社会科見学の翌日の朝、テーブルの下に 葉っぱの名札を見つけた。
忘れそうな人は学校に置いて帰っていいと言われ、置いてきたから大丈夫と言ったくせに・・・
忘れてないって言ってたのに、なんだ、やっぱり忘れてたんじゃん。もうっ!!
朝の慌しさの中、ソファに寝転がっていた葉っぱを パシンッ!と叩いた私。きっとすごい形相
葉っぱは、じーーーーっと私を見上げる。
寝転んだ姿勢のまま 瞬きもせず 無言のまま じっと私を見ていた。
・・・ あ、しまった。 違うんだ。 ・・・
ごめん。 もしかしたら、昨日つけて帰ったの?
私がそう言った途端 葉っぱの大きな目から 涙がぐわっと溢れてきた。
ぼろぼろ ぼろぼろ 涙が流れ 葉っぱのかわいい口が 歪んだ。
いつもそうだったじゃない。 葉っぱは 弁解とか言い訳とかしない。
そうじゃないよって、誤解を解こうとはしないこと 私は知っていたはずなのに。
あの 私をじっと見上げた目が 「俺の言ったこと 信じてないの?」って訴えてた。
お母さんが間違ってたね。 ごめんね。
と謝ったものの、痛いものが心に残ったことには違いない。
その日、たまたま借りて帰った本が これだった。 なんて タイムリー。
『*』
字を習いたての1年生の男の子が 七夕様の願い事に、ひと文字ひと文字心をこめて書いた短冊。
本当に書きたかった言葉は 「おこられませんように」
怒られてばっかりのこの子も、「本当はこうなのに・・・」と思いながら 「どうせ言っても怒られるだけ・・」と
プイッと横を向いて 言い訳しない。
その元気のよさと 言い訳しないさまが 葉っぱとかぶってしかたがない。
怒らないで どころか、たまには誉めてほしいよなー って思ってるよね?
学校の読み聞かせに この本を選んだ人は 見つけた書店でぼろぼろ泣いてしまったって。
読み聞かせ後に 「こんな本をよんだよ」と 報告会をしてたら 内容を聞いてた母たちが 何人も目頭を
抑える羽目になってしまった。
いろんなお母さんに いろんな形の 「お・こ・だ・で・ま・せ・ん・よ・う・に」が 響いた瞬間。
忘れそうな人は学校に置いて帰っていいと言われ、置いてきたから大丈夫と言ったくせに・・・
忘れてないって言ってたのに、なんだ、やっぱり忘れてたんじゃん。もうっ!!
朝の慌しさの中、ソファに寝転がっていた葉っぱを パシンッ!と叩いた私。きっとすごい形相
葉っぱは、じーーーーっと私を見上げる。
寝転んだ姿勢のまま 瞬きもせず 無言のまま じっと私を見ていた。
・・・ あ、しまった。 違うんだ。 ・・・
ごめん。 もしかしたら、昨日つけて帰ったの?
私がそう言った途端 葉っぱの大きな目から 涙がぐわっと溢れてきた。
ぼろぼろ ぼろぼろ 涙が流れ 葉っぱのかわいい口が 歪んだ。
いつもそうだったじゃない。 葉っぱは 弁解とか言い訳とかしない。
そうじゃないよって、誤解を解こうとはしないこと 私は知っていたはずなのに。
あの 私をじっと見上げた目が 「俺の言ったこと 信じてないの?」って訴えてた。
お母さんが間違ってたね。 ごめんね。
と謝ったものの、痛いものが心に残ったことには違いない。
その日、たまたま借りて帰った本が これだった。 なんて タイムリー。
『*』
字を習いたての1年生の男の子が 七夕様の願い事に、ひと文字ひと文字心をこめて書いた短冊。
本当に書きたかった言葉は 「おこられませんように」
怒られてばっかりのこの子も、「本当はこうなのに・・・」と思いながら 「どうせ言っても怒られるだけ・・」と
プイッと横を向いて 言い訳しない。
その元気のよさと 言い訳しないさまが 葉っぱとかぶってしかたがない。
怒らないで どころか、たまには誉めてほしいよなー って思ってるよね?
学校の読み聞かせに この本を選んだ人は 見つけた書店でぼろぼろ泣いてしまったって。
読み聞かせ後に 「こんな本をよんだよ」と 報告会をしてたら 内容を聞いてた母たちが 何人も目頭を
抑える羽目になってしまった。
いろんなお母さんに いろんな形の 「お・こ・だ・で・ま・せ・ん・よ・う・に」が 響いた瞬間。