三丁目の夕日の乗車記

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引退間近の「きらきらうえつ」

2019-06-01 21:15:36 | JR
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は2019年9月29日で定期運行が終了する予定の快速「きらきらうえつ」を撮影してきましたので紹介します。ここは新潟駅です。ここ、新潟駅は「越乃Shu*Kura」や現美新幹線、磐越西線を運行する「SL・DLばんえつ物語」に接続する「SL・DLリレー号」など数多くの臨時列車が発着しますが、その中でも特に人気が高い臨時列車が今回紹介する快速「きらきらうえつ」です。快速「きらきらうえつ」は金・土・休日を中心に2001年11月から新潟〜酒田・秋田間で運行されている臨時快速列車です。使用車両は新潟車両センター所属の485系700番台4両で、同車両は「きらきらうえつ」専用車両となっています。運行本数は1日1往復で、下り列車は新潟駅を朝10時台に発車し上り列車は新潟駅に夕方18時台に到着するダイヤが組まれています。
また、新潟駅では約15分〜25分の乗り換えで大宮・東京方面への上越新幹線「とき」号に接続しています。
所要時間は新潟〜酒田間が2時間半程度、新潟〜秋田間が4時間程度で夏の7月下旬〜8月上旬に実施される「マリンダイヤ」の際には下り列車の新潟〜酒田間の所要時間が3時間程度に変更されます
※「マリンダイヤ」・・・下り列車の桑川駅での停車時間が拡大されたダイヤの事「きらきらうえつ」のポスターには2019年9月で定期運行が終了する旨の表記が有りました。
ちなみに定期運行の最終日は2019年9月29日ですが、当該日は新潟〜酒田間のみの運行なので酒田〜秋田間の延長運転区間の定期運行最終日は9月16日となっています。それではホームに向かい「きらきらうえつ」車両を見ていきたいと思います。下り快速「きらきらうえつ」は新潟駅4番線から発車します。
ちなみに新潟駅は現在、新潟駅付近連続立体交差事業による高架化工事に伴い万代口から2〜5番線までは徒歩5分ほど掛かるので注意が必要です。LED発車標の表示を記録しておきます。「きらきらうえつ」の後継車両として新観光列車「海里」が新潟〜酒田間で2019年10月から運行されますが、「きらきらうえつ」の名称は引き継がれないようなのでこの名称がLED発車標などに表示されるのもあと少しだと思われます。そして駅構内を移動し高架ホーム下のコンコース部分にやって来ました。ディスプレイ式の発車標の表示も記録しておきます。このディスプレイタイプの発車標は首都圏では赤羽駅や千葉駅でも見る事が出来ますね。列車名だけでなく、種別の「快速」酒田行き表示もしっかり用意されています。ホーム階に上がってみると既にお目当ての列車が停車していました。こちらが2019年9月29日をもって定期運行が終了する485系「きらきらうえつ」用車両です。国鉄時代の花形特急用車両だった485系を改造した車両で、「きらきらうえつ」の運行開始は2001年ですがベースとなる車両自体は1970年代に運行開始した約45年選手の経年車で国内を現役で走る数少ない485系という事もあり、撮影している際に多くの鉄道ファンの方々の姿を見掛けました。また、特徴的な前面部分や沿線の色彩豊かな四季の風景がイメージカラー化されてパッチワーク風に配色した塗装が施されている側面部分など、カラフルで可愛らしげのある車両と記念撮影をしている家族連れの利用者の方の姿も見掛けました。
まさに「のってたのしい列車」として老若男女問わず様々な人に親しまれている列車なのだと実感しました。ホーム上に設置されているLED表示機の「きらきらうえつ」表示と絡めて記録しておきます…合わせて、ホーム上設置のLED表示機の表示も一通り記録しておきます。こちらもコンコース階に設置されているディスプレイタイプの発車標同様にフルカラー対応となっています。ちなみに新潟駅には指定券が不要な全車自由席の快速列車も発着しているためか、「全車指定席です。」という案内が赤字で常に表示されていました。どうでもいい話ですが、「酒田」って全て母音が「a」なんですね…ここからは実際に乗車することは出来なかったので車内の写真は有りませんが、各号車の外観の写真とともに車内設備の紹介をしていきます。まずは1号車です。
