三丁目の夕日の乗車記

新しい物好きの主が乗り撮りしまくります
公式Twitter稼働中!

最後のご挨拶

2020-03-31 22:00:00 | お知らせ(ブログ改正含む)
毎度ご覧頂きありがとうございます。

2020年3月29日にお知らせした通り、当ブログは本日(2020年3月31日)をもって閉鎖させて頂きます。
※閉鎖に関する詳しい事はリンク先の記事をご覧下さい。

このたび、ブログを閉鎖(運用終了)するにあたって読者の皆様に最後の挨拶をさせて頂きたく当記事を投稿する事にしました。

三丁目の夕日の乗車記ではgoo blogとTwitterの2つの媒体において全国各地の鉄道やバスの様子をお届けしてきました。

【goo blog】においては2016年8月のブログ開設以来、約3年半に渡って計545本の記事を投稿し多くの読者の皆様にご覧頂きました。
また、多くのコメントや「いいね」などのリアクションを頂きました。

【公式Twitter】においても2017年3月のアカウント開設以来、約3000人以上の方にフォローして頂き多くの「いいね」などを頂きました。
また、多くのリプライやダイレクトメッセージを頂きました。

ここまでブログ及びTwitterを続ける事が出来たのも読者の皆様のお陰だと考えております。
読者の皆様には心からお礼申し上げます。

これにて三丁目の夕日の乗車記は前ブログ時代から数えて約5年続いた歴史に幕を下ろします。
読者の皆様の頭の片隅にでも当ブログが存在していた事を覚えて頂けると幸いです…

これをもって最後の挨拶とさせて頂きます。

今まで本当にありがとうございました。

三丁目の夕日の乗車記 管理人

東海道新幹線700系のぞみ408号乗車記

2020-03-31 18:00:00 | JR
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2020年3月1日をもって東海道新幹線管内から引退した700系に乗車してきましたので紹介します。
ここは新大阪駅です。日時は2020年2月19日の夕方17時20分…

平日夕ラッシュ時間帯前ということもあり、新大阪の駅前は多くの人や車が行き交っています。
そんな時間帯に新大阪駅にやって来た理由は他でもありません。

2020年3月1日をもって東海道新幹線管内から引退する700系に乗車する為にやってきた訳です。新幹線車両700系は1999年3月から東海道・山陽新幹線で運用されている車両で、登場以来「のぞみ」や「ひかり」といった速達列車に充当されてきました。
その後、後継車両であるN700系の増備に伴い2013年頃から廃車が進み2020年3月1日をもって東海道新幹線管内から引退することになりました。
なお、既に定期運用は2019年12月1日の「こだま636号」で終了していて、2020年3月の引退までは臨時列車や団体専用列車に充当されていました。
ちなみに2020年3月1日以降も山陽新幹線内では「ひかりレールスター」や「こだま」として運行されています。
改札口付近に設置されている電光掲示板を見てみると乗車する「のぞみ」408号が既に表示されていました。今回、乗車する「のぞみ」408号は始発駅である新大阪を18時56分に発車する列車で、終点の東京には21時30分に到着する予定です。ちなみに「のぞみ」408号の3分前には同じ新大阪始発の「のぞみ」252号の運行があり、続行する形で終点の東京まで向かうことになります。改札口内に入り土産物屋や弁当屋を色々物色した後に、「のぞみ」408号が発車する26番線に向かいます…
エスカレーターに乗って25.26番線ホーム上にやって来ました。ホーム上は引退直前の700系を一目見ようと駆けつけた人や、東京方面に帰る家族連れやビジネス利用と見られるサラリーマンなどの利用者達で混雑とした状況となっています。
先に26番線から発車する18時40分発の「のぞみ」48号を見送ります…
こちらは博多始発の定期列車ですね。そして、「のぞみ」48号が発車するとホーム上の発車標の表示が切り替わり、乗車する「のぞみ」408号が最上段に表示されました。乗車位置の上に設置されている乗車口案内機の表示も記録しておきます。

