こちらは
新型エルガ
の【TA1939号車】です。
2019年6月に高津営業所に導入された車両で、「KSPシャトルバス」専属の特定車です。
いわゆる「ワンロマカラー」を纏っていますが、車内はラッシュ型の座席配置となっています。


専属車らしく側面には「株式会社 ケイエスピーコミュニティ」の表記がされています。


そして、こちらが【TA1940号車】です。
前記の【TA1939号車】同様で2019年6月に高津営業所に導入された車両です。
なお、こちらの車は貸切登録がされているため側面に「SAFETY BUS」マークが貼られているほか、会社名の表記がありません。


こちらは
新型エルガミオ
の【TA1837号車】です。
 2018年11月に高津営業所に導入された車両で、「KSPシャトルバス」専属の特定車です。
前記の新型エルガはワンロマカラーを纏っていましたが、この新型エルガミオに関しては通常の一般路線色となっています。
ちなみに今回撮影する事は出来ませんでしたが、同時期に新型エルガミオの【TA1836号車】も高津営業所に導入されています。
こちらの車は貸切登録がされている為、側面の会社名表記が有りません。










上記のように新車が4台投入された「KSPシャトルバス」ですが、2008年に導入されたレインボーIIの【TA840号車】や2012年に導入されたブルーリボンの【TA1250号車】、2007年に川崎営業所に導入された後に高津営業所に転属されてきたスペースランナーの【TA8721号車】などの既存車も「KSPシャトルバス」として運行されています。
以上、「KSPシャトルバス」の新車たちでした!!


横浜市営バスの「SORA」

2020-02-02 12:00:00 | バス

毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は横浜市営バスに導入された燃料電池バスを撮影してきましたので紹介します。
ここは桜木町駅です。
2019年10月31日から運行が開始された新路線「ピアライン」の取材をしていると、今回の記事で紹介する
燃料電池バスの「SORA」
がやって来ました。
普段なら早速色々撮影しているところですが、今回は試乗を兼ねて終点のハンマーヘッドまで乗車しながら車内の機器や内装などを見ていき、その後に車外の様子などを撮影していくことにしました。
そんな「SORA」の車内は通常のノンステップバス同様に車両前方がノンステップエリアとなっていて、車両後方のステップ2段分高いエリアには2人がけの座席が並んでいます。
また、前方のノンステップエリアには車椅子やベビーカー用のフリースペースが配置されているほか、フリースペース横には自動格納機能付きの簡易座席が3席分設置されています。
車内には横長のLCDが前方と中央の2カ所に設置されています。
LCDの表示スタイルは従来の物を踏襲する形となっていますが、下の画像のように横長の大きな画面を活かして日本語版と英語版の2種類を同時に表示している様子も見られました。


運転席の周りも軽く見ていきます…
「SORA」の運転席には乗務員支援用のモニターが有り、車内・車外の8ヶ所に設置されたカメラで撮影されている映像を見ることが出来るようになっています。


こちらは運転席横に設置されている運賃箱です。
レシップ製のものが採用されています。
当日は横浜ハンマーヘッドの開業を記念して「ピアライン」の運賃が無料となっていたので、運賃箱にはその旨の紙が貼ってあったほか金庫が取り外された状態となっていました。


こんな感じで色々撮影していたら発車時刻になり、桜木町駅からハンマーヘッドまでの燃料電池バスによる短い旅が始まりました。
燃料電池バスならではのスムーズな発進を味わいながら桜木町駅を発車するとバスは馬車道駅や万国橋を通り新港埠頭方面へ走行していきます。
この辺りは「あかいくつ」などの他の路線と同じルートを通るので普段から見慣れているはずの景色が続きますが、乗車する車両が燃料電池バスに変わるだけで街の風景も少し違って見えるような感覚を味わえました。
一般の路線バスなどと違って走行音も静かでモーターの音も殆どしないので、その辺も相まってそう感じるのでしょう…
桜木町駅を発車してから約10分で終点の
ハンマーヘッド
に到着しました。
バスは降車場で乗客の降車扱いを行うと降車場の先にある転回場で転回して乗り場に向かいます。
日中時間帯に運行される「日中ルート」の場合は循環運行となっているので転回場からそのまま乗り場に向かいますが、朝夕の時間帯に運行される「朝夕ルート」の場合はハンマーヘッドが起終点となるので画像でバスが停車している辺りで次発便の発車時刻前まで待機しています。(遅延運行時などを除く)
乗車してきた燃料電池バスが次発便としてハンマーヘッドを発車するまでの待機時間を狙って色々撮影していきます。
こちらの燃料電池バス「SORA」は横浜市営バス滝頭営業所所属の車両で【9-6301号車】という車両番号が付けられています。
横浜市が掲げる「Zero Carbon Yokohama」の取組の一環として横浜市の水素施策をPRするため、2019年9月に1台が試験的に導入されました。
神奈川県で初めて営業運転を行う燃料電池バスと言うことで、2019年9月19日に報道関係者向けの出発式と試乗会が横浜市役所の駐車場で実施されました。
そして、2019年10月2日から桜木町駅と横浜市臨港部に点在する港を結ぶクルーズ客船用のシャトルバスとしての運行が開始されました。
その後は2019年10月31日に新設された「ピアライン」でも専用車に混じり運用されているほか、横浜市の環境イベントなどへの出展がされるなど幅広い活躍を見せています。
この燃料電池バスは他の市バス車両とは異なり発売先であるトヨタ自動車と6年間のリース契約を結んで導入された車両で、運行期間である6年間で費用対効果や二酸化炭素の削減量などを検証することになっています。
ちなみに燃料電池バスの動力源である水素は横浜市営地下鉄ブルーライン弘明寺駅近くにあるENEOS横浜南ステーションで充填されています。
こちらが燃料電池バス「SORA」の行先表示です。
オージ製のフルカラーデジタル行先表示機が採用されています。


客船ターミナルや「ハンマーヘッドクレーン」などと絡めながら記録していきます。
洗練されたデザインの客船ターミナルと近未来的なデザインの燃料電池バスがどちらも良い味を出していますね…
今後の新しい「横浜の顔」になっていくのでしょうか…


発車時刻の約5分前になると待機場を出発し、乗り場にて次発便の乗車扱いを行っていました。


バスが乗車扱いを行っているうちに、私は客船ターミナル前の交差点へと移動し走行している所を撮影する事にしました。
記録にはなったかなと思います…
そして「SORA」はハンマーヘッドを出発して桜木町駅へ走っていきました。




見送ったと思ったら僅か12分後に桜木町駅から回送車としてハンマーベッドに戻ってきました。
元々の路線距離が短いうえに大さん橋を経由する日中時間帯と違って朝夕の時間帯は短縮ルートを通るので、車両がすぐに戻ってきます。
趣味的な観点からすると撮影し易いので有難い限りですが…(笑)

隣接する横浜海上防災基地に停泊している船舶などとの絡みなど「横浜らしい」風景を記録していきます。


以前の記事で紹介した「ピアライン」専用車やハンマーヘッドに乗り入れる京急リムジンバスと「SORA」との並びなども記録しておきます。




最後に先程のように発車前にハンマーヘッドの前にある交差点に移動して軽く撮影して「SORA」の取材を終えました。
以上、横浜市営バスの燃料電池バス「SORA」でした!!