昔、scotch_catが少しだけ勤めていたバーの桜木町店に行ってきた。
そこは小さな小さなバーだけれど、この業界ではちょっと有名な先輩バーテンダーが働いている。
今度、scotch_catはこのバーの大倉山店の11周年パーティーにゲストバーテンダーとして参加するのだ。
大きなパーティー会場でのカクテルサービス。サービスするのは全員女性バーテンダーとの趣向。光栄にも、その中の一人としてお声をかけていただいた。
打ち合わせ、と称してお話を聞きがてら、先輩のカクテルを飲みに行った。
ほんとは7割くらい、飲みたかっただけなのかも。
バーテンダーという仕事は、お客様の吐き出していったものをそっと片付けたり、もする仕事。（おっと、お粗相したものの話じゃないですよ）
カウンターの隅に、そっと置いていった愚痴や悩み。ただ淋しかったから、誰かと話をしたかった、馬鹿話をしたかった、でもいい。
そういうものを、受け止めてあげて、吐き出しやすくするためのグラスを差し出してあげて、吐き出したものは後でそっと、そっと捨てておく。
たまにお客様に聞かれるのだ。バーテンダーはどうやって吐き出すの？と。
心に溜まった「澱」を、どうやって捨てるの？と。
・・・そうだなあ。バーテンダーによって様々だろうけど。scotch_catの場合、「バーテンダーの味方はバーテンダー」。
バーテンダーだって人間だから。たまには、受け止め疲れちゃうこともある。
自分の澱を受け止めて欲しいことだってある。
そういう時は、scotchの場合、知らず知らずあちこちに飲みに行って解決してるのかなあ。
バーテンダーだから。バーテンダー同士だから。言葉多く語らなくたって、
「うんうん、解ってるよ」ってこともたくさんある。
この先輩は、たくさんのタイトルを取って、名実ともに力のある人で。
なのに、とても勉強熱心。今でもチャレンジし続ける努力には本当に頭が下がる。
あの情熱、どこから来るのだろうか。熱心なだけでなくとても面倒見のいい先輩。
写真は、先日のコンペティションでグランプリを獲得した作品だそう。
美しい色。美しいデコレーション。美しいグラス。
ぼんやりした灯りの中で、ほっとする時間だ。
scotch_catには、素敵なバーが、素敵なバーテンダーがいくつもある。
幸せなことだ。バーテンダーの味方はバーテンダー。
この日も「頑張らなくちゃ」のパワーと、心の清澄度を取り戻した気がする。
よし！明日からまたお客様を笑顔でお迎えしよう。
そして、喜んでまた受け止める側に戻るのだ。
バーって助かるな。無かったら困る。・・・scotch_catは、ね・・・
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さてはて、まだ終わってなかったのか京都珍道中！
やっと完結編・・・
ほんの4時間たらず眠って翌朝。○ントリーさんは我々を甘やかしてはくれません。
朝イチ集合で、京都長岡京駅にある○ントリーさんのビール工場へ！
眠い目をこすりながら出発です。
駅からは専用バスで工場へ。
みんな寝不足＆前日の飲みすぎでバスの中では大人しい。
焼き場へ運ばれるかのように静かに工場へ。（不謹慎）
工場到着！で、でけぇ～。工場の建物、丸い筒のような外壁ですが、このひとつひとつが全部ビールの貯蔵タンクなんです。どんだけビール飲むんだ、日本人！
着いたら、まずはセミナー。お勉強！眠くなるかと思いきや、まあ講師のおじさんがしゃべるしゃべる！関西弁でギャグを交えながら喋りまくる！眠くなる暇無し。
ビールの仕込み水から、完成品一歩手前まで。昨日のウイスキーセミナーでも似たような光景見たなあ。
ビールの原料、ホップ！と、二条大麦。ローストした麦はつまみにもなる！うめぇ～。
ビール持ってこい！あ、まだダメ？
これがホップの花。中心のとこにある黄色いつぶつぶ。これがルプリン。
ルプリンとはビールの苦味の元になる成分なんです。こういうの見られる機会ってなかなか無いから、工場見学って面白い。
さて、セミナー終えたら工場見学へ！でっかいビールの醗酵タンク。
ここまでは昨日のウイスキーの醗酵層とよく似てます。中にできてるビールの元もよく似てる。そうよね、ビールもウイスキーも麦が原料のお酒だもの。
醗酵させるとこまではほぼ一緒。極端に言えば、これを蒸留すればウイスキーになるわけね。
そしてビールの貯酒タンク。でけぇ～！なにもかもが、スケールがでかい！！
床に這うのはふっといホース。これを持って中に人が入って、タンクの中を洗ってる作業の最中でした。
これは・・・なんだっけｗｗｗ
おい！勉強しに行ったんじゃないのか！というツッコミは聞き流し・・・
なにしろ何もかも規模がでかくて大プラント！という印象。
最近流行り？の工場プラントマニアにも受けそうなこの機能美。
芸術品のようでもありますね。
そして、回収されてきて洗浄・再樽詰待ちのビールの空き樽たち。
写りきってませんが、この何倍もあるんですよ。すんんんんごい数の樽たち。
いやあ、こんなにビール飲んどるのか、と恐ろしくなりますね。
ビールは鮮度が命。毎日毎日、この工場だけでもすんごい量のビールが生産されて出荷されていく。それが飲み干されていくわけですから。ビールバンザイ！日本人、ビール大好き！でもビールっ腹の敵！飲みたいけど太りたくない！
さて、工場見学が終わったら、今度は美味しいビールの注ぎ方セミナー！
みてこれ、右はよろしくない注ぎ方。左は美味しい注ぎ方ビール。泡が全然違うでしょ！え？セミナーですから。しょうがないじゃん！セミナーなんだもん！決して飲みたくて飲んでるわけじゃ～・・・すんません、もう一杯！