暫くするとホーム上の発車標に接近表示が現れ、接近放送が流れました。そして、18時42分に乗車する「のぞみ」408号に充当される700系が26番線に入線してきました。

JR東海所有の700系が「のぞみ」東京行きとして新大阪駅のホームに滑りこんでくる姿はこれにて見納めとなります…

見慣れている光景ではあるので、何とも700系が東海道新幹線から引退するということに実感がわきませんが…

回送列車として新大阪駅に到着すると、「乙女の祈り」が鳴りながらホームドアが開いた後に車両側のドアが開き乗車扱いが始まりました。

直ぐには乗車せずに引退前の記録として700系のロゴや方向幕などを撮影していきます。実は今回乗車するJR東海所有の700系(C53編成)には引退記念装飾が施されていて、ヘッドマークとサイドステッカーが車体の指定箇所に掲出されています。
本当は停車時間のうちにそれらも撮影しておきたかったのですが、引退を惜しむファンらで先頭車両付近のホーム上は大変な混雑となっていて撮影が困難な状況だったので、新大阪駅で撮影することを諦め終点の東京駅到着後に撮影することにしました。と、言うことで乗車口から700系に乗車して車内の様子などを見ていきます…

こちらが700系の車内です。座席は明るい色調の水色で、座席背面にテーブルが設置されたリクライニングシートです。座席は3+2の5列配置で、これはN700系などとも変わりません。また、各車両両端の座席にはコンセントと縦長のテーブルが設置されています。

車端部の様子なども撮影しておきます。

各車両の車端部にはそれぞれ旅客案内用のLED表示機が設置されていて、列車案内や通過駅案内などが流れています。
取材時はニュース情報も流れていましたが、取材後の2020年3月13日をもってJR東海提供のニューステロップは終了してしまいました…

デッキ部分に掲出されている「車内のご案内」も記録しておきます。700系は国内でも数少ない喫煙車が存在する車両で、グリーン車の10号車と普通車の15.16号車の車内では煙草を吸うことが出来ます。車内に掲出されている夜でも富士山を見る事が出来る写真を横目に自席へと戻ります。こういう時に指定席だと停車時間のうちでも安心して車内探索が出来るので良いですね。
もちろん、迷惑にならない程度に留めなければなりませんが…
そんな感じで撮影していると発車時刻になり、18時57分に定刻通り新大阪を発車しました。

終点の東京駅までの約2時間半の引退直前の700系による小旅行が始まりました。

新大阪駅発車時点では乗車している14号車は約6割程度の乗車率となっていました。

車内を軽く見回してみるとスーツ姿のサラリーマンの方が殆どで、700系目的で乗車されている鉄道ファンの方々は各号車数名見かける程度に留まっていました。

恐らく、東海道新幹線から700系が引退する2020年3月1日までまだ日があるという事や、平日の夜間帯で趣味目的で乗車することが難しいという点などもあると思います。

ある意味、ビジネス利用が多い平日夜間帯の「いつもの風景」を見る事が出来たので良かったですが…

そして休む間もなく新大阪を発車してから14分後の19時11分に最初の途中停車駅である京都に到着しました。

京都でも10名以上の方が乗車されて、車内は8割ほどの乗車率となりました。

また、京都で降車されている方を1〜2名ほど見かけました。
700系との別れを惜しむファンの方でしょうか。
もしかしたら、山陽新幹線新大阪止まりの列車から乗り継ぎで利用されていた方かもしれませんが…

そして、19時13分に定刻通り京都を発車しました。

京都駅を発車すると車内販売員によるラストラン記念商品についての車内放送が流れました。

と、言うのも東海道新幹線の車内販売では2020年1月上旬から2020年3月中旬頃にかけて「ありがとう東海道新幹線700系」引退記念商品が販売されていました。

商品のラインナップは多岐に渡り、全6種類の「ありがとう東海道新幹線700系記念カード」が1枚付いた「ありがとう東海道新幹線700系」記念弁当や700系をデザインしたカップで提供されるホットコーヒー、「ありがとう東海道新幹線700系」記念ラベル・ボトルとなったサッポロビールや静岡茶、クッキーチョコやドーナツ棒などです。

