1今日から8月、昨日東北北部も遅い梅雨明け宣言も出て、梅雨のない北海道を除いて日本列島は本格的な夏に入った。テレビの週間天気図を見ると、真っ赤なお日様マークだらけ、猛暑日、熱帯夜、熱中症ご注意の警告,やれやれ、うんざりだ。
戦前、子供だった頃の東京の夏は。暑いといってもこんなに暑くなかった気がする。たまたま亡父の残した昭和16年(1941年)の日記にだけ7月、8月の気温(午後2時)が記載されてあった。78年前その年の12月8日、大東亜戦争が勃発している。亡父の記述によると、この年の夏は不順だったようだが、8月1日から15日までの半月間、30℃を超す夏日は5日だけ、35℃の猛暑日はない。熱帯夜という表現はなかったが、暑くて寝られない気温はなかった。
僕はこの夏、8月8日からド12日まで5泊6日、千葉県岩井海岸の民宿に姉たちと一緒に泊まり、海水浴しているが、11日の東京の気温は21.4℃、父の日記は”涼しいというより寒い”と書いており、事実、僕らは海に入れず砂浜遊びをしていた遠い想い出がある。
ここ数年、日本列島の暑さはことさら厳しく感じる。とくに昨年の暑さは異常だった。各地の観測所で40℃を超す気温を観測、一挙に記録を塗り替えた。今年は梅雨明けが遅かった分だけ、猛暑日が少なくて済むだろうか。昔は夏バテしないと豪語していたが、やはり加齢には勝てない。熱中症に負けないよう、せいぜい、こまめに”水分”を取ることにしよう。
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