昨日、遠縁のかっての”青年”と10数年ぶりに再会した。180cm近い長身の
俳優にしてもよい男だったが驚いた。白髪の坊主刈り、口ひげをはやした格
闘技の悪役に変身していた。年を聞くと65歳、すっかり前期高齢者の仲間入
りしていた。高齢者も前期と後期とではこうも違うものかー。
老人会といっても最近は戦後生まれの人も入っている。先日「みんなで歌おう」
の集いに出て、昔の小学校(尋常)唱歌を思い切り歌ったが、あまりなじみの
ない歌が二つあった。「若葉」(作詞 松永みやお 作曲 平岡均之)と「野菊」
(作詞 石森延男 作曲 下総かん(白編に完)一)である。二つとも昭和17年
3月、国民学校初等科音楽教科書に収録された歌で、曲は聞いたことはあるが
歌ったことはない。厳密には小学校唱歌ではないのだ。昭和16年の学制改革で
「唱歌」という課目は「音楽」に変り、小学校唱歌はなくなった。
同じ老人といっても会社を定年退職したばかりの”老人”と戦争を実体験してい
る後期高齢者とでは身心ともにだいぶ違う。だから厚労省の役人は75歳で前期
と後期を線引きしたのであろう。車の「紅葉マーク」も同じ発想からだと思う。どう
せなら”紅葉バッジ”を後期高齢者にくれたらどうだろうかー。このバッジをつけて
いれば見かけは同じ老人でも”強制的”に電車の”優先席”を譲るとか、狭い道を
譲るとか、遠縁の65歳のかっての”青年”と会い、高齢者の”前期”と”後期”を
実感した。
俳優にしてもよい男だったが驚いた。白髪の坊主刈り、口ひげをはやした格
闘技の悪役に変身していた。年を聞くと65歳、すっかり前期高齢者の仲間入
りしていた。高齢者も前期と後期とではこうも違うものかー。
老人会といっても最近は戦後生まれの人も入っている。先日「みんなで歌おう」
の集いに出て、昔の小学校(尋常)唱歌を思い切り歌ったが、あまりなじみの
ない歌が二つあった。「若葉」(作詞 松永みやお 作曲 平岡均之)と「野菊」
(作詞 石森延男 作曲 下総かん(白編に完)一)である。二つとも昭和17年
3月、国民学校初等科音楽教科書に収録された歌で、曲は聞いたことはあるが
歌ったことはない。厳密には小学校唱歌ではないのだ。昭和16年の学制改革で
「唱歌」という課目は「音楽」に変り、小学校唱歌はなくなった。
同じ老人といっても会社を定年退職したばかりの”老人”と戦争を実体験してい
る後期高齢者とでは身心ともにだいぶ違う。だから厚労省の役人は75歳で前期
と後期を線引きしたのであろう。車の「紅葉マーク」も同じ発想からだと思う。どう
せなら”紅葉バッジ”を後期高齢者にくれたらどうだろうかー。このバッジをつけて
いれば見かけは同じ老人でも”強制的”に電車の”優先席”を譲るとか、狭い道を
譲るとか、遠縁の65歳のかっての”青年”と会い、高齢者の”前期”と”後期”を
実感した。