また、これらの700系オリジナルグッズは車内販売のほかに駅の売店などでも販売されていて700系入線前の時間などにはオリジナルグッズを求める人で行列が出来ていた姿も見る事が出来ました。

そんな700系新幹線に乗りながら過去の思い出などを思い返しながら過ごしているとあっという間に時が過ぎ、京都を発車してから約35分後の19時48分には名古屋に到着しました。

名古屋では約2割の乗客が降車しましたが、それを超える乗車があり車内は殆どの座席が埋まりました。

そして19時49分に名古屋を発車し、東海道本線の313系や名鉄のミュースカイなどを横目に見ながら東京方面へと向かって走行していきます…

ちなみに名古屋から乗車された乗客達も殆どがビジネス利用と見られる方々で、わざわざ700系充当列車を狙って乗車されている訳ではなさそうです。
(喫煙車狙いの方はいるかもしれませんが)

まだ引退まで日時があるせいでしょうか…

実は…の話をすると、元々東海道新幹線700系引退予定の日は2020年3月1日ではなく2020年3月8日でした。

3月8日には「ありがとう東海道新幹線700系」のぞみ号と題して臨時「のぞみ」315号が東京9時47分発で新大阪まで運行される予定でした。
また、同列車の運行に伴い始発駅である東京駅では「ありがとう東海道新幹線700系」出発式が、終着駅である新大阪駅では「ありがとう東海道新幹線700系」引退式が行われ各停車駅では臨時「のぞみ」315号に向かってJR東海社員の方による最終走行列車のお見送りが実施される予定でした。

ですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐために2020年3月8日に運行が予定されていた臨時「のぞみ」315号は運休される事になり、東京駅での出発式並びに新大阪駅での引退式と社員の方による各停車駅におけるお見送りも中止となりました。

これにより、東海道新幹線700系の最終走行日は7日前の2020年3月1日となり、新大阪8時23分発の団体臨時列車が東海道新幹線700系にとって最後の営業運転「ラストラン」となりました。

残念ではありますが、こればかりは仕方がないことです。

ちなみに3月8日に運行が予定されていた臨時「のぞみ」315号の車内で配布が予定されていた乗車記念品に関しては、当該列車の予約をしていた方全員に後日引き渡される事になりました。

そんな700系による小旅行を味わいながら乗ること約1時間…

あっという間に静岡県を抜け、20時56分に小田原を通過した直後に新横浜まであと14分で到着する旨の放送があり、21時11分に定刻通り新横浜に到着しました。

新横浜では約20名ほどが降車しました。

新横浜を発車し、21時23分に続いて品川に到着しました。

品川では約10名ほどが降車しました。

品川を発車し山手線や京浜東北線と並走しながら走り、21時30分に終点の東京に到着しました。
降車すると列車の行先表示は既に回送に切り替わっていました。新大阪駅で撮影できなかった引退記念装飾を撮影する為に先頭車部分へと向かいます…新大阪駅並みではないものの、東京駅のホーム上も別れを惜しむファンで混雑していて列車の到着前から並ばれている方々がいらっしゃったので、その方々の撮影が終わったあとに何とか後方から撮影します…こちらがヘッドマークです。
1号車と16号車の2ヶ所に装飾が施されています。700系の後継車両であるN700系との並びなども撮影しました。

そして、こちらがサイドステッカーです。
1.5.9.15.16号車の5ヶ所に装飾が施されています。
ヘッドマークもですが、幻となった2020年3月8日のラストランに関する記載が有ります。























中間車に施されているサイドステッカーや700系ロゴ、発車標や駅名標などと絡めて時間のある限り撮影してきました。








そして21時47分に車両基地に向かって回送列車として東京駅を後にしていきました。

引退前の東海道新幹線700系「のぞみ」408号に乗車するという目的は達成出来ましたし、時間も無かったので回送列車の発車を見送って私も改札口に向かうことに…以上、東海道新幹線700系のぞみ408号乗車記でした!!

