昨夜はとうとう眠れなかったもので
まだ早朝だけど、思い出をつづってみようと思う。
何度も頭に浮かぶもの。
それは最後に見た彼女の・・・
なんともいえない
寂しい、生きたい、お別れ、の色がブレンドされた笑顔。
祭りを通して知り合った彼女は
秋祭りの開幕を目前にした今、逝ってしまった。
まだ40代の若さだった。
それは自分が数年前に「○○の疑い」としてつきつけられた
同じ病名でもあった。
「信じられない」
「嘘を言っているんでしょう?」
それが嘘ではないとわかりつつも
そんな言葉が何度も頭の中を行き交った。
朝方になり、やっと「早く死ぬ人は良い人が多い」って
世間でそんな風に言われるけど、
本当だなぁって実感している。
きっと、至らないところの多いアタシ達がいっぱいしなきゃならない
この世での修行が早く終わっちゃう為だ。
いつも太陽みたいに明るくてキラキラしてて
優しくて よく気が利いて
人を包み込むような温かさのある人だった。
その人柄は彼女のその目の温かさにいつも表れていた。
彼女は体を失ってしまうけれど
魂はずっと生きている。
現世にいる間、他の人達と結んだ絆も消えることはない。
死の間際の苦しみを早く忘れて解放され
神様のいらっしゃる澄んだ世界へ一日も早く到着出来るように
祈ります。
いつかアタシにお迎えが来た時に必ず逢えるから
あなたの生き方を見習って
それまで精一杯生きて行きます。