よく記事にも登場する 子どもたちの学童クラブ。
その施設は、教会が基になっているもので、同じ敷地内に
教会はもちろん、幼児園や乳児園、親と暮らせない子たちが住む寮が存在しています。
ここでは年に一度、大規模なバザーが行われます。
先週の祝日がその日で、今年もたくさんの品物・食べ物、そして園のスタッフや
ボランティアのスタッフ、多くのお客さんで賑わいました。
うちの子たちも例に洩れず、お花は自分のお金から、友達と決めた額を持参しましたし、
葉っぱは、私が渡した500円を握り締めていました。
子どもながらにやりくりしながら、頭の中で計算し、楽しい使い方をしようと
頑張っているのです。 なんとも、可愛らしい。
でも、そこで、目に入ってしまったのです。
買い物を済ませた袋の中に、まだお会計をしていない商品を入れている子どもを。
話には聞いていたのです。混雑をいいことに、それを目的に来る人もいると。
でも、まさか 私の目の前で行われるなんて・・・ドキドキしました。
そこは屋外のテントで、文具を売っているところでした。
ペンは、1本数十円くらいだったでしょうか?
たぶん中学生だったと思います。
他にもノートを数冊持って、テントを出て、少し離れたところで友達と話していました。
私、どうしたらいいんだろう?
でも、みちゃった・・・
私が見ていたら、ノートは入れないに違いない・・・と思い、
視線が合うほど、その子を見ていました。
彼女は「なんだか知らない人がずっと見てる・・・」と言わんばかりに困った様子で、
もちろんノートを入れることはできません。
「あなた、ペンを入れたよね?」
「いいえ、入れてません」
「私はここで、大きな声では言わないよ。
でも、やっていい事と悪い事は、わかるよね?」
「はい」
「私に嘘をつくのはいいけれど、親に知れてもいいことをやっているよね?」
「・・・・・」
「やっていい事と悪い事は わかるよね?」
そのうちに、色白の女の子の頬は 真っ赤になっていきました。
たぶんこんな問答だったと思うのですが、その後彼女はお会計の方に行ったようでした。
でも、実際、それらのものの支払いをしたかどうか、そこまではわかりません。
そこまでチェックする気にはなれなかったのです。
私は「jasuminさん、偉いね!」って言って欲しいのではありません。
私も、相手が大人だったら、言えなかったかもしれませんしね。
でも、子どものことって大人が考えてあげなきゃいけないなって思っています。
「我が子のことをその親が・・・」ではなくて、です。
周りの大人が子どもたちのことを、です。
以前受けた読み聞かせの講習で、「自分と子どもとの間から絵本をとったら
ただのおばさんになっちゃった、では困ります」と聞いたことも、心に残っていました。
もう少し、違う方法・言い方があったかもしれないと思いますが
咄嗟のことで、これが精一杯だった私です。
もっと他の方法を思いつく方がいらしたら、どうぞ教えてください。
あなたなら・・・どうされましたか?