上賀茂神社バス停・操車場の様子

2020-03-30 23:30:00 | バス
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2020年3月20日より境内への乗り入れが休止された上賀茂神社バス停と上賀茂神社操車場の休止前の様子を撮影して来ましたので紹介します。
ここは上賀茂神社です。京都市北区上賀茂にある神社で、正式名称は賀茂別雷神社です。
上賀茂神社には京都市バスが乗り入れているのですが、乗り場が境内にある関係で神社入口にある鳥居や「賀茂大社」と書かれた石碑と市バスの車両を絡めて撮影する事が出来ます。
そんな上賀茂神社バス停の様子を紹介していきます…
こちらが上賀茂神社バス停の乗り場です。
上賀茂神社の境内入口にあり、1台分のバースが用意されています。

バスは操車場から出てきて乗り場で乗車扱いを行い各目的地に向かって走っていきます。
操車場やバスの動きは後ほど紹介します。

こちらが乗り場の横にある待合所です。待合所の中にはベンチや市バスの路線図などが設置されています。また、外には自動販売機が設置されているほか待合所の隣では賀茂名物の「やきもち」が食べれる焼き餅屋が営業しています。

上賀茂神社を発着する路線を時刻表を見ながら紹介していきます。上賀茂神社バス停には4系統と46系統と67系統の3路線が乗り入れています。まずは北山駅や出町柳駅、四条河原町を経由して京都駅まで向かう4号系統です。
日中時間帯は左京区総合庁舎前経由の便と神殿町経由の便がそれぞれ30分間隔で運行されています。
こちらは千本通を通って四条大宮や四条河原町、平安神宮まで向かう46号系統です。
日中時間帯は12分間隔で運行されています。最後は堀川通を通って四条大宮から松尾橋へと向かう67号系統です。
平日のみの運行で朝夕の時間帯に5本のみ運行されています。系統図も見ておきます…全系統が上賀茂神社始発で、2つ先の下岸町で各方面にそれぞれ分かれていくルートとなっています。

こちらが上賀茂神社バス停の降車場です。公道と奥にある操車場の間に設けられている降車場で、上賀茂神社を終点とする全系統の降車扱いが行われています。

乗客はバスを降りると「降車客出口」と書かれた降車客専用通路を通り、目の前を通る道路に出る事が出来ます。

降車場の入口が「木のトンネル」で覆われている中々珍しい光景です…降車場の入口部分には一般車両進入禁止と書かれた看板や標示が設置されています。

こちらが上賀茂神社操車場です。神社の境内にある操車場は大変珍しく全国的に見てもここだけだと思われます。
操車場内には8台分の駐車スペースが用意されています。また、市バス関係者用の施設が降車場の横に設置されています。ちなみに降車場の降車客通路からも操車場に止まっている車両を見る事が出来ます。

そんな上賀茂神社バス停及び上賀茂神社操車場ですが、神社のそばにある御薗橋の架替工事に合わせ上賀茂神社においても神社前広場等の整備が実施されるため2020年3月20日をもって上賀茂神社操車場の運用が終了される事になりました。
これにより、上賀茂神社を起終点としていた3路線に関しては西賀茂神社まで運行区間を延伸する事とし、延伸区間内には西賀茂橋東詰バス停が新設されました。
また、工事期間中である2021年3月頃までは上賀茂神社内を経由しないルートで運行されます。

ここからは上賀茂神社バス停・操車場を出入りするバスたちの動きを紹介していきます。











まずは各方面からやって来たバスの降車場までの動きです。
御薗橋を渡ってきて狭い1車線道路を通行した後に上賀茂神社前のロータリーを左折し、操車場の入口にある降車場に突っ込む形で停車し降車扱いを行います。