1号車は酒田・秋田寄りの先頭車で、座席指定席を有する座席車です。
気になる座席はリクライニングシートが採用されていて、座席間もグリーン車並みの間隔が確保されています。
また、先頭部分にはベンチを備えた簡易展望スペースが設けられています。前面部分にはヘッドマークが掲示されていました
このヘッドマークはラストランに向けた取り組みとして「きらきらうえつ」の運行に関わっているJR東日本の社員の方がデザインした特製ヘッドマークで、掲示が開始された2019年4月5日〜9月29日まで毎月異なるデザインのヘッドマークが掲示されるようです。続いては2号車です。
2号車は「きらきらラウンジ」車両で、茶屋(売店)とラウンジが設けられています。
茶屋では沿線の地酒や「きらきらうえつ」の車掌の方々が考案された「きらきら弁当」などが販売されていて、茶屋で購入した商品は併設されている18席あるボックス席で飲食する事が出来ます。
また、2014年3月に設置されたプロジェクションマッピングやパンフレットで沿線の風景や見所を紹介する「きらきら情報コーナー」が設置されています。
ちなみに、4両編成のうちこの2号車のみ座席指定席が1席も設定されていません。続いては3号車です。
3号車は1号車同様の座席車ですが、バリアフリー対策として車椅子席が設定されています。
それに伴い、1.3.4号車にそれぞれ設置されているトイレのうち3号車のトイレは車椅子対応の大型トイレとなっています。
また、多目的室「きらきらルーム」が設けられているほか、「きらきらうえつ」の乗務員の方々がデザインされたスタンプや「ぬりえコーナー」が設置されています。そして新潟寄りの先頭車である4号車です。
4号車は座席車で、1号車同様にベンチを備えた簡易展望スペースが設けられています。1号車前面部分に掲示されていた特製ヘッドマークが4号車前面部分にも掲示されていますが、こちらは別バージョンの物となっています。1ヶ月間のみの掲示というのが勿体ないくらい完成度が高いヘッドマークですよね…!発車前に折角なのでE129系とも絡めて記録しておきます。そして「きらきらうえつ」は乗車扱いを行い、定刻通り10時11分に目的地である酒田に向けて発車していきました。にしても、この色鮮やかなデザイン凄いですよね
今の時代で言う「映える」の言葉が似合う車両でもあると思います。
ここは夜18時過ぎ新潟駅です。酒田からやってくる上り列車を撮影する為に日と時間を改め再び新潟駅にやって来ました。早速ホームに移動し待機していると新発田方面から「きらきらうえつ」が入線してきました。夜間帯の撮影は中々厳しいところがありますが、新潟駅は全体的に明るめなので撮影しやすいですこれが郊外の真っ暗な無人駅とかだったら撮影どころじゃないですからね…汗こんなところで、撮影した画像を紹介しながら「きらきらうえつ」の今後の予定について紹介していきたいと思います。「きらきらうえつ」は先述の通り、2019年9月29日の運行をもって定期的な運行が終了します。そして、2019年10月からは「きらきらうえつ」がバトンタッチする形で同区間の新潟〜酒田間を走行する新観光列車「海里」が運行開始されます。また、「きらきらうえつ」は2019年9月29日の定期運行終了後は2019年10月1日〜12月31日まで同時期に開催される「新潟県・庄内ディスティネーションキャンペーン」に合わせ新潟・山形エリア内で観光列車として使用される予定で、同ディスティネーションキャンペーンが終了すると共に引退するようです。運行終了予定時期まであと約半年間ですが、最後の時まで元気に走り続けて欲しいと思います。以上、引退間近の「きらきらうえつ」でした!!