薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

横文にて個展終了

2009-05-17 21:21:27 | 個展
お陰様で陶窯薔炎彩の初個展を長野市善光寺表参道である横文さんにて無事に終了する事ができました。

そもそもこの個展は、善光寺のご開帳に合わせる事が前提でした。

昨年デビューした陶窯薔炎彩の生活工芸品の陶器のみを、一般の方々に見て頂く企画。
そして作陶15周年記念展のお客様を対象に、薔薇貫入釉の小品を発表する企画。

この三本柱を横文さんにて行いました。

当初会場は善光寺のすぐ近くを考えていましたが、既にギャラリーが空いていなかったり、企画と合わないギャラリーだったり…。

そこでお客様の紹介等のご縁で善光寺から少し離れた横文さんでの個展となりました。

表参道を歩くお客様に見て頂きたかった事、日常お客様が少ない表参道にお客様を微力ながら呼びたいとの思いもありました。

横文さんのご主人も表参道活性化の責任者であり、思いは同じです。

結論からいいますと、この個展をもちまして一区切りがつくHCA企画事務室としましては重要な個展であり、横文さんはそれに最も答えて頂けた会場でした。

陶器専門店としましては長野市で現存する最も古いお店です。
江戸時代から陶器のお店を構え、明治には日常陶器専門店となり、市内には暖簾分けされたお店が沢山あります。

二年前から当代となりお店もリニューアル。
中庭には中央通り唯一の井戸があり、街中とは思えない空間を演出されています。
器も職人さん作の日常品から人間国宝作品まであります。
故人の人間国宝作品などはなかなか触れませんので、皆さん喜ばれていました。

陶器…日常の生活から切り離せなかった時代があり、長野市の陶器の歴史・生活のお話しを聞く事ができ、陶芸家として陶器の原点をみる事ができました。
日常陶器専門店では初個展でしたが勉強になりました。

またご主人は非常に肩書きの多い方で、その広い知識と経験、人脈も勉強になりました。

是非経験を重ねた若手陶芸家には横文さんを紹介したいですね。
経験のない方はご主人の言葉は解らないでしょう。

ご開帳は海外のお客様もみえます。
横文さんは英語で薔薇貫作品を説明して頂ける事は大変ありがたいです。

最終日は善光寺に行きお礼をしてきました。

お越しくださった方々ありがとうございました。

なお新たに今月いっぱいまで新作薔薇貫作品・灰釉作品等を展示しております。
搬出&搬入同時攻撃はさすがに疲れましたね。

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