これは西賀茂車庫からの入出庫を兼ねた回送車に関しても同じです。












別視点からもバスの動きを見てみます。
バスは降車場に到着するとドアを開け、降車扱い行います。
その後、ドアを閉めて奥にある操車場に向かって走行していきます。
(市バス特有の高速走行のまま降車場に突っ込んでくるので、中々迫力がある光景を見ることが出来ます…汗)










今度は降車場から操車場までのバスの移動を見てみます。
降車場で降車扱いを終えた車両は、操車場内に入り駐車用スペースに向けてバックして停車します。








上賀茂神社到着後、回送車として西賀茂車庫に直行する場合は画像のように操車場内で停車せずにそのまま乗り場方面へと走行していきます。
























最後に操車場から出発して乗り場で乗車扱いを行い各方面に発車していくバスの流れを見てみます。
バスは操車場を出ると神社入口の広場を大きく円を描くように回り、乗客が待つ乗り場につけます。
そして乗り場で乗車扱いを行い、上賀茂神社前のロータリーを直進する形で御薗橋方面へと走行していきます。










上賀茂神社の入口にある「一の鳥居」と市バスの共演は暫く見納めですね…
神社の入口で音を立てながら豪快に転回を行う市バスの姿は名物でもありました。








別視点からも改めてバスの動きを見てみます。
市バスと神社という京都らしい風景を上賀茂神社では見る事が出来ました。

場所は変わり、今度は鴨川沿いにある
御薗口町バス停にやって来ました。
この度、上賀茂神社の境内への乗り入れが休止された事に伴い上賀茂神社への最寄りバス停となった御薗口町バス停が「上賀茂神社前(御薗口町)」バス停に名称が変更されました。御薗口町バス停には元々は北大路バスターミナルと京都産業大学を結ぶ北3号系統のみが発着していましたが、ダイヤ改正後は四条河原町・平安神宮・京都駅などに向かう主要路線も発着するようになりました。

市バス御園口町バス停には隣接して京都バスのバス停も設けられています。こちらは元々「上賀茂神社前」バス停で、今回の名称変更で市バスが京都バスに合わせる形になりました。ちなみに京都バスは出町柳駅から京都産業大学や市原方面へと向かう路線が発着しています。以上、上賀茂神社バス停・操車場の様子でした!!


ブログ閉鎖について【詳細版】

2020-03-29 22:30:00 | お知らせ(ブログ改正含む)
毎度ご覧頂きありがとうございます。

2020年2月22日にお知らせした通り、当ブログは2020年3月31日をもって閉鎖する予定です。

このたび、ブログ閉鎖に関する詳しい事が決まりましたのでお知らせします。

閉鎖予定日:2020年3月31日23時59分

同日をもってブログ及びTwitterの以下の運用を終了します。

【ブログ】
・記事の投稿や更新
・コメントの受付及び返信
などブログ運営に関する全ての作業

【Twitter】
・ツイートの投稿
・ダイレクトメッセージやリプライへの返信
などTwitter運営に関する全ての作業

既に投稿されている記事に関しては削除しませんので引き続きご覧頂くことが出来ます。
但し、掲載されている情報などが変更になった場合でも記事の更新や訂正などは行いません。
悪しからずご了承ください。

なお、随時更新記事である「関東圏・関西圏ホームドア設置状況まとめ」に関しては記事の特性などを考慮した上で、2020年3月31日21時00分をもって更新終了とし記事を削除します。

※これらの情報は全て予告なく変更となる場合があります。

最後まで当ブログ並びにTwitterをよろしくお願いします!