どんなことでも、絶対誰かが見ているよって、わかってくれたらいいのですが。
ベタな言い方ですが、もし誰も見ていなくても、あなた自身が見ているよと
気付いて欲しいと思います。
はぁ~・・・とため息をついてしまう出来事でしたが
嬉しいこともありました。
葉っぱが、最後に残ったなけなしの100円で、大きな水鉄砲を買いました。
お風呂で遊ぼうと大喜びだったのですが・・・
夕方水を入れてみても、壊れているようで使えません。
あらら・・・
これも、たかが100円、寄付したと思えば・・・とも考えたのですが
学童のスタッフの先生に電話してお伝えしてみました。
「たかが100円ですが、子どもが大事に搾り出して使った100円ですから」と。
すると、その夜、ピンポーン♪と、先生がやって来てくれたのです
私としては、そんな呼びつけるつもりじゃなかったのに・・・と赤面ものです。
でも、その辺もよくご理解くださった上で、葉っぱに100円を返金してくださいました。
「つかえない水てっぽうで ごめんなさい。
100円は、またいつか大事につかってください」
と書かれた メッセージ付きです。
すごくすごく感謝です。
お金の大事さを伝えたい母としては、この先生方の対応はとても嬉しいものでしたし、
子どもにとっても、周りの大人が自分の水鉄砲の買い物を軽んじなかったことは
嬉しい出来事だったのでないかと思います。
悲しい思いもしたバザーの一日でしたが、
それでも楽しいお買い物もたくさんできたし、嬉しい出来事で締めくくられ、
また来年が待ち遠しく感じられる一日になりました。
***バザーの獲得品、のちほど追加して載せてみます(笑)
その施設は、教会が基になっているもので、同じ敷地内に
教会はもちろん、幼児園や乳児園、親と暮らせない子たちが住む寮が存在しています。
ここでは年に一度、大規模なバザーが行われます。
先週の祝日がその日で、今年もたくさんの品物・食べ物、そして園のスタッフや
ボランティアのスタッフ、多くのお客さんで賑わいました。
うちの子たちも例に洩れず、お花は自分のお金から、友達と決めた額を持参しましたし、
葉っぱは、私が渡した500円を握り締めていました。
子どもながらにやりくりしながら、頭の中で計算し、楽しい使い方をしようと
頑張っているのです。 なんとも、可愛らしい。
でも、そこで、目に入ってしまったのです。
買い物を済ませた袋の中に、まだお会計をしていない商品を入れている子どもを。
話には聞いていたのです。混雑をいいことに、それを目的に来る人もいると。
でも、まさか 私の目の前で行われるなんて・・・ドキドキしました。
そこは屋外のテントで、文具を売っているところでした。
ペンは、1本数十円くらいだったでしょうか?
たぶん中学生だったと思います。
他にもノートを数冊持って、テントを出て、少し離れたところで友達と話していました。
私、どうしたらいいんだろう?
でも、みちゃった・・・
私が見ていたら、ノートは入れないに違いない・・・と思い、
視線が合うほど、その子を見ていました。
彼女は「なんだか知らない人がずっと見てる・・・」と言わんばかりに困った様子で、
もちろんノートを入れることはできません。
「あなた、ペンを入れたよね?」
「いいえ、入れてません」
「私はここで、大きな声では言わないよ。
でも、やっていい事と悪い事は、わかるよね?」
「はい」
「私に嘘をつくのはいいけれど、親に知れてもいいことをやっているよね?」
「・・・・・」
「やっていい事と悪い事は わかるよね?」
そのうちに、色白の女の子の頬は 真っ赤になっていきました。
たぶんこんな問答だったと思うのですが、その後彼女はお会計の方に行ったようでした。
でも、実際、それらのものの支払いをしたかどうか、そこまではわかりません。
そこまでチェックする気にはなれなかったのです。
私は「jasuminさん、偉いね!」って言って欲しいのではありません。
私も、相手が大人だったら、言えなかったかもしれませんしね。
でも、子どものことって大人が考えてあげなきゃいけないなって思っています。
「我が子のことをその親が・・・」ではなくて、です。
周りの大人が子どもたちのことを、です。
以前受けた読み聞かせの講習で、「自分と子どもとの間から絵本をとったら
ただのおばさんになっちゃった、では困ります」と聞いたことも、心に残っていました。
もう少し、違う方法・言い方があったかもしれないと思いますが
咄嗟のことで、これが精一杯だった私です。
もっと他の方法を思いつく方がいらしたら、どうぞ教えてください。
あなたなら・・・どうされましたか?
