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今回は12月16日に京成バスが運転を開始した有楽町シャトルに早速乗車してきました!!

ここは
東京駅です。

ここ東京駅は東海道・東北新幹線の他に東海道本線・中央本線・東北本線・総武本線の起点となる日本一のターミナル駅で、今回そんな大需要のある東京駅の近くから成田空港へと結ぶ高速バスの新路線が誕生しました。

そんな新路線が発着する乗り場は八重洲口南口…

駅前一頭地に堂々とバスターミナルを構える
JRバスのバスターミナルの一角から発車しま…
せん…()
乗り場はJRバスのBTを横目に…

改札出て右側にずっと歩いていった先にあります

まぁ、東京駅八重洲南口から数寄屋橋方向に歩いていくのが一番手っ取り早いアクセス方法です。

そして少し歩くとビル街の中に突如開けたスペースが見えてきます…

ここが今回の新路線の発着場所の、
丸の内鍛治橋駐車場です…

あくまでここの扱い上は駐車場で、BTではありません。

元々ここはツアーバス乗合化の際の停留所が必要だった際に駐車場をバスターミナルとして整備したもので、京成バスなどの大手私鉄傘下のバス会社が発着するような場所でもないのです…
※既に普通車用の駐車場としては使われていません
そんな鍛治橋駐車場を発着する京成バスに乗車するために今回は来たのです…
(まぁ何故発着するのかは後で書きます)

一応バスターミナルとして整備はされているので、お手洗いや待合室。自動販売機などは完備されています…

ただ、夜行バスの始発点という面から考えれば土産物屋の一つくらい欲しいところですよね…

まぁ、歩いてすぐそこの東京駅まで行けば土産物屋なんて腐るほどあるので必要無いのでは?と言われればその通りかもしれませんが、同じような状況で土産物屋が無いバスタ新宿も流石に利用者からの不満が多かったのか土産物屋の新規設置が先日決まったそうですしこの辺は際どいところですよね…
観光客からしてみれば近いと思う東京駅も遠く感じるわけですし、土産物屋の場所も分からないのだとバスターミナル内に小さくても欲しいって思いますよね…
最後の買い忘れの救済措置みたいな感じでも……

そんな事を考えながらふと待合室内にある電光掲示板を見ると乗車便が一番上に来ていました…

今回乗車するバスは…
京成バス 有楽町シャトル4便
10時50分発成田空港第二ターミナル行き
です。

さて、続いては今回乗車する「有楽町シャトル」についての説明です…
この有楽町シャトルは今居る東京駅(鍛治橋駐車場)から成田空港の第二ターミナルを結ぶ路線として12月16日(土)に運行を開始した出来たてホヤホヤな路線で、往復合わせて1日21便が運転されています。

なお、成田空港では第二ターミナルのみに停車し、第一ターミナルと第三ターミナルには行きません。

また、この路線は東京駅の目の前から出る同じ京成バスが運転する「東京シャトル」の補完的役割を担っているのですが、東京側の発着場所が有楽町寄りという事で区別する為に「有楽町シャトル」という名前になっています。
運賃は1000円ですが、鍛治橋発のみ前日までに予約・決済をしていれば事前割引として900円で乗車出来ます…
この辺は東京シャトルと同じですね。
それにしても条件はありますが片道900円で成田空港まで行けるなんて良い時代になったものですよね…
さて、ここからがこの「有楽町シャトル」の本題。
今回乗車する便がまさにそうなのですが、この路線実は車椅子リフト付き高速バス車両の実証実験路線なのです!!
と、言うのも国土交通省が2020オリンピック・パラリンピックの際の高速バスのバリアフリー化の政策として実施されているもので、京成バスでは過去に同じく実証実験用の路線として成田空港〜幕張地区線でも運転されました…
そんなこの路線では1日21便運行されているうち12便がリフト付きバスで運転されています。
今後の高速バスバリアフリー化の鍵を握るこの車両に乗りたいと思い、今回はリフトバスで運行される4便を選んだわけです…
(まぁ、新路線に乗りたいという気持ちもあったのですが…)

そんな事を考えていると例の今回乗車するリフト付きバスがやって来ました…

分かりますかね??
「keisei」と書かれている部分がちょうどリフト部分で荷物室との境目がないところが…

さて、こちらが今回乗車する、
新習志野高速営業所所属車両の
H504号車です

ちなみに有楽町シャトルは奥戸営・千葉営・長沼営業所との共管なので、新習志野高速営の車が必ず来るとは限りません…

乗車する前にリフト付きバスの外見上特徴点を撮影しておきます…

側面にはリフト作動時の様子を絵にして表してあるマークが貼ってあります…

また、前面にも絵柄が違うマークが貼ってあります…
そうこうすると乗車20分前に…
鍛治橋から乗車する場合は事前に受付を済ます必要があります。
バス乗り場の隣にある特設ブース(といっても机立てて京成バスの人が居るだけ)で予約した旨と名前を言って写真の2点を受け取ります。

一つは運転手に乗車時に渡す予約確認証…

そしてもう一つが指定券でここに書かれている座席番号の席に座ります…

そんな感じで受付も済んだところですし、普段通り発車時刻10分前くらいまで待合室のカウンターで座って、少し経ち「そろそろだろう…」と思いバス乗り場に向かうと…

先ほどの係員の人が私の名前を呼び「○○様どうぞご乗車下さい〜」と仰ったのでそのまま乗ることに…
それにしても名札を付けてる訳でもないですし客一人一人の名前と顔を覚えているなんて凄いなぁ…

と思いながらバスに乗りこみ運転手に予約確認証を渡すと運転手の方から「本日、乗車はお客様一人ですのでご自由の座席にお座りいただいて結構ですよ」との事…
客一人だから私の事覚えていたんですね()
まぁ、そんな事は置いておいて車内探索です…

ここが今回の目玉の
リフト部です…

リフト部分は座席が収納されている他、一つ後ろの座席も収納されているので使用する事は出来ません。

前座席との感覚の広さが分かりますかね??