セミナー終わったら、お弁当いただきながら当然プレミアムモルツ！
自分で注いだモルツは美味いのう～。
しっかし、飲みっぱなし食いっぱなしの一泊二日・・・
さて、写真があるのはここまで。この後、帰路に着いたのですが、疲れ果てて写真も撮りまくって、気が済んだscotch_catはここから帰りの写真が一枚もないんです。
帰りの新幹線。
またもやI君の隣になったscotch_cat、がっちりマスクをして寝るモード突入！
横ではじゃがりこ食べながらビール飲むI君。まだ食うのか&飲むのか・・・
scotch_catはもうお腹いっぱいです。だから君はどんどんデカクなるんだ、I君よ。
眠りに落ちたscotch_cat、なんだか夢をたくさん見たような・・・
そして暑い・・・寝苦しい・・・う゛ーーーーん・・・
無事小田原駅に着いたscotch_cat軍団。
I君が「大丈夫？scotchちゃん、うなされてたよ」と。
うん、なんか寝苦しくてうなされたような・・・
「俺がずっとscotchちゃんの耳元でじゃがりこポリポリポリポリ食ってんのに、scotchちゃん起きないんだもん～」
・・・・・・お前だ！！！お前のせいだYO！！うなされてたのは！！！
涼しい顔で大丈夫？じゃねえっつの！！
こうして無事？終わった一泊二日、京都研修旅行。
とてもとても勉強になった！＆楽しかった！＆ハードだった！修行、いや、研修でした。ほとんど寝ないでいったい何時間飲んでたんだ。そして食べてたんだ。
帰り着いたscotch_cat、この後このまま横浜の老舗バーへと繰り出しましたとさ。
めでたしめでたし。
やっと完結・・・
長い長いグダグダレポートにお付き合いいただきまして、ありがとうございました！
最後まで読んでくださった方たちに感謝！
しかし、自分のタフさに拍手！身体は大切にしなきゃね・・・
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京都珍道中～出発編～ 京都珍道中～山崎前編～
京都珍道中～山崎後編～ 京都珍道中～Night Fever前編～
京都珍道中～Nighｔ Fever後編～
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京都Night Fever編。前後編に分けますとは言ったものの、ここからたいして
写真もエピソードもないことに気付く・・・なんていってしまってはいかん。
舞妓はんを堪能したscotch_cat軍団、さて、これからどうするか。
男性陣はもちろん京都の夜の飲食店事情を調査！？しに街へ・・・
ああ、京都弁の女の子ってカワイイもんね・・・ボソ・・・おっと。
scotch_catは、京都へ来たからにはぜひ「サンボア」へ行かなければ！と。
「サンボア」は、京都・大阪に何軒かある有名な老舗バー。
I君も一緒に、京都のバーめぐりへ行くことに。
・・・が！そんなに甘くなかった・・・
ちゃんと下調べしてから行ったのだけど。まずは、食事した場所から近かった「木屋町サンボア」。迷った挙句、やっとたどり着いてみたら・・・
・・・看板消えとる・・・
なんで！やってるはずなのに！と、仕方なくそこからタクシーで「祇園サンボア」へ。念のため電話してラストオーダーの時間も確かめてから。
そして着いた祇園サンボア。おー！これこれ！思わず看板を記念撮影。
意気揚々とドアを開けたら・・・「すんません～。満席なんです。」
・・・ショーーーーック！！・・・
いつまでもドアの外で頭を下げてくれるバーテンダーさんに見送られながら、がっかりお店を後にしました。サンボアのハイボール呑みたかった・・・
泣く泣くサンボアを後にし、もう一軒、行きたかった「K6」さんへ。
こちらも京都では有名なバーです。
変わったお店のつくりで、割と明るくレストランバーのようなゾーンと、
しっかりオーセンティックな大人なカウンターバーゾーンと、二つに分かれています。
最初、明るいほうへ座ったscotch_catとI君、いやあ、今日は呑んだなあ、と振り返りながらさらにグラスを傾けます。
カウンターゾーンに移動して、すっかり腰を落ち着けて、いつもどおりの「呑むモード」に入ったscotch_cat。
「俺、もう帰りたい・・・」というI君に、「せっかく京都まで来たんだから！」と駄々をこねるscotch_cat。いやあ、いいバーでした。K6さん。バーテンダーさんの付かず離れずの接客、しっかりした技術、素晴らしかったです。
「これ呑んだら帰る！」とぐずっていたI君も、微妙にスイッチが入り・・・
呑んじゃうか！！となったらもう止まらない。お店を出たの、深夜1時半。
やっとホテルに戻ったscotch_catとI君。よしゃあいいのにコンビニに寄ってビール・ウイスキー・つまみを購入。
いぇーーーい！！まだまだ呑んじゃうもんね！！
I君の部屋に集合して部屋呑み開始！酒盛りできそうなテーブルもないもんで・・・
部屋のドレッサーの椅子をひっぱり出して、テーブル代わり。
なんとも荒んだ光景だな・・・これ、深夜3時の様子。
あ、お土産に買った樽薫のスモークチーズ。つまみに開けちゃいました！メンゴ！
いよいよ力尽きたscotch_cat。さすがにもうお開き。お休みなさい。
明日も早いのに・・・7時には起きなきゃなのに・・・
やっちまった～。前日の仕事が終わってから一睡もせずに夜中の3時まで飲み続け・・・阿呆です。
まあ、ほかのメンバーもscotch_catたちより遅く帰ってきたんですけどね。
みんなタフですな。
こうして長い京都の夜は更けていきました。
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