「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

石原伸晃自民党都連会長の無責任な”逃走”

2016-08-01 05:53:15 | 2012・1・1
東京都知事選は小池百合子候補が290万票を超す票を獲得、自民公明推薦の増田寛也候補や民進共産など野党統一候補の鳥越俊太郎氏をぶっちぎりで破り大勝した。小ブログは終始、小池氏の”度胸”(小泉純一郎元首相)としがらみのない都政実現への彼女の主張に期待して応援支持のエールを送ってきた。

都知事出馬にいち早く声をあげたのは小池氏であった。ところが彼女が属する自民党都連(会長石原伸晃経済再生担当相)は、最初から彼女を知事候補に推すことに反対だったようだ。石原会長は最初は、参院選が終わる14日まで結論を待てといいながら、結局、小池氏が提出していた都連への推薦願を辞退させた。そしてあげくの果ては、小池氏は”自分が一番えらいと思っている”と個人批判までし始めた。さらには、父親の慎太郎元知事まで動員し”大年増の厚化粧”と悪口まで言わさせた。

小ブログは自民党都連が国会議員、地方議員に郵送したという「党紀保持についてという文書をコメンテーターから入手して全文紹介した。その内容は都議選に推薦候補以外に投票すれば、除名処分が親族にまで及ぶといったものだ。また、追い打ちをかけるような”違反ではないが、適当とは思えない、自党推薦候補のビラをはチラシで配布したのをブログで紹介した。

産経新聞の1日付け首都圏版3面総合面に掲載された”自民都議蓮完敗 責任問題に”という記事を読むと、石原大臣は党が推薦した増田寛也氏の事務所で敗戦の弁を述べただけで、早々と”逃走”したとあった。これだけ党内を分裂までさせて騒がせ、敗北した責任は大きい。”敗軍の将兵を語らず”ではなくて、きちんと襟を正し辞任すべきである。