バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

信じるものは救われる

2010-03-15 09:12:27 | Badminton
 野田ジュニアの子ども達が練習内容をノートにまとめていて、それを練習時に提出する。実はこれは練習の記録の場でもあるけど、相談の場でもある。だからここは指導者とコーチの指定席。「どんなこと書いているのか見せてもらえない」などとつぶやくお母さん、それでいいと思います。子どもだって一人で書き,一人で読みたい。以前このノートに保護者から練習へのクレームの様なものを書かれたことがある。その時は一気にぶっ飛んでしまった。提出されたノートを通路に積み上げておき、通りがかりの人が自由に覗き込めるような状態だと、こどもだって本音は素通りしちゃうよね。そんなこんなで練習時に提出されるノートを前夜に預かったので夜つぶさに見た。よく記録をとってある。後ろにめくっていくと2ヶ月前より同じ相手との試合で点数伸びているのがわかる。練習の合間に話したことや電話で言ったことなども、つぶさにメモられている。これじゃテキトーなこと言えないよ。雑談だってつぶさに記憶しているみたいだから。
 子どもは多くの大人に育てられるので,時と場合によっては大人のアドバイスが食い違ったりする。そうすると混乱し,馬鹿正直な子は「どっちが正しいのですか?」なんて直接聞いてきたりもする。そんなことが続くと,子どもなりに誰が正しいのかを判断するみたい。その逆に複数の大人が同じ表現をすると,「スッゲー」って気持ちが言葉の印象を増幅させ、さらにその言葉の信憑性がかなり高くなる。昨日二人の先生から立て続けに同じこと言われた、と言って感動し、その言葉が強烈にインプットされたらしい子がいた。そうか、何度言ってもいつも耳素通りする子がいるけど、そういう子には同じこと繰り返し言うのではなく,同じことを10人くらいが立て続けに言えば「チョースッゲー!」となり少しは改善するかも。