「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

認知症の予防 定期診断で早期発見を

2018-12-27 05:34:20 | 2012・1・1

年末に調べることがあって、手元にあった70年前の亡父が残した昭和23年の「常用日記」(七星社版40円)を見たら末尾に年齢早見表が載っていたが、時代を思わせる。安政6年巳未歳生まれ90歳までしか掲載がない。人生50歳時代、しかも紙のない時代である。90歳以上は載せる意味がなかったのだろう。

産経新聞(首都圏版)の5面総合面に小さく「認知症対策で閣僚会議」という記事が2段扱いで載っていた。2025年には65歳以上の高齢者の5人に一人700万人が認知症にかかる(厚労省推定)という事態にそなえ、安倍総理の言葉を借りれば”認知症の対応は喫緊の課題であり、政府一丸となって、来年5月までに対応策大綱をまとめることになった。

7年先とはいえ、日本の老人5人に一人が認知症とは、想像しただけでぞっとする。ボケ社会である。その兆候がすでに現れてきている。僕の周辺でも僕よりまだ若い70歳代で、認知症にかかり、老人施設に入っている人が出始めてきた。僕は75歳の時、ボケ防止に、このブログを書き始めたが、幸い、今のところ症状は見られない。

厚労省の認知症予防のHPを見ると、予防の第一は早期発見とある。しかし、ガンなどと違って痛みがなく、なかなか認知症だけで通院することはない。東京では75歳以上の後期高齢者は年に一回無料で採血、レントゲン、心電図など受診できる。この制度を利用して、認知症予防テストも行えば、早期発見につながるのではないだろうか。百歳時代といっても認知症では意味がない。

 


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