なお、リフト部の壁には一応背もたれのシートのような物が付いています。

窓は開閉式ではなく、開くことが出来ません。
また、下部には安全棒のようなものが設置されています

上部も特殊仕様となっていて手荷物用の荷棚も省略されています。

そのため、降車ボタンの位置も変更となっています。

見える位置に車椅子マークが貼ってありました…


車内には化粧室も設置されています。
そして座っていると、京成バスの社員さんが乗車してきて私に「ご乗車ありがとうございます。ところで、このバスどこでお知りになりましたか??」との質問をされたので、「京成バスさんのHPで知りました」と回答…
やはりまだ実験開始直前ですし、データが欲しいんでしょうね…
結局当該便の乗客は私一人だけでしたし、知名度アップは必須でしょうね…
そして社員さんも降車し、
10時50分に定刻通り東京駅鍛治橋駐車場を発車しました…

地味に鍛治橋駐車場をバスに乗車して発車するのは初めてなのでワクワクします…

バスは駐車場を出ると左折し外堀通りを東京駅方面へ…

そしてそのまま東京シャトルの発着する東京駅前を通過します…

なんだか複雑な気分ですね…()

バスは東京駅前を右折し八重洲通りへ…

すると目の前に「東京シャトル」が走行していました…

あたりは満席でしょうが、こっちは乗客1人…
知名度の差がよく分かりますね…
値段同じなら空いているこっちに乗ればいいのになんて思いながら見下します()

そしてバスは発車から7ふんの
10時57分に八重洲通りからそのまま宝町ICからC1に流入…

C1に入ったと思ったらすぐに江戸川JCTで6号向島線に…

そして箱崎を越し
11時0分に両国JCTで7号小松川線へ…

この先はしばらく直進するのみです…
するとビルとビルの間からスカイツリーが見えてきました…

総武線と併走しながらスカイツリーを見る優雅な日曜日の過ごし方…
最高ですね()

バスは墨田区と江東区を横断しながら荒川へ…

すると交差するC2が見えてきました…

C2と7号小松川線を繋げる工事って案外進んでるんですね…
まだ、着工前だと思ってました()

ここが繋がれば6号向島線の混雑も緩和されそうですし、埼玉と千葉を結ぶ高速バス路線にも何らかの変化が起きそうです…

そしてバスは新中川、江戸川の順に河川を超えていきます…

江戸川を超えればもうそこは千葉県です…

地上には京成バスの新型エルガが見えました…

そして発車から約20分の
11時11分に市川ICに到達しました…
さすが高速バス…早いですね
(普段路線バスばかり乗っているせい)

外を見ると外環道とのJCT設置工事を行っていました…

こちらも進んでいるようで…
外環道が出来てくれれば更に都心の渋滞も無くなりますしほんと助かるんですけどね…

そして
11時15分に船橋料金所に到達…

目立った渋滞の情報もないですし、このまま成田まで快適なドライブが続きそうです…

そして幕張を超えて
11時26分には千葉市稲毛区にある宮野木JCTに到達…

ここで進路を京葉道路から東関東自動車道にチェンジ…

料金所を超えて東関東自動車道へ…

その後は千葉市・四街道市・佐倉市・酒々井町を超えて…

目的地の成田空港のある成田市周辺に
11時45分に到達…

そして成田JCTで最後の進路チェンジ…

新空港自動車道に入り空港に向かいます…

少しすると左手にANAクラウンプラザホテル成田が見えてきました…

成田空港が近づいたことを感じさせますね…

そして放送が流れ始めて
11時50分には新空港ICから流出しました…

そして元検問所があったゲートを潜り…

第三ターミナルの横を通り…

自家用車が並ぶ駐車場が見えてきました…

もうここまで来れば到着のようなものです…
手荷物を支度して降車に備えます…

そして本来より8分早い
11時52分に終着地の
成田空港第二ターミナルに到着しました!!

その後バスは私を降ろすと足早に回送になり去っていきましたとさ…

今回の乗車ですが、途中での渋滞もなく、非常に快適なドライブを楽しむことが出来ました!!
あと、ここからは考察なのですが何故東京シャトルとして運転しないのか考えてみたのですが、リフトを出し入れするスペースが東京駅前の路上スペースだと無いというのが理由じゃないかなぁと思います。
成田空港で第二ターミナルのみの発着となっているのも同じ理由じゃないですかね…
あとは、人手も必要という点もありそうですが…
ただ、やはり今後末永く走ってほしい観点から見ればもう少し知名度アップを頑張って欲しいところですね…

同料金で東京シャトルより空いてて快適な訳ですし、有楽町駅や京葉線東京駅に近い立地の良さを活かして今後も東京シャトルと共存しながら走ってもらいたいと感じました…
皆さんもぜひ乗ってみてくださいね!!

そんな事で私もバス同様に足早とターミナルの中に…

以上、有楽町シャトル乗車記でした!!