バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

家の寿命

2010-03-12 06:32:20 | ライフスタイル
 一昨日の新居訪問に引き続き絵の先生の新居を訪問。アトリエで描きましょうとの先生からのご提案により、利根川土手に広がる田園の中に佇む平屋のアトリエを訪れた。ゆったりしたエントランスから伸びる広い廊下は著名作家の作品が並んでいた。スーッと開くドア。大きな洗面台。使い易そうなキッチン。眺望も素晴らしいけど,何より新しい家は設備が素晴らしい。庭からの眺めを描き,その足でもう一軒に届け物に行く。玄関先まで届けて失礼するつもりだったけど、どうぞどうぞということでしばらくお宅にお邪魔した。やはりこちらも新居。なんとまあ2日間で新居3軒訪問。いずれもハウスメーカーの家なので,新しい設備で実に住み心地良さそう。
 家に戻ると一気にドーンと世界が変わる。ドア1枚とっても材質も配慮も違う。
 木造住宅の寿命は何年かという議論があったが、母は25年経てばもうだめだよと以前から言っていたから自分としては25年と思い込んでいた。その後、今は造りが昔ほど頑丈じゃないから20年だとの論があったので、そうか20年かと思い込んでいた。しかし木造住宅というのは手入れを続ければもっともつのだと言う。日本の歴史的建造物なんかは何百年ももっているのだから本来物理的な寿命はないのだという論も、なるほどと納得。「新しい家に住みたいねー,父さん」とか、「もうこの家そろそろ建て替えかね」などと住み手の心の事情により寿命が来るのだという論に超納得。新しい家はいいなと思うけど、せっかく建てた家なんだから、細部を調整し大事に住もうと思うのです。

 
 アトリエからの眺め 突き当たりは利根川土手