バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

読書のサイドコーチ

2008-10-02 12:06:51 | バネ
 国語が苦手という子は意外と、というか予想通りかなり多い。
 実力テストやると一目瞭然。優秀な成績なのに、国語だけが・・・。
 こんな子はどうしたらいいかって、よく言われるのは「本をもっと読むように」。
 子どもの頃から活字になじんでいない子に、本読みなさいと言ってもそう簡単にはいきません。学校では朝読書を取り入れてあの手この手で読む機会増やしているけど、有効活用できている子がどれだけいるのか。
 最初の一語から興味を引くような書物あるわけない。だからしばらくは我慢して読まなければならない。我慢の後に大きな収穫があることを体験している子は、最初の我慢すらワクワクしながら通り過ぎることができる。だから本読みの楽しさを知らない子には、収穫経験できるまで寄り添ってあげないといけないと思い、昨日はその導入授業を取り入れた。スポーツネタなら食いつきいいでしょう。少し解説入れて、深読みを助けた。今後もう少し長い文でトライしていきます。
 試合でベンチ入るとき。小学生への試合中のアドバイスは限られた時間なので、できるだけ短い言葉で端的に言うように心がけている。通常の練習は違うが、試合中は相手の弱点を指摘することが多い。刹那的だけど、これが即得点に結びつくから。中学、高校生くらいになると、そんなアドバイスは不要でしょ。もっと上のステージで戦っているのだから、相手の弱点せめて勝つような試合展開納得いかないだろうし、相手の穴くらい自分で気づくでしょう、と思っていた。しかし、意外とそうではなかった。小学生並みのフォローが必要なんだなと最近痛感しました。
 文章読むの苦手な人には、サイドコーチをつけないといけないのです。途中、読みを遮って解説をつけるのは無粋だけど、そうしてやらないと理解が浅いまま終わってしまう。こんなことまで解説する?って思うくらい、そう小学生のベンチはいる時みたいに、一人読みできるようになるまでしばらくジャンジャンアドバイスつけましょう。この場合イエローカードないしね。