三丁目の夕日の乗車記 管理人

快速「あいづ4号」乗車記

2020-03-29 20:30:00 | JR
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回はJR東日本磐越西線の会津若松〜郡山間に導入された指定席着席サービスの
快速「あいづ」
に早速乗車してきましたので紹介します。
ここは会津若松駅です。今回、乗車する快速「あいづ」の指定席は2020年3月14日にサービスが始まった磐越西線指定席着席サービスで、磐越西線会津若松〜郡山駅間を走行する快速列車3往復のうち郡山方先頭車両の半室が対象となっています。(他の号車は自由席として運行)
指定席料金は一律530円(閑散期は330円)で、指定席券は他の列車と同じように「えきねっと」や駅の窓口、指定席券売機などで購入することが出来ます。

そんな快速「あいづ」の会津若松発2本目の便である14時13分発の快速「あいづ4号」郡山行きに乗車します。
現在の時刻は12時50分です。
快速「あいづ4号」の発車時刻まであと1時間以上有りますが、午前中の1往復の運用を終えた車両が会津若松駅横にある留置線に止まっているとの事なので入場券を購入して駅構内に入ってみることにしました。

改札口と只見線が発着する4.5番線を結ぶ跨線橋を通り、留置線が見えるホームに向かいます…

こちらが快速「あいづ」に使用される
E721系0番台
です。4両編成のうち郡山方の先頭車両の一部が今回の指定席着席サービス導入に伴い改造されリクライニングシートなどが整備されました。

こちらが指定席部分の外観です。他の号車(自由席車)と差異をつけるために、指定席部分は桜が随所に散らばめられたピンク色を基調としたデザインに変更されています。また、ドア横には「指定席」と表記されているほか、側面の帯部分にも「指定席」と「RESERVED」の2つが大きく表記されています。他にも色々紹介したい事は有るのですが、それはまた後ほど紹介していきます…

改札口から出て私用を済ませた後に駅の七日町方にある踏切までやって来ました。
踏切から見える場所にある引き上げ線には先程の留置線から移動したE721系4両が停車していました。
暫くすると会津田島発の会津鉄道の車両がやって来ました。そんな会津鉄道線の車両と並走する形でE721系も動き始めました…普段は滅多に見る事が出来ない並びです。

そして、踏切を通過し駅構内の留置線に戻っていきます。指定席部分のラッピングも改めて撮影しておきます。列車はこの後、駅の郡山方にある入換線で再び方向転換を行い乗車扱いを行う1番線に入線します。

快速「あいづ」に乗車するために駅の改札口に戻ってきました。

発車標を見てみると、乗車する快速「あいづ4号」が表示されていました。2段目部分には指定席に関する案内がスクロールで表示されています。快速「あいづ4号」は改札口に直結している1番線から発車します。

改札口を出たところには快速「あいづ」の運行開始を祝う掲示が出されていました。

指定席部分がある郡山方先頭車に掲出されている快速「あいづ」専用のヘッドマークも描かれています。そんな掲示を横目に1番線ホームへと向かいます…

1番線ホーム上で列車の入線を待ちます…

そして発車時刻の29分前である13時44分に乗車する快速「あいづ4号」に充当されるE721系4両が入線してきました。

当日はP-12+P-42の2本を繋げた4両編成でした。指定席化改造はP-12の1編成のみに実施されているため専属で運用されています。ちなみに会津若松を朝に発車する「あいづ2号」と郡山を夜に発車する「あいづ5号」のみ2両編成で運行されるので、他編成と連結せずにP-12編成のみで運用されます。入線直後から既に乗車扱いは始まっていますが、まだ時間があるのでホーム上で色々撮影しておきます…





跨線橋を通って2.3番線ホームへとやって来ました。駅名標や…ホーム上に展示されている会津流しかんしょ祭りの山車(?)と絡めて記録しておきます。
また、快速「あいづ」専用ヘッドマークも合わせて撮影しておきます。

車外の撮影を終え1番線に戻ってきました。
ドア横にあるボタンを押してドアを開け、車内に入ります…
車内は1車両の約半分が画像のように「指定席」と書かれた表示のある大きな壁によって仕切られています。

