猫のアソビバ

2002年8月25日開設
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日本センチュリー交響楽団定期演奏会

2019-06-13 | 音楽

学生の研究のために
ドナーとなって下さる方の出資で
チケットを用意してもらえるという
日本センチュリー交響楽団の制度を
利用して行かせて頂きました。

人のあたたかみを感じられ
大変に感謝の気持ちが湧き起こり
とても素敵な制度をされているなとしみじみと感じ
帰宅してもまだ感動と感謝の念が薄れることがありません。


本日行われた演奏会のプログラム

リストにピアノ独奏がついていて
とても楽しみにして行きました
アンコールに弾いて下さったリストの「春」も
とっても素敵でした

実は、私は指揮者の行動が少し奇妙だと感じてもいました。
休憩時間に入った時に、近くの席の御夫婦が
「今回の指揮者は高所恐怖症のために指揮台にのぼれないらしい。
客席のほうを向くだけでも、舞台との高低差から恐怖を感じてしまうから
あんまりこっち向かないでしょ」と話されていました。
それを聞いてとても納得がいきました。

絶対に客席側を通ることなく第一バイオリンと第二バイオリンの間を通って
出入りしておられて、オーケストラのほうを向かない時間はなるべく避けたいみたいで
小走りにソデへ帰って行かれました。
演奏が終わった際にも すぐには振り返らず、指揮台の向こう側へ回って
指揮台をつかんでから頭を下げておられました。

「客席に落ちそうな気がして怖いんだな」ってわかりました。
実は私も高所恐怖があります。
外からは見えなくて内面にあるものは人からは気付かれにくいけど
そういった精神的な病があってもこうして自分の音楽を表現していかれる姿に
そして、観客を感動させる仕事をされていることに非常に感動し
励まされました。

本当に有難うございました。
コメント
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