バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

強気の価格設定

2008-10-12 22:45:13 | ライフスタイル
 別所温泉は、というより上田にはそば屋が多い。
 マスコミに取り上げられるような疑似有名なそば屋や、文人に気に入られ書籍に幾度となく登場するそば屋もある。
 実家の近くにできて、もう数年経つけど一度も行く機会がなかった、ちょっとひょうばんのそば屋に行った。
 別所にしてはしゃれた作りしているけど、がちゃがちゃ飾りすぎ。シンプルが一番なのに、何もおかない美がわかっていない、などと少し批判的に店内でそばを待った。
 田舎もりそば1700円也。はっきり言って高い。べらぼうに高いと思う。
 景色や雰囲気を上乗せしていると言うより、高い価格設定で人気を維持しているという感じ。
 母曰わく、上田駅の立ち食いそばが最もおいしい。入り口で食券買って360円也。もと愛染閣入り口の愛染食堂もかなりいけてる。こちらは550円也。
 安かろう悪かろうではないのに、安いとあまり見向きもされないというのか。
 お腹一杯にならない1700円もりそばの店を出ると、外で順番待ちの人がいた。うーん。
 夕方通りがかったスーパーで食材を購入。最近できた「西源」。外国人が比較的多く、業務用パックなんかも扱っている安めのスーパーですよ。それこそ安かろう悪かろうかと思いきや、びっくりするほど安いのに、ネタは皆新鮮。みずみずしいフルーツ、ピンクに光る肉。キノコやら紫キャベツやら、地元の産直の野菜も豊富。そして何より良いと思ったのは、この手の店にありがちな雑然さがないこと。たいてい安い店はサッカー台が汚れている。肉汁が台にこびりついたままだったり、かごが傷んで汚れていることが多い。しかしこの西源は違う。清潔なだけでなく、足の悪いおばあさんの買い物かごをサッカー台までレジの人が運んでくれるほどきめ細かな気配りができている。安くても、混んでいても、フツーの対応してくれる。
 高くして気取っている場合じゃないよ、そば屋さん。

本物に飾りはいらない

2008-10-12 16:37:17 | ライフスタイル
 行事にせかされ、ようやく実家に行かれた。
 何か理由でもないと時間を裂けない性。
 1日のメニューを消化し、やっと小学校跡地の温泉「あいそめの湯」に行かれる。
 玄関を出て、下り坂を大股で歩くと、ものの1分ほどで入り口に到着。あれ?小学校ってこんなに近かった?登校ルートと同じに歩き、昇降口から入るように(方向は逆になるけど)温泉玄関に到着。すっごい近い。学校が近かったなんて今まで一度も感じたことなかった。
 ここはカランは温泉じゃないから、上がり湯で髪を洗う。これが通なのに、皆知らないから、シャワー使ってる。通の洗い方はひ・み・つです。
 一通り洗い、待望の露天へ。
 さすがに幼少の頃からなじんだお湯だけあって、すっと体に入っていく。お湯がゆんらりとまとわりつく。露天から上田の夜景が見えれば最高なのに、お湯の良さだけに満足して(?)いるのか、あまり景観とか雰囲気作りに気を配っていないのが何とも残念でもあり、別所温泉らしくていいと思う。それでも十分おつりが来るほどお湯がいいが・・・。一つ残念なことが。
 車の中から耳に残っている唄がずーっと心で反芻していて、この唄を心で流しながら湯につかれたら最高なのに、露天にBGMがかかっているのです。前回来たときもかかっていた。これが興ざめな曲で。よく知っている曲だけど、音楽にあまり明るくないから曲名出ないけど、イトーヨーカドーの踊り場でかかっているような曲ですよ。それじゃどんな曲なら合うかな?といろいろ思いめぐらしたけど、究極はこの場に曲はいらない。かけ流し温泉なんだからお湯がそそがれ、流れ出る音があるから、これでいい。自然の空気感と漆黒の空があるからこれでいい。
 どうして余計なことしてしまうのだろう。言ってみようかな?誰に?誰だかわからないけど、何とかならないものですかね。