そして、こちらが大きな壁によって仕切られた指定席部分です。計14席分の座席が2+2の4列で配置されています。
最後列(郡山発の場合は最前列)のみ1+1の2列配置となっていて、そのうち1席には車椅子固定ベルトが設置されています。また、荷棚部分には座席番号を示す案内が掲示されています。指定席部分横には車椅子対応の大型トイレが設置されています。
ちなみに指定席部分以外の自由席部分は従来通りセミクロスシートとなっています。
そんな感じで車内の撮影を終え、指定された座席に着席します。
肘掛部分にテーブルが内蔵されているリクライニングシートで暖色系のデザインとなっています。
コンセントは設置されていません。
車内では地域と連携した会津の魅力発信が行われていて、座席の背面ポケットには会津エリアの観光パンフレットが用意されています。
また、指定席部分の中吊り広告は会津若松観光ビューローによる観光案内ポスターが集中的に掲出されていました。

座席に座って発車時刻を待っていると、発車前の自動放送が流れてきました。
自動放送では「快速あいづ郡山行き」ではなく「快速郡山行き」と放送していたほか、指定席に関する案内が有りませんでした。

その後、自動放送に付け加える形で指定席に関する案内放送や会津若松駅発車後に検札を行う旨の車掌による手動放送を実施していました。

そして待つこと約10分…

14時13分に定刻通り会津若松を発車しました。
郡山までの約1時間の小旅行の始まりです。

会津若松駅発車時点では指定席部分には定員が14名のところ10名が乗車していました。
また、他の自由席部分に関しても座席が半分ほど埋まるぐらいの乗車率となっていました。

会津若松駅を発車すると喜多方・新津方面へと伸びる同じ磐越西線の線路と分かれ郡山方面へと進んでいきます。
スイッチバック駅らしい光景ですね…

右手に磐梯山を眺めながら直線区間を走り、14時17分に最初の通過駅である広田を通過しました。

広田駅を通過すると同時に指定席部分に車掌の方がやって来て、指定席部分に着席する全員を対象に検札が始まりました。

予め購入してある指定席券を車掌に提出すると、入鋏済みの証としてスタンプが押されました。

その後、列車は右に大きくカーブし14時20分に東長原を通過しました。

この先、東長原から翁島までの2駅間は急勾配を避けるためにクネクネとしたカーブが続く線形となっています。

そんな特殊な区間をゆっくりと走行し、14時26分に最初の停車駅である磐梯町に到着しました。

磐梯町では乗降がなく、14時26分にそのまま磐梯町を発車しました。

磐梯町を発車してからも引き続きカーブが多い区間を走行していきます…

磐梯山を左右に見ながら走り、14時32分に一線スルー構造となっている更科信号場を通過しました。
更科信号場では郡山13時47分発の快速会津若松行きとすれ違いました。

更科信号場を通過して程なくすると、車掌による磐越西線の沿線に関する手動放送があり、「左手に見える山は磐梯山です。磐梯山は・・・」のような磐梯山に関する案内が放送されました。

指定席を利用している乗客達も左手に見える磐梯山を眺めながら放送を聞いていました。
ささやかな旅情感を感じました。

そして14時37分に翁島を通過しました。

翁島を通過すると先程のカーブ多発区間とはうってかわって、綺麗な直線区間を走行し14時41分に猪苗代に到着しました。
猪苗代では1名の乗車があり、指定席部分の乗客数は計11名となりました。
平日日中の列車でこれだけの利用があれば充分だと思います。