どんなことでも、絶対誰かが見ているよって、わかってくれたらいいのですが。
ベタな言い方ですが、もし誰も見ていなくても、あなた自身が見ているよと
気付いて欲しいと思います。
はぁ~・・・とため息をついてしまう出来事でしたが
嬉しいこともありました。
葉っぱが、最後に残ったなけなしの100円で、大きな水鉄砲を買いました。
お風呂で遊ぼうと大喜びだったのですが・・・
夕方水を入れてみても、壊れているようで使えません。
あらら・・・
これも、たかが100円、寄付したと思えば・・・とも考えたのですが
学童のスタッフの先生に電話してお伝えしてみました。
「たかが100円ですが、子どもが大事に搾り出して使った100円ですから」と。
すると、その夜、ピンポーン♪と、先生がやって来てくれたのです
私としては、そんな呼びつけるつもりじゃなかったのに・・・と赤面ものです。
でも、その辺もよくご理解くださった上で、葉っぱに100円を返金してくださいました。
「つかえない水てっぽうで ごめんなさい。
100円は、またいつか大事につかってください」
と書かれた メッセージ付きです。
すごくすごく感謝です。
お金の大事さを伝えたい母としては、この先生方の対応はとても嬉しいものでしたし、
子どもにとっても、周りの大人が自分の水鉄砲の買い物を軽んじなかったことは
嬉しい出来事だったのでないかと思います。
悲しい思いもしたバザーの一日でしたが、
それでも楽しいお買い物もたくさんできたし、嬉しい出来事で締めくくられ、
また来年が待ち遠しく感じられる一日になりました。
***バザーの獲得品、のちほど追加して載せてみます(笑)
うぅ~ん!って唸ってしまいました。
でも、見て見ぬ振りをしているそんな現場って、
以外とそこここにあるような気がして、肩凝りが増した、
そんな感じがします。
きっと、その子の親も似たようなことやってるんじゃないかしら?
とフトそんな思いもしました。哀しいことですね。
見ちゃったら…、勇気が要りますよね、声かけるの。
でも声がかけられたんですねjasuminさん。やっぱりえらい!!
本当にその子が、良いこと悪いことをじっくり考えて、
もう一度自分を見直して欲しいなぁ~。
学童の先生、嬉しいですね、有り難いですね!
バザーの情景が伝わって来ました。
それにしても「水鉄砲」治せなかったかしら?と悔しい思い…。
木製じゃなく、もちろんプラ製だったんでしょうね、今時のは。
残念だったね、葉っぱ君。
この「ひと言」をちゃんと言ってあげられる大人がどれほどいるでしょうか?
声を掛けた「心の底」には「愛情」が込められているんだよという想いが、女の子に伝わってくれたのだと信じたいバイアリーです。
>100円
いつもながら、学童クラブの理念の素晴らしさとそして、いつもそれを「実践」し、子供さん達を「ひとりの人格」として接しておられる先生様方に心から敬意を表するバイアリーです。
難しい場面でしたね。読みながらドキドキしてしまいました。私もきっと、アナがあくほど、その子を見つめ続け、最後には「おばさん、何みてんの?」と反対に怒られたりするかも、と思いました…
でも、小学生ならそっと近づいて、一緒にお金払いにいってあげようかと言えるかなあと思っています。中学生でも、女の子なら言えるかな?姪っこが中2なので。その子のことを思い出せば、たぶん…。けど男子で、自分よりもすでに背が高かったりしたら、それでも言えるかな…自信ないですね。
しかし、それぐらいの勇気しぼりださなければいけないですよね。見て見ぬふりされてるのを知ってるから、その子たちは、続けてしまうのですから。ちょっと読み聞かせのポイントと似てるかなと思ってしまいました。生身の人間が、声に出してこそ、伝わるものもあるってところが…。
そうなんです、葉っぱの水鉄砲はプラスティック製の
おそらく中古品なのです。
直そうと思えば・・・直ったのでしょうか?
あらら・・・その辺り不明です。。。スミマセン
それにしても、「そういう大人もいる」と話には聞いていましたが
まさか私の目の前で行われているなんて・・・驚きました。
ただ、私の場合、きっと子どもたちみんなのために・・・なんて
綺麗な正義感じゃないのだと思います・・・
私の子どもの周りに、そういう子がいて欲しくない。
そう考えた方が、強い母?として動けるのかな?
できれば遭遇したくなかったですけどね・・・
見ちゃったんですもん。「私、どうする?」って自問してました。
子どもたちが毎年楽しみにしているバザーなんです。
子どもたち皆がそういう目で見られるようになってはいやですし
楽しく過ごしたいですもんね。
どうもありがとうございます。
一緒にいた友達も同じようなことを(もっと堂々と)
していた口調だったのですが、私が声を掛けたとたん
ササーといなくなっちゃいました。
そんな友達なんですよねー。
あとで思うと、もっとこういうふうに言ってあげたほうが
よかったんじゃないか・・・とか、いろいろ考えます。
どうぞ、わかってくれていますように。
ただ、それができてしまう場所を提供していることにも
モンダイがあると思うんです。
もちろん、だからってやっても仕方ないってことにはなりませんが。
余計なお世話ですが、スタッフの方にもお話しようと思います。
葉っぱにお返しいただいた100円は、バザーで50円で買ってきた貯金箱に収められました(笑)
来年も楽しくバザーに出かけられますように!
読んでいて、なるほど~と思ってしまいました。
「見て見ぬふりされてるのを知ってるから」って。
ほんとに、その通りですよね。
大丈夫って思って、そうやって遊ぶ気満々できてるみたい。
誰かが見てるよって、わかってくれたらいいですけど。
私も、相手が大人では言えなかったでしょうし、
やはり大きな男の子なら「うっせーよ、オバサン」って
言われて終わりだったかもしれません。
きっと私も相手を観ていたんでしょうね・・・
rucaさんみたいに「一緒にお金払いに行ってあげる」って
言えたら、すごいです。あ~・・・そういう発想ができなかった・・・
私ってば、非を責めることばかり得意です(涙)
でも、なんだか、貴重な体験した気分です。
ちょっと哀しいですけどね。
もし私だったら…そのような場面に出くわした時に、
咄嗟に出てくる言葉は、なんだったろうか?
少なくとも、jasuminさんのようには言えなかったのでは、
と思ってしまいました。
>「私に嘘をつくのはいいけれど、親に知れてもいいことをやっているよね?」
そんなふうには言えなかっただろうな。
jasuminさん、さすがだと思いました。
感心しているだけではなく、私自身が、もっともっと勇気
ある行動をしなければいけない!!と、つくづく思いました。
「他人の子も自分の子と同じように怒れなくてはいけない」
ということも、先日聞いたばかりなのですが、私はそれが、
なかなかそれが出来ないでいた、ダメな大人なのですよ。
娘に対しては、偉そうにあれこれうるさく言ってるわりに、
自分はどうなのか?ってこともあらためて考えてしまいました。
色白の女の子、jasuminさんとの出会いをきっかけに、
もう2度と同じ間違いを繰り返さないでくれてると
信じたいです。
あの子、どうしたでしょうね?
そこまで責任持つべきだったかなぁ?って考えています。
私は、もともと優しくないのだと思うのですよ。
他人を非難するのは、天下一品ですけどね。(苦笑)
だから、本当に愛情がベースにあったのかどうか・・・
まだまだ自分自身、考えるところは多いです。
昨日施設の方に、この話をしました。
大人でもこれを目的にしている人がいるくらいですから
みなさん「どうしようもないんですよね~・・・」なのです。
でも、それじゃいけないって。
子どもにそういう場所を提供してしまっているってことを
もう一度考えてみて欲しいってことを伝えました。
完全に防げないにしても、「どーぞ」の場所はいけないですよね。
rucaさんがコメントくださったように、「大人が見て見ぬふり
している」って、子どもに思って欲しくないですもんね。
他人の子を叱ることができるって、それなりの信頼関係が
必要ですよね。
叱ることが目的じゃなくって、改善(?)や反省が目的な
はずだから。
私も難しいです。やはりベースは愛情なんでしょうね。