ちなみに快速「あいづ」には乗車専用駅や降車専用駅は設定されていないので、停車するどの駅でも乗降車する事が出来ます。

そして14時41分に猪苗代を発車しました。

次の停車駅は約20km先の磐梯熱海です。

列車は猪苗代町の町内を順調に走行していき、14時44分に川桁を通過しました。

通過後、磐越自動車道の下をくぐり爆速しながら14時46分に続いて関都を通過しました。

線路は猪苗代湖に接近していき、関都駅通過から約1分後の14時47分に臨時駅である猪苗代湖畔駅を通過しました。

猪苗代湖畔駅は名前通り猪苗代湖に最も近い駅で、志田浜海水浴場のそばに有ります。
なお、臨時駅な上に現在は休止されているので定期列車が停車する事は有りません。

駅通過前後では道路・森林越しではありますが、猪苗代湖の姿を見ることが出来ました。

その後、会津若松駅を発車してから初となる小坂山トンネルを抜けて14時49分に上戸を通過しました。

猪苗代の辺りから上戸までは高い速度を維持していましたが、上戸からは再びカーブ区間に入るため速度を落としながら走行していきます。

途中、14時50分に沼上信号場を通過しながら走り14時55分に中山宿を通過しました。

中山宿は元々スイッチバック式の駅で、勾配型スイッチバックであった旧駅跡は鉄道遺産として観光用に整備されています。

そんな旧駅跡を横目に通過し、国道49号沿いを走行していきます。

そして15時1分に磐梯熱海に到着しました。
磐梯熱海では乗降がなく、15時2分にそのまま発車しました。

磐梯熱海駅を発車すると、この先の途中駅で下り列車との行き違いのため停車する旨の車掌による手動放送が流れ…

15時6分に対抗列車との行き違いの為、安子ヶ島に停車しました。
乗車している快速「あいづ4号」が到着すると同時に、郡山14時53分発の普通会津若松行きも到着し列車の行き違いを行いました。

15時6分に発車し、直線区間を高い速度で走行していきます。

そして15時10分に喜久田に到着しました。
喜久田でも乗降はなく15時10分にそのまま発車しました。

郡山までの小旅行もあと少しです…

喜久田を発車し工業地帯を横目に郡山市内を走行していきます。 

その後も住宅街の中を走り、15時15分に最後の途中停車駅である郡山富田に到着しました。
郡山富田は2017年4月1日に開業した郡山市による請願駅で、開業時から快速列車を含む全ての定期列車が停車しています。
そんな郡山富田でも乗降はなく、指定席部分の乗客数は11名で確定しました。
また、喜久田同様に郡山富田では自由席部分への乗車が多く立席が目立つ状況となっていました。

そして15時15分に郡山富田を発車しました。
次の停車駅は終点の郡山です。

終点到着前の自動放送が流れた後に、車掌による手動放送が入り郡山駅での時刻付きの各方面乗り換え列車が放送されました。

そして左手に見えてきた東北新幹線や東北本線、磐越東線と合流し15時19分に終点の郡山に到着しました。
乗車していた11名の乗客が降車すると、折返し列車として充当するための車内整理が始まりました。

郡山駅到着後は折返し15時45分発の快速「あいづ3号」会津若松行きとなります。

発車標と快速「あいづ」の専用ヘッドマークなどを絡めて色々撮影します…


行先表示機の表示も既に会津若松行きに変更されていました。

また、指定席部分の座席の向きも進行方向に合わせて変更されていました。まだ折返しの発車時間まで時間が有るので、乗継連絡橋を通り2.3.4番線ホームに向かいます…

東北本線や水郡線のホームである2.3.4番線へとやって来ました。快速「あいづ」専用ヘッドマークや指定席装飾などを撮影していきます。東急電鉄の「Qシート」や京阪電鉄の「プレミアムカー」などは車両全体を大胆にラッピングしていますが、それに比べて快速「あいづ」は控えめなデザインとなっています。
だとしても、充分目立っているのでこの位でも良いのかなぁという気もしますが…そんな指定席部分も改めて撮影しておきます。今後、東北エリアでこの一部指定席の列車が拡大していくのか気になる所です。

2番線に停車している701系との並びなども記録しておきます。

快速「あいづ」に乗車するという目的は達成出来ましたし、時間も無かったのでそのまま改札口に向かうことに…

一応、地下通路に設置されている発車標に関しても記録しておきます。

ちなみに郡山10時41分発の快速「あいづ1号」のみ2番線から発車するダイヤとなっていますので、乗車時は注意が必要です。

今回、初めてJR東日本が運行する快速「あいづ」に乗車してみましたが、乗車率含め今後の動向が気になる列車でした。以上、快速「あいづ4号」乗